小田急電鉄は、2022年3月11日をもって、特急ロマンスカー・VSE(50000形)の通常ダイヤでの定期運行を終了すると発表した。
(プレスリリースより)
同車は箱根観光専用特急として2005年3月に就役し、シルキーホワイトの洗練された外観や、“Vault”に形容される広々した室内と、展望席や大型窓からのダイナミックな風景などに多くの支持を集めていた。約17年にわたり2編成で延べ600万キロ超を走行し、この間に約2,000万人の乗車実績を残したが、車両の経年劣化や主要機器の更新が困難になる見込みであることから、3月12日のダイヤ変更にあわせ定期運行を終了、その後は臨時ダイヤによるイベント列車などでの運行を継続した後、2023年秋頃に引退する予定となる。
◎定期運行終了について
■終了日:2022年3月11日(金)
※定期運行終了後は、イベント列車として運行予定。
■対象列車:50001×10、50002×10 全2編成
■終了理由:車両の経年劣化や主要機器の更新が困難になる見込みであるため。
同社では、長くお客さまからご愛顧いただいたことへの感謝の気持ちを伝える企画「ありがとうVSE!~Special Thanks & Forever~」をスタートさせる。2022年1月29日から、記念装飾を車体へ掲出するほか、同日から新宿駅など4駅にて「小田急ロマンスカー・VSE(50000形)定期運行終了記念乗車券」を販売する。
◎記念装飾の掲出
(プレスリリースより)
■掲出期間:2022年1月29日(土)からラストランまで
※50001編成、50002編成に順次実施する。
■掲出場所:2編成の両先頭部と、3・8号車車体側面(両側)
■内容:約17年間ご愛顧いただいたお客さまへの感謝を込めたデザイン
車体側面に掲出する記念装飾(プレスリリースより)