総合光学機器メーカーの株式会社タムロンは、70-300mm F/4-5.6望遠ズームレンズのカテゴリーにおいてクラス最高レベルの画質を実現し、超音波モーター「USD」と、手ブレ補正機構「VC」を搭載した、タムロン創業60周年記念モデル『SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) 』のニコン用を2010(平成22)年8月26日(木)より発売する。希望小売価格は60,000円(税込 63,000円)。
→タムロンとして初めて超音波モーター「USD」を搭載した、望遠ズームレンズ『SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) 』(ニコン用)。
本商品は、螢石に近い低分散性を有する高級硝材、XLD(Extra Low Dispersion) レンズを1枚採用し、LD(Low Dispersion-異常低分散)レンズを1枚使用。これにより軸上および倍率色収差を良好に補正し、シャープでコントラストの高いクラス最高レベルの描写性能を実現している。
さらに同社として初めて超音波モーター「USD(Ultrasonic Silent Drive)」を搭載。スピーディーで静かなAF駆動で、鉄道などの動きの速い被写体にも対応するとともに、手ブレ補正機構「VC」を搭載しているので、最大でシャッタースピード4段分の手ブレ補正効果を発揮する。
35mm判フルサイズ一眼レフカメラに装着すると、中望遠70mmから300mmの本格望遠域をカバーする望遠ズームレンズとして使え、APS-Cサイズ相当のデジタル一眼レフカメラでは109mmから465mm相当(※タムロンの35mm判換算値は1.55倍)の超望遠域までをも捉えるズームレンズとなる。
今回はニコン用が発売されるが、キヤノン用、ソニー用は順次発売予定となっている。また、ソニー用はソニー製デジタル一眼レフカメラがボディ内に手ブレ補正機能を搭載しているため、手ブレ補正機構「VC」は搭載されない。このため、ソニー用製品名はVC表記の無い『SP 70-300mm F/4-5.6 Di USD』となる。
なお同社では、この60周年記念モデル『SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) 』 から、商品名の視認性向上を目指して機種名の簡略化を実施する。従来の機種名に付けられていたAF〔オートフォーカス機種を示す〕、LD〔LD(異常低分散)ガラス使用機種を示す〕、Aspherical〔非球面レンズ使用機種を示す〕、[IF]〔インターナル・フォーカス採用機種を示す〕、MACRO〔1:4より最大撮影倍率が大きい機種を示す〕の表記を省略していく。
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