鉄道ホビダス

2007年5月15日アーカイブ

名古屋鉄道 モ750形 (758)

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初代名古屋鉄道のデセホ750形として、1928(昭和3)年〜29(昭和4)年に10輌製造された。当初は西部線の主力として活躍、名古屋市電乗り入れ用にポールを併設していたことや、一部は半室畳敷き化の上、高山線下呂まで乗り入れたこと等、エピソードも多い。1948(昭和23)年の西部線昇圧後は、各務原線、小牧線、広見線、瀬戸線等の600v線区に転じたのち、その間に廃車された1輌を除いて1966(昭和41)年〜1978(昭和53)年の間に順次、揖斐・谷汲線に転属した。内6輌は平成に入るまで活躍を続けたが、3輌が1998(平成10)年のモ780形増備時に、残る3両も2001(平成13)年の揖斐線(黒野─本揖斐間)、谷汲線の廃線時に引退した。長年に亘り運用されたため、台車・電動機換装、ワンマン化、一部車両の片運化(のち再び両運化)等、仕様変更は多岐に渡るが、車体の基本的な形態は変わることなく、70年余の間、尾張や美濃の山野を駆け続けた。写真のモ758は1928(昭和3)年製。揖斐・谷汲線には1973(昭和48)年の入線で、1998(平成10)年まで使用された。両運転台と車体付けの尾灯を最後まで堅持した車輌で、尾灯下の車体裾にスノープロウ固定用の台座を装備していたことが晩年の特徴。 ’98.3.29名古屋鉄道谷汲線 谷汲 P:古川泰典

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