鉄道ホビダス

2008年7月11日アーカイブ

小田急電鉄 3100形(NSE)

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1963年登場の特急用車両、俗にNSE(ニュー・スーパー・ロマンスカー)と呼称された関東私鉄車輌の雄。'57年登場のSE車(3000形)の軽量・低重心・高速車輌のイメージに加え、当時、伊国鉄特急用車輌セッテベロ号で採用の運転台を屋根上に、客室を編成端一杯まで延長した「展望室」とし、後々の小田急ロマンスカーのデラックスイメージを特徴付けた端緒となる。'64年鉄道友の会からブルーリボン賞をSE車に続き受賞。車体・編成構成は8車体から11車体連接構造となり定員で約3割増と大幅な輸送力アップに貢献。折しも'60年完成の箱根ゴールデンコース完成による箱根観光客増大に対応。2編成が登場後、'67年までに7編成まで増備。箱根特急のオールNSE化されるまでに。好評理に運用されるも'77〜'78年に冷房装置容量アップ化、'83〜'88年に日本車輛にて車体更新を実施。前面愛称表示が小型電動幕化。'96年新特急車両登場以降廃車が始まり、'99年までに一般特急運用から離脱、'97年に開業70年記念イベント車輌改造編成(3161F)が'00年に引退、消滅。 '89.7.24 小田急小田原線 和泉多摩川─登戸 P:梶村昭仁

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