289系クロ先頭の下り「こうのとり」を朝の光線で2016.5.5中司純一(兵庫県)【ガイド】2015年秋から活躍を始めた福知山電車区の289系だが、2016年3月のダイヤ改正で運用に変化が生じ、終日「こうのとり」の運用に就く仕業は、基本的に289系に、山陰本線の「きのさき」「はしだて」系は287系に統一され、福知山線では両者を跨ぐ仕業にのみ287系が充当されることになっている。これにより、ダイヤ改正前は、289系非貫通型クロを先頭とした3001M・3003Mが、福知山線内で良好な光線で撮影出来たところ、3003Mの287系化に伴い、朝の光線で撮れるクロ先頭は、3001Mだけになってしまった。3001Mが良好な光線で撮影出来る箇所は、谷川以北に点在しているが、紹介する箇所は、列車が谷川を出て最初のポイント。従前から上り列車の撮影地として有名な「玉巻踏切」南側である。このアングルは、下り列車がほぼ真北を向く築堤を狙うため、陽の長い季節でも光線は列車サイド寄だが、非貫通型なら列車正面に陽が廻る。なお、光線はあまり良くないが、3005・3007・3009Mと、289系クロ先頭の下り列車が昼過ぎまで続行する。「玉巻踏切」は、第四種踏切で、警報機もないので、列車の接近には十分注意が必要である。【レンズ】300mm【アクセス】谷川前(西側)の道路を柏原方へ進むと、福知山線と加古川線の分岐点に踏切があるので、それを渡って県道86号を東進。すぐに左の小道にそれ、川沿いに2~3分歩けば、左手に「玉巻踏切」が見える。駅から徒歩約10分。車なら、柏原駅南の「下小倉」交差点から県道86同線を西へ約10分。【国土地理院1/25,000地形図】谷川【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。