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南海電鉄モハ1301形+クハ1831形+モハ1201形×2

南海モハ 1301+ クハ 1831 型 +1201 形× 2  萩原天神・北野田 8-65.jpg

もと木造の簡易鋼体化17m車モハ1301形+戦後の標準型15m車クハ1831形+戦前の標準型18m車モハ1201形×2と言う珍編成。南海電車は難解であると言われる最たる編成。先頭の簡易鋼体車はもと電4形と呼ばれた正面5枚窓の卵型木造車を戦前簡易鋼体化したものだが、同じ形態でもウェスチングハウス100馬力の電車は1031形、ジェネラルエレクトリック105馬力は1061形、そして後部のモハ1201形と同じ国産の100馬力モーターを装備しブリル27MCB 台車を履いていたがモハ1301形と称した。車長や形態は全く異なるが、制御回路を含めて性能は同一なのでこのような編成が高野線の三日市町までの近郊区間では日常的に用いられた。列車ごとに色々な編成が走るので、整列乗車などはとても考えられず、南海の乗客はマナーが悪いといわれても当然であった。2輌目の15m車も変遷は極めて複雑で、高野山直通用の回生制動の回路を装備したものはクハ1871 形などとなり、モハ1201型を除き昭和42年頃から昭和46年ごろまでに廃車となった。 ’65.8 南海高野線 萩原天神〜北野田 P:永野晴樹

2006年6月   

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