JR北海道は、2015年に被災し現在もバス代行輸送を行っている日高本線(鵡川~様似間)について、2020年10月27日に国土交通大臣に鉄道事業廃止の届出を行った。
その後、同年12月8日に北海道運輸局による関係者への「公衆の利便の確保に関する意見の聴取」が行われ、2020年12月28日に、国土交通大臣から廃止の日を2021年4月1日に繰り上げたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないと認める旨の通知を受領した。
そのため2021年1月5日、鉄道事業法第28条の2第5項に基づき、JR北海道より国土交通大臣に日高線(鵡川~様似間)の廃止日を当初予定していた2021年11月1日から同年4月1日に繰り上げる届出がなされた。
■廃止区間の現在の様子
▲日高本線は沿岸部を走る区間が多く、複数の区間で道床ごと路盤が流出するなど大きな被害が発生した。
’20.8.29 日高本線 大狩部 P:寺尾武士
全部を読む