text:RM photo:大井川鐵道提供
既報の通り、大井川鐵道では蒸気機関車の新たな仲間として、兵庫県加東市の播磨中央公園で展示されていたC56 135を譲り受けました。
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◆大井川鐵道に新たな仲間! C56 135が兵庫県から搬入
その輸送は大型トレーラー3台分におよぶ大規模なもの。その搬出・搬入の模様について、同社から画像の提供をいただけましたので、「ドキュメント〇〇時間」風にお送りしましょう!
◎2022年2月10日
●8:53
兵庫県加東市・播磨中央公園にて。これまでブルーシートでカバーされてきたC56 135から、シートが外されていきます。
●9:57
大型クレーン車が2台登場! 足元の地面には既に安定用の鉄板が敷き詰められています。
●10:09
前方から、トレーラーがバックで進入してきました。さあ、どこから運ぶのでしょう…?
●10:47
テンダーからの吊り上げになりました!
トレーラーの荷台に据え付けられたレール上に下ろされています。
●11:15
テンダー搭載のトレーラーが一旦退場。この135号機、テンダー取付のテールライトが埋め込みとなっているのですね。
●11:34
2台目のトレーラー登場! 次に運ぶのは当然…。
●12:00
エンジン部の上回りが、下回りと分離されてトレーラーへ…。
無事に下ろされます。
●14:36
そして3台目のトレーラーにエンジン部の下廻りを…。
●14:42
下廻りは、テンダーと同じく荷台上の線路に載せられた上で、輪止めを溶接して固定しているようです。
●15:01
お役目を終えたクレーン車退場。
主の居なくなった展示線路。兵庫県の皆さん、長年お世話になりました…。
●16:08
トレーラー3台が連なって、公園を出発して行きました。道中お気をつけて~。
■ ■ ■
◎2022年2月12日
●9:01
そして2日後。場所は大井川鐵道・新金谷構外側線。待機していたトレーラー荷台には、既にシートを外されたテンダーが。
●9:16
さっそく大型クレーン車2丁掛けで荷下ろし開始!
●9:54
早い早い…! 1時間足らずでエンジン部下回りまで着地!
●10:23
上回りを下す場所へ、人力で下回りを移動させているようです…!
●10:39
無事に正しい位置に載ったかな…?
●11:03
入換用の軌陸仕様のウニモグにて位置を調整。
同一線路上で、なぜか向きが互い違いになったエンジン部とテンダー。これにて輸送大作戦は無事完了!
■
同社では、今後このC56 135の状態を精査の上で、可能と判断すれば動態復活へ向けて作業に入るとのこと。ただし、困難と判断した場合は既存機関車の部品供給に使用する場合があるそうです。今後の動向にも注目していきたいですね!