秋田内陸縦貫鉄道では、運行スピードの遅さを逆に楽しむ“ゆっくり秋の里山号”の運転を、11月19日に「くまのたいら企画」と共催で実験的に実施する。
秋田内陸線は、角館―阿仁合間の約60kmを通常1時間25分程度で運行しているが、今回、上りで1時間50分、下りで2時間40分の所要時間で運行してみるという実験企画。通常は40km/h~80km/h程度で運行している列車を、5km/h(最徐行)~30km/h程度で運行する。
また実験列車では、実際に低速走行した場合の乗り心地、止まってしまいそうなくらいの速度での車窓風景の印象、時間がたっぷりある車内での過ごし方、折り返しの阿仁合駅でのミニミニフットパス、お弁当、栗やがっこなどの地域特産品の提供や内陸線クイズ等の車内イベントについて検証し、低速走行列車が旅行商品として成立するかどうかを見極める。
なお、この実験列車へ参加する乗車モニターを11月1日(木)~13日(火)17:00の期間に募集する。
■モニター募集について
○実施日時
2012(平成24)年11月19日(月)9:20~15:10
○行程
【行き】※所要1時間50分
9:20 秋田内陸線角館駅集合
9:40 角館発
途中、西明寺と笑内に停車。八津は列車交換待ち。それ以外の駅は通過
11:30 阿仁合着
<阿仁合散策>
ふるさと阿仁観光案内人の会のミニミニフットパスツアー。約20分
【帰り】※所要2時間40分
12:25 阿仁合発
途中、阿仁マタギに停車。比立内と上桧木内は列車交換待ち。それ以外の駅は通過
15:05 角館着
15:10 角館駅前解散
○募集人数
10名程度
○モニター料金
無料
※集合場所は内陸線角館駅を予定。角館駅までの移動経費は自己負担。角館駅―阿仁合駅
間の実験列車の往復乗車運賃、車内イベント、地域特産品試食、お弁当試食などに関する
費用は無料だが、運行列車内を含めて今回の企画における行動については、プロデュース
側の指示を遵守。また、実験列車に関する意見交換やアンケートの記入(事後も含む)等
がある。なお、車内での飲み物や下車駅での土産購入等については自己負担
○モニター応募方法
名前、性別、年齢、住所、連絡先を記載した上、下記まで応募。
なお、電話での問い合わせは対応するが、申込みはメール又はファックスにて。
先着順に受け付けした後、申込者へ詳細な日程等をメール又はファックスで送付。
〔問合せ先〕秋田内陸活性化本部 TEL:0186-82-2114
〔申込み先〕E-mail:satoyamagou@akita-nairiku.com FAX:0186-82-3505
○募集期間
2012(平成24)年11月1日(木)~13日(火)17:00まで
○その他
実験運行に関する取材のためマスコミ各社が同乗する。適宜、取材対応を依頼することも予想されるので、予めご了承を。
○プロデュース
くまのたいら企画 代表 大穂耕一郎
○共催
秋田内陸縦貫鉄道株式会社
○特別協賛
公益財団法人 東北活性化研究センター