【キ1567】 魅力は無動力車ながら、昭和時代の厳つく質実剛健で威風堂々したフォルムと黒光りのボディに黄色のラインの入ったシンプルなカラーリング。僕は幼少期、本車輛がこの黒い巨体で豪雪と戦っていた姿に魅了されたものです。履歴は元々は単線用除雪車のキ100系であり、1950年に飯野重工業舞鶴造船所にてキ243として産声を上げて、砂川駅などに配備され、1969年に旭川工場にて複線用のキ1567(キ550系)に改造されました。改造後は苫小牧客貨区や追分駅などを拠点に活躍し、1983年11月に勇退。余談ながら、国鉄時代に函館市の有川埠頭(現在のJR貨物の函館貨物駅)に1両、車番は不明だがこのキ550系が留置されていたのを今なお覚えています。 P:熊谷孝志
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