鉄道博物館では、埼玉県教育委員会と連携して、県立工業高等学校が取り組む「鉄道をテーマにした学習」の発表の場として「第5回 工業高校生がつくる鉄道展」を開催する。 この鉄道展では、工業高校生が鉄道車輌の設計・製作のみならず、自ら車輌の運行まで携わり、実際に乗車できる体験展示や、活動報告のパネル展示も行う。 また、今年は川越工業高等学校が秋田県の由利高原鉄道で走らせる、単1アルカリ電池を動力源とする電車の運行を行う。■日時 2015年11月7日(土)、8日(日)(2日間) 10:30~15:30(12:30~13:30除く)■場所 てっぱくひろば ※11月7日、8日は「ミニはやぶさ」は運休となる。■主なイベント(1)5インチゲージのミニ列車の体験乗車を実施。・春日部工業高等学校 ミニ新幹線E5系・E6系タイプ、オリジナルディーゼル機関車・三郷工業技術高等学校 ミニ新幹線0系タイプ・越谷総合技術高等学校 ミニ新幹線E4系タイプ(2)単1アルカリ乾電池またはバッテリーを動力源とする手作り電車の体験乗車を実施。・川越工業高等学校 手作り電車(JRと同じ軌間1067㎜)(3)参加各校の活動報告のパネル展示■その他・鉄道博物館の入館料のみで見学、体験可能。・荒天の場合、体験乗車は中止し、場所を変更して展示のみ行う。・事情により、展示内容が変更となる場合がある。【各校展示・運転車輌の概要】●5インチゲージのミニ列車<春日部工業高等学校>①オリジナルディーゼル機関車 今回の鉄道展に合わせて新たに製作した、ディーゼル機関車を模したバッテリー駆動の機関車と木製客車。・長さ 8,600mm・定員 9名(乗務員1名、乗客8名)・特徴 機関車はDD51形を模したオリジナルタイプで重連仕様。客車はすべて木製ニス仕上げ。②ミニ新幹線 鉄のフレームにFRPのボディをのせたE5系〈はやぶさ〉と、E6系〈こまち〉タイプの電車。・長さ 15,200mm(E5系、E6系を連結した場合)・定員 16名(E5系、E6系を連結した場合、乗務員1名、乗客15名)・特徴 8輌全て繊維強化プラスチック製で、バッテリー、回生ブレーキ機能搭載。運転席を編成の後部に設置することで先頭に乗客が乗車可能。<三郷工業技術高等学校> ミニ新幹線 初代東海道新幹線0系タイプの電車。・長さ 5,900mm(3輌編成)・定員 7名(乗務員1名、乗客6名)・特徴 小半径(1.5m程度)のカーブも走行できる。車輪、線路、モーター以外は、コントローラも含めてすべて自作ハンドメイド。<越谷総合技術高等学校> ミニ新幹線 E4系(Max)タイプの電車。・長さ 7,120mm(4輌編成)・定員 8名(乗務員1名、乗客7名)・特徴 繊維強化プラスチックのボディ、バッテリー回生ブレーキ機能搭載。運転席を後部に設置することで、先頭に乗客が乗車可能。●単1アルカリ乾電池またはバッテリーを動力源とする手作り電車<川越工業高等学校> 狭軌サイズ(1067mmゲージ)の手作り電車。・モータ出力400w 2台、揺れ枕あり台車を使用。・動力はモーター・ギア・たわみ板・車輪と伝達される。・ブレーキは、機械式と電気式の併用。・定員6名(乗務員2名、乗客4名)・ボディーカラーはエボルタチャレンジ塗装。【エボルタチャレンジに挑戦!】 川越工業の手作り電車は、乾電池のパワーで世界最長距離鉄道走行(約20km)に挑戦する「エボルタチャレンジ」(11月3日、秋田県・由利高原鉄道で開催)にトライする。●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●鉄道博物館 ウェブサイト