試作B編成を改造した電気試験車T1編成の老朽置換え用として1974年に新製された7両編成の「電気軌道総合試験車」である。1~4、6~7号車が922系(-11~-16:電気試験車)、5号車が921系(-11:軌道試験車)であり、5号車のみが全長17.5m、3台車方式となっていた。国鉄分割後はJR東海に継承されて、JR西日本のT3編成と共に使用されたが、700系ベースのT4編成の就役により2001年廃車解体された。写真は、1、2号車と6、7号車(日立製作所製)の間に3~5号車(東急車輛製)を挟み込んで編成組成後に留置線に引き上げた、新製直後の1号車側からの写真である。 ’74.10 東海道新幹線 大井支所 P:長谷川武利