北陸本線の青海は電気化学工業の専用線で知られるが、かつてはデンカと逆の糸魚川方に分岐する日本石灰石開発の専用線も存在していた。延長5kmと規模も大きく、2輌の日立製35tBB機が青海駅と田海(とうみ)鉱山の間を行き来していたが、終点の構内入換用として使用されていたのが本機である。1957(昭和32)年三菱製のジャック軸駆動式のC型機で、自重は何と35t.。軸重12t近い、専用線としては異例の重量級DLであった。’80.7.18 田海鉱山 P:名取紀之