タキ1500形はガソリンを除く石油類輸送用に製造されたタンク車で、製造初年が1947年と古いことからストレートのタンクをもつ。JR化後も少数が生き残ったものの、老朽化と容量の大きい異径胴タンク車の増備に押し出されて2002年に形式消滅した。写真は日本石油輸送所有の燃31専用タキ15551で、沼垂駅常備ながらタキ35000形に挟まれて蘇我─東武鉄道・北館林荷扱い所間に運用されていたときのもの。本形式の最末期の姿で、タンク体の塗装劣化が目立つ。 ’00.10.30 総武本線 市川 P:小西和之