KD70/秩父鉄道5000系 (近畿車輛形式)

1968(昭和43)年の都営地下鉄6号線(現・三田線)開業時に就役した6000形電車の台車である。都営地下鉄の台車としては1号線(現・浅草線)用電車のKD38に続いて近畿車輌製だが、枕ばねはダイレクトマウントの空気ばねとなった。交通局形式はT-6を名乗る。
6000形は1999年までに三田線から引退したが、秩父鉄道、熊本電気鉄道、そして遠くインドネシアへも譲渡され、台車もそのまま使用されている。写真は秩父鉄道譲渡車(秩父鉄道5000系)のもの。
軸距:2200㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:円筒案内式 枕ばね:空気ばね(ダイレクトマウント)
写真:2006.1.28 武州荒木 高橋一嘉

写真:2005.8.14 白久-三峰口 山下修司
参考文献:『私鉄電車ガイドブック1』東京工業大学鉄道研究部(1978 誠文堂新光社)
2006.2.28作成
これまでに収録した秩父鉄道関連の台車
DT21 KD70(T-6)
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