国鉄から払い下げを受けた木製除雪車キ1形を夕張鉄道が鋼体化したもので、鋼体化にあたってハーフトラックのように後部を無蓋化してしまったのが最大の特徴。車輌竣功図表によれば種車は苗穂工場1926(大正15)年の製造。自重19.5t、最大寸法(長×幅×高)=11252×2383×3600mm。夕張鉄道廃止後、同じ北炭系の真谷地専用鉄道に転じたが、ほとんど活躍の機会もないまま同線も廃止。在籍期間が短かっただけに、北炭の社紋を付けた真谷地時代の写真は貴重である。’84.9 真谷地 P:滝沢信久