製作会社は総合車両製作所(横浜工場)であり、すでに製造第1号となる編成を発注している。
形式名はA3000形とし、Active(活性化する)、Amuse(楽しませる)、Axis(軸)の3つの意味を込めている。なお、A3000形は制御電動車のA3001形と制御車のA3501形の2輌で編成を組む。
外観のカラーリングは、導入予定の12編成中7編成を「shizuoka rainbow trains~ひとつひとつ違う魅力をもち、集まるとさらに魅力的になる~」をデザインコンセプトにそれぞれ異なるものとし、残りの5編成は従来車である1000形同様の銀色ベースとなる。7色の構成は、それぞれのカラーイメージと「静岡が誇るいろんな1番」をモチーフとしている。それぞれのカラーイメージとモチーフは下記の通りである(【】内はモチーフ)。
・Passion Red…情熱的、活動的【久能山の石垣いちご(全国で初めて苺狩りを開始)】
・Pretty Pink…かわいい、ロマンティック【桜えび(国内で唯一水揚げされる名産品)】
・Brilliant Orange Yellow…暖かさ、幸福感【みかん(収穫量・出荷量がもっとも多い)】
・Fresh Green…新しさ、優しさ【わさび(栽培発祥の地)】
・Natural Green…安全、自然【お茶(生産量が最も多い)】
・Clear Blue…安心、誠実【富士山(日本一高く、湧水豊富な水の山)】
・Elegant Blue…上品、信頼【駿河湾(豊富な海の幸を生む深く青い恵みの海)】
A3000形は来春から8年をかけて導入されるが、創業100周年を迎える2019年度には7色の編成が揃う計画となっている。
●静鉄電車 新型車輌の制作開始について~制作会社、形式名、外観カラーリング決定~