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「橋」を使ってリアルな鉄道シーンをお手軽再現してみよう!Nゲージの上路式トラス鉄橋で楽しむ方法とは!?

2022.11.09

text & photo:根本貫史(RMM)

 山間部の橋梁で多く見られる上路式トラス橋梁(鉄橋)。昨年(2021年)、日本型Nゲージシステム線路の製品としては初めて、TOMIXのファイントラックシリーズから登場しました。完成品ながら、多彩かつ繊細なディテールパーツが付属しているので、手軽に迫力のある上路式トラス橋梁が再現できます。今回はこの鉄橋製品の魅力のほか、一手間加えた楽しみ方をご紹介します。

↓詳しい上路式トラス鉄橋の写真はこちら!↓

■製品の基本仕様

 多彩な付属パーツと完成状態の細密感から、 一見複雑な製品仕様なのではと思ってしまいますが、本体となる鉄橋自体は完成状態となっているので、橋脚をセットするだけで付属パーツなしでも十分に楽しむことができます。橋脚はおなじみ「れんが橋脚」と、複線コンクリートのそれぞれ高さ10mmが各2脚付属し、別売の橋脚の追加で高さを自在に変えることが可能です。

■デッキガーダー橋との相性抜群!

 実例を見ても上路式とデッキガーダーとの組合せは多く、河川の両岸となる堤防敷部分はデッキガーダー橋が用いられることが多いようです。本製品においても、デッキガーダー橋との相性は抜群で、接続部専用の「橋梁受けトラス」 パーツが付属することからも、デッキガーダー橋との併用を推奨していると言えます。もちろん、上路式のみで構成しても問題ありません。

■付属ディテールパーツの取付

 本製品には手スリや通路、風速計といったディテールパーツが付属しています。それらを適宜取り付けることで、よりリアルかつ細密感のある姿に仕立てることができます。部品構成もさほど複雑なものではないので、プラキット工作経験者であれば簡単に扱えることでしょう。
 各パーツは汎用性が高いものが多く、余剰が発生した際は、他の橋梁や高架線などにも 転用が利くので、捨てずにストックしておくと 後々重宝すること請け合いです。

■地形の追加で橋梁区間を明確化!「ビューポイント」を作る!

 フロアーレイアウトの場合、橋梁区間の前後 は高架線となる場合がほとんどです。その境 界部に情景付きの地形を追加することで、橋梁区間が明確化され、その場の地形や情景がより想像しやすくなります。単調になりやすいフロアーレイアウトに、明確な「ビューポイント」を 設けることで、より一層迫力のある橋梁の情景を楽しむことができます。

↓詳しい「ビューポイント」の作り方はこちら!↓

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