専用線・客車

三菱金属鉱業明延鉱業所専用鉄道 片流れ屋根有蓋車(無番) (専用線・客車)

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「1円電車」として有名だった三菱金属鉱業・明延鉱業所専用鉄道(762mm軌間)の有蓋車(中央)。この線は両駅前後のわずかな区間を除けばほとんどがトンネルで、駅は両端の神子畑、明延だけ、両駅とも北に山を背負い南に開けた配置で客の乗降も荷物の積下ろしも南側だけで行なっていた。この使用条件から南側だけに扉をもち、屋根はなんと南に高く北に低い片流れで左右非対称という、前代未聞の有蓋車が存在した。バックの建物がかぶって屋根の形状が多少わかりにくいが、鉱車の台枠に民家の庭先にあるような木製の倉庫を乗せたような、いかにも鉱山鉄道らしい車輌である。 '70.10.25 三菱鉱業明延鉱山専用鉄道 神子畑 P:小西和之

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オヤ17 1 (専用線・客車)

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旧型車の下回りを利用し、軽量客車のボディを乗せたオシ17。1956(昭和31)年〜1961(昭和36)年の間に30輌が誕生し、各地の優等列車に連結され活躍したが、急行列車の特急格上げや食堂車の連結廃止などで余剰となり、1972(昭和47)年の急行「きたぐに」の北陸トンネル内での列車火災事故により、全面的に連結は廃止されてしまった。1974(昭和49)年、2輌が教習車オヤ17形に改造された。写真のオヤ17 1はマロネ29 101→マハ29 106→オシ17 2055→オヤ17 1という経歴。
’76.4.4 秋田 P:原 将人

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王滝営林署特別展望客車No.1 (専用線・客車)

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いわゆる木曾森林鉄道の「貴賓車」と言えば、上松運輸営林署のもの(現在も赤沢自然休養林で保存中)が有名だが、王滝営林署にもほぼ同形の特別展望客車No.1が存在した。片側オープンデッキのディメンションは共通だが、室内は上運のものが回転クロスシートなのに対し、こちらはモケット張りのロングシートであった。'76.9.2 大鹿 P:名取紀之

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