東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道では、東武鉄道が2017年春に導入予定の新型特急車輌「500系」を、東武鉄道の起点である浅草から、野岩鉄道会津鬼怒川線を経由し、会津鉄道会津線会津田島まで乗り入れることを決定した。 新型特急車輌「500系」は、「さまざまな運行形態で運用可能な速達性と快適性を持った特急列車」を開発コンセプトとしており、途中駅での併結・分割により、乗客の目的地に合わせたシームレスな利用が可能となるが、その目的地の一つとして、福島県の会津エリアへの乗り入れを実施する。 東武鉄道では、1986年の野岩鉄道会津鬼怒川線開業に伴い、浅草~会津高原(現会津高原尾瀬口)間において、さらに1990年には、会津鉄道会津線会津田島までの直通運転を開始しており、新型特急車輌「500系」の乗り入れにより、首都圏から、川治温泉、湯西川温泉、塩原温泉といった日本有数の温泉地を有する野岩鉄道沿線や、裏磐梯や大内宿、鶴ヶ城など魅力ある観光スポットを有する会津エリアへのさらなる誘客を図り、ひいては交流人口増加による、栃木・福島エリアの活性化の一助となることを目指す。◆運行開始時期 2017年春(予定)◆直通運転区間 東武鉄道東武スカイツリーライン浅草駅~会津鉄道会津線会津田島駅 ※野岩鉄道会津鬼怒川線経由 190.7km◆乗り入れ車輌 東武鉄道 新型特急車輌「500系」●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●東武鉄道 ウェブサイト