’74年から登場の103系電車の制御付随車クハ103形。山手・京浜東北・根岸線の首都圏通勤線区のATC化計画に伴い、車輌側の機器搭載対応としてマイナーチェンジを実施。高運転台構造となり、その分面長な印象を和らげるべく窓下にステンレスの飾り帯を設置。写真の-751は、78年度本予算により、’79年川重製。新製は山手線の品川区。このタイプは、77年以降に製造された車両輌で前端の雨樋形状が大型となったタイプ。また、車内のスタンションポール、網棚受け等がSUS無塗装化された。首都圏を代表する顔的な存在であった。同車は’85年、205系投入と埼京線用として川越区に転属。うぐいす色を纏って活躍するも、’91年同線205系化で豊田区に、オレンジバーミリオンを纏って青梅・五日市線で活躍。’02年01月廃車。 ’88.5.29 山手(埼京)線 池袋 P:梶村昭仁