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2008年5月14日アーカイブ

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新幹線開業以前は新ビスタカーによる名阪ノンストップ特急の方が151系による国鉄特急電車よりも数分早く、サービスも優れていたので近鉄特急が優位だったが、新幹線の登場により、名阪ノンストップ特急は閑古鳥が鳴く有様となった。この状況を新しいサービスで打開しようと試みて昭和42年12月より登場したのが、スナックカー12000系である。2輌編成の一隅には都コーナーというスナックカウンターを設け、乗客の注文に応じ飛行機のように客席まで軽食等(ただし有料)を提供するというユニークなものであった。当初は在来の新ビスタカー10100系にまでスナックコーナーを設置すると言う意気込みで、大阪万博を控えて、12200系新スナックカーなども登場した。のちに人件費との兼ね合いもあり、スナックコーナーは一般座席に改造されてしまい、12000系は2000年に廃車となった。12000系で特筆すべきは前年に登場した18200系と同じく180kWのモーターを用いて上り33‰での均衡速度をMc-Tc編成で100km/h運転を実現したこと、内装では、従来の回転クロスシートのシートピッチでは不可能と言われたリクライニングシートを画期的なスライド式とすることで実現し、以後の近鉄特急車に引き続き採用された。ちなみにそれから6~7年後に国鉄は183形電車に簡易リクライニングシートなるものを装備したが、12000系に比べてかなり見劣りのするものであった。 '67.12 近鉄冨吉車庫(試乗会での撮影) P:永野晴樹

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