1963年4月から1965年9月にかけて製造された11400系の増結用Tcで12輌が在籍していた。自車用のMGとCPを搭載、しして10100系ビスタカーとの連結用(相手方はモ10300)にジャンパ栓を装備している。1969年5月にはMc-Mc’15ユニットに対し不足していた3輌の増結用Tcク11520(車体は12200系に類似)が増備された。この写真は Tc+Tc+Mc-Mc’+Mc-Mc’ の6輌編成となっている。1980年7月から1982年7月に3輌固定編成化・車体更新改造を受け前面行先表示器の取付と連結面側乗降扉の撤去・客室化が行われた。その後老朽化のため後継22000系にその任を譲り1997年3月に廃形式となった。 ’77.8 近畿日本鉄道山田線 松阪 P:楢井勝行