世田谷文学館では、故宮脇俊三氏の業績を回顧する初の展覧会「没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展」を7月12日(土)から9月15日(月・祝)まで開催する。
宮脇俊三氏(1926~2003)は、処女作『時刻表2万キロ』をはじめ『最長片道切符の旅』『時刻表昭和史』など、鉄道紀行文の第一人者。本展覧会では、ご長女の宮脇灯子氏監修のもと、代表作の執筆原稿のほか、総数100冊にのぼる取材ノート、挿図原稿として自ら描いた路線図・時刻表などの初公開資料を多数展示する。
概要は以下のとおり。
- 展覧会名
没後5年 宮脇俊三と鉄道紀行展 - 会期
2008年7月12日(土)~9月15日(月・祝) - 会場
世田谷文学館 2階展示室 - 休館日
毎週月曜日(ただし7月21日は開館、22日は休館) - 開館時間
10:00~18:00(入館は17:30まで) - 観覧料
一般500(400)円、高校・大学生300(240)円、小学・中学生200(160)円、65歳以上・障害者250(200)円
※()内は20名以上の団体料金
また、関連イベントも催される。
- 対談
酒井順子(エッセイスト)×原武史(日本政治思想史・明治学院大学教授)
「宮脇さんが教えてくれた汽車旅の愉しみ」
中学生の頃に宮脇俊三の著作に出会い鉄道に目覚めたという酒井順子さんと、鉄道にも造詣が深く、本年4月に刊行された『「最長片道切符の旅」取材ノート』において懇切な注と解説を手がけた原武史さんによる対談です。- 日時:7月19日(土) 14:00~15:30
- 会場:1階文学サロン
- 料金:1,000円(展覧会観覧料込み)
- 定員:150名(事前申込制)
- 日時:7月19日(土) 14:00~15:30
- ギャラリートーク
7月26日(土)、8月2日(土)
佐藤喜一(世田谷文学館友の会会員・鉄道エッセイスト)
8月16日(土)、9月6日(土)
小池滋(世田谷文学館友の会会員・鉄道史学会元会長)- 会場:2階展示室(1階文学サロン集合)
- 料金:無料(展覧会入場券が必要です)
- 会場:2階展示室(1階文学サロン集合)
- 夏休み子ども映画会
上映作品(1)「きかんしゃやえもん D51の大冒険」(1974年/日本)
上映作品(2)「きかんしゃトーマス 魔法の線路(劇場版)」(2000年/米)
子どもたちに親しまれる鉄道アニメを16ミリフィルムで上映します。
※対象:小・中学生(付き添いの大人も参加可)- 日時:8月9日(土) (1)12:00~13:00 (2)14:00~15:30
- 会場:1階文学サロン
- 料金:無料
- 定員:各回150名(当日先着順)
※完全入替制(各回15分前開場)
※当日11時より会場前にて両回の整理券を配布します
- 日時:8月9日(土) (1)12:00~13:00 (2)14:00~15:30
- 鉄道模型運転会
「玉電、世田谷文学館を走る!」
1969年に廃止されたものの、今なおファンの多い「玉電」のありし日の姿を再現した鉄道模型を展示します。当時の沿線風景を記録した写真・映像とともにお楽しみください。
※協力:T-Trak Network- 日時
8月23日(土) 14:00~17:00
8月24日(日) 11:00~17:00
8月30日(土) 11:00~17:00
8月31日(日) 11:00~16:00
※時間中随時見学可能 - 会場:2階講義室
- 料金:無料
- 日時
- 講演会
真島満秀(写真家)
「宮脇さんとの鉄道の旅について」
鉄道写真の第一人者で、宮脇俊三氏の取材にも度々同行した真島満秀氏による、自作写真上映を交えた講演会です。- 日時:9月13日(土) 14:00~15:30
- 会場:1階文学サロン
- 料金:1,000円(展覧会観覧料込み)
- 定員:150名(事前申込制)
- 日時:9月13日(土) 14:00~15:30
1と5のイベントは事前の申込が必要。各イベント開催日の2週間前(必着)までに、往復はがきにイベント名・住所・氏名(連名可)・電話番号を明記し、世田谷文学館「宮脇俊三イベント」係まで送付のこと。
申込者多数の場合は抽選となる。なお、残席がある場合は締切後も受け付ける。
※問い合わせ先:電話03-5374-9117