車両ステーションでのリニューアルポイントは以下の5点である。
(1)車両ステーションパノラマシアター
鉄道博物館が所蔵する記録フィルムや展示車両に縁のある映像などを、車両ステーション上部壁面2ヶ所に投影するもの。
(2)200系 雪に挑むARスコープ
車両ステーションに展示されている200系先頭車(222-35)と向き合う格好で設置された2台のAR(拡張現実)装置「新幹線スコープ」を覗くと、目の前の222-35がそこから飛び出して雪の舞う新幹線区間を走行しているかのようなバーチャル映像(CG)を見ることができる。
(3)ハニフプロジェクションマッピング
ハニフ1(元甲武鉄道デ963、1904年製)の車体側面にプロジェクションマッピングで乗務員や乗客、沿線の様子などを投影するもの。
(4)キハ車窓映像
キハ41307(称号改正後はキハ04 8、1934年製)が展示されている脇の壁面に車窓風景の映像を映すとともに走行音を流すことで、乗車体験しているかのような感覚が味わえる。なお、車窓風景はかつて同車も配置されていた小海線で撮影されたもので、走行音は同和鉱業片上鉄道の保存車で録音されたもの。
(5)車両解説グラフィック
車両ステーション1階の全展示車輌付近に「車両解説グラフィック」を設置したほか、一部の車輌では実車の見学・観察がより行いやすいように配慮された。
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ちなみに、5月の大型連休中(4月28日~5月7日)はすべて開館し、5月3~5日は開館時刻が9:30に繰り上げられるとのことである。
text & photo:RM
(取材協力:鉄道博物館)