HOYA株式会社PENTAXイメージング・システム事業部は、小型軽量サイズを実現した新システムのレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「PENTAX Q」を発売する。
「PENTAX Q」は、センサーサイズにあわせて新規開発した“Qマウント”を採用し、光学ファインダーやミラーボックス、焦点板、AFセンサーなども省略できる本体構造としたことで、外形・寸法は幅約98.0×高さ57.5×厚さ31.0mm(ホットシュー、操作部材除く)、質量は専用電池とSDカード込みで約200gと、レンズ交換が可能なデジタルカメラにおいて世界最小・最軽量を実現している。
撮像素子は裏面照射型の1/2.3型CMOSイメージセンサーを採用。有効画素数は約1240万画素で、ISO125~ISO6400までの幅広い感度設定が可能である。
最高1/2000秒までのシャッタースピードが選択可能で、最高約5コマ/秒で連続5コマ(JPEG撮影時)の高速連続撮影が可能。また露出モードは、プログラム露出、絞り優先、シャッター優先、マニュアル露出の各モードを備えている。
さらに独創的な9つの写真表現が選べる“スマートエフェクト”機能、思い通りのイメージを実現する11種類のカスタムイメージ・19種類のデジタルフィルターを搭載。またアスペクト比の変更も可能。
動画はH.264/MPEG-4 AVC形式、フルHD、30fpsで、“スマートエフェクト”などの豊富な画像処理機能を使用した動画撮影が可能なほか、カメラ内動画編集機能を採用している。
「PENTAX Q」はホワイトとブラックの本体色を用意し、35ミリ判換算値47mm相当のレンズ「PENTAX-01 STANDARD PRIME」が付いた「PENTAX Q レンズキット」、「PENTAX-01 STANDARD PRIME」と35ミリ判換算値約27.5mm~83.0mm相当のレンズ「PENTAX-02 STANDARD ZOOM」が付いた「PENTAX Q ダブルレンズキット」が発売される。
価格はオープン価格で、市場想定価格はレンズキットが70,000円前後、ダブルレンズキットが90,000円前後。
なお「PENTAX-01 STANDARD PRIME」は本体とのセット販売のみだが、「PENTAX-02 STANDARD ZOOM」は単品でも販売される(市場想定価格は20,000円前後)。このほか、35ミリ判換算17.5mm相当の「PENTAX-03 FISH-EYE」(市場想定価格10,000円)、同35mm相当でトイカメラで撮影したような柔らかな味わいの描写を楽しめる「PENTAX-04 TOY LENS WIDE」(市場想定価格6,000円)、同100mm相当の「PENTAX-05 TOY LENS TELEPHOTO」(市場想定価格6,000円)も用意される。