十和田観光電鉄では、2011(平成23)年5月10日までの予定で〈がんばろう東日本! 観桜号〉を運行している。
同電鉄では、毎年桜の開花時期に合わせて車内に桜装飾を行ない、電車の先頭に〈観桜号〉のヘッドマークを掲出して運行をしているが、今回は〈がんばろう東日本! 観桜号〉として被災された方々を応援するとともに、古くから日本人に愛されている「桜」を鑑賞してもらい、少しでも沿線地域の方や観光客、被災地域の方々に桜の生命力を感じてもらいたいとの思いから運行しているもの。
〈がんばろう東日本! 観桜号〉は定期列車で運行。特製のヘッドマークが3種類用意され、各列車によってヘッドマークが異なる。また、車内は桜の装飾がされており、運行期間中は普段十和田奥入瀬まるごとシャトルに乗務しているアテンダントが、日中の〈がんばろう東日本! 観桜号〉に乗務して乗客の案内を行なう(業務の都合により乗車しない場合がある)。
さらに、編成中車内の1箇所にダンボール製の桜の木を設置するとともに桜の花びら用の紙を備え付け、乗客にその紙で桜の花びらを作ってもらい、今回の東日本大震災の復興の願いを込めて桜の木に貼り付けて満開にするという企画も行なっている。