ワム49000、49100、49200という3形式は1形式1輌の先進的試作車(昭和35年、汽車会社製造)。3形式共に異なる方法で屋根の開閉を可能としており、ワムとトムの両方の機能を持たせた意欲的な貨車となった。写真の49200は屋根スライド式で、ドイツで実用化されていた技術の応用であった。残念ながら3形式は新製コストが嵩み、また複雑な構造も災いして試作に留まり、ワム49000が昭和47年度、その他の2形式が昭和51年度に廃車となった。’68年 国府津 P:笹本健次