平成時代は、従来から存在した鉄道の楽しみ方に「○○鉄」という言葉でカテゴライズ、顕在化した時代であった。また一方で新しい楽しみ方を提案、同好者の圧倒的支持を得て、急速に広まったカテゴリーもある。マイナーと思われていたナローゲージの楽しみ方を広めた名取紀之さん(OFFICE NATORI)、廃線となり消えた線路跡の愛で方を広めた大野雅弘さん(元JTBパブリシング)。名編集者2名による他の追随を許さない企画力と細部へのこだわり。だからこそ同好者の好奇心を惹きつけてやまず、鉄道趣味の大きな勢力へと牽引されたものである。講座を通じて新たな鉄道の楽しみを発見するヒントが得られるだろう。
■開催日時・内容
①2019年7月26日(金)
講師:名取紀之
(聞き手:田中比呂之=元新潮社『日本鉄道旅行地図帳』シリーズ編集者)
内容:『トワイライトゾ~ン・マニュアル』『RMライブラリー』『「SL甲組」の肖像』『模「景」を歩く』などなどタイトルも内容も看過できないものばかり。読者を掴んで離さないこれらの企画の源泉についてじっくり話を伺う。
②2019年8月30日(金)
講師:大野雅弘・名取紀之
(司会:田中比呂之)
内容;存在するものだけでは飽き足らない、「なくなったもの」も楽しみたいファンをすくい上げ、廃線跡というジャンルを打ち立てた『鉄道廃線跡を歩く』シリーズの生みの親・大野雅弘氏。鉄道趣味を大きく広げた2人の対談。
■開講時刻
(各回):19:00~20:30(教室開場は30分前)
■会場
東京都新宿区矢来町109 ローズビル3F
新潮講座神楽坂教室
■受講料
二回一括申込の場合:5,940円(税込2,970円×2回相当)
一回ごと個別申込の方:3,240円/回(税込)
■申込先
Tel.03-3266-5776
(受付時間:平日10:00~18:00)
URL:新潮講座ホームページ(https://kohza.shinchosha.co.jp)
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