テ600形は、生石灰など水に濡れると発熱・発火の恐れのある貨物を運ぶ鉄製有蓋車の一形式で、テ1形、10形、900形と共に明治末期の生まれ。1965(昭和40)年3月現在18輌が辛うじて残存していた。写真は窓をあけられるなど事業用車代用として生き残った姿と思われるが、形式写真は極めて珍しい。’65年 早岐 P:笹本健次