都営10系試作車は1971(昭和46)年に誕生し、新宿線の開通前だったために三田線に登場した、当初は黄色の帯を巻き、冷房付きでATOを搭載していた、一般の人にとっては車庫にある謎の車輌だったが、’78年に新宿線が開通し、量産化改造され、1次車を組み込み6輌編成で活躍を開始した。その後8連化や冷房化が行われたが、新宿線の信号装置リニューアルに伴い、2005年に10-300に後を譲り引退した。 ’04.10 大島 P:深山剛志