鉄道ホビダス

2006年1月27日アーカイブ

C62 16

C62 16.JPG

1948(昭和23)年、日立製作所製。D52 127のボイラーを使用。名古屋機関区配属時代には〈つばめ〉〈はと〉を、梅小路機関区配属時代には〈かもめ〉を牽引、華々しい活躍をした。'58年下関機関区に転じ、山陽本線をブルートレインをはじめとする優等列車を牽引し山陽路を疾駆。'64年、山陽本線電化を機に広島機関区に転属、翌'65年糸崎に転じる。あらたな活躍の場、呉線でも〈安芸〉〈音戸〉などを牽引、常磐線からやってきた軸重軽減されたC62に比べ空転が少ないと、東海道・山陽生え抜きの15、16、17、41は乗務員からも信頼された。'70年9月の呉線電化開業でもはや命運は尽きたかと思われたが、軸重軽減ののち僚機15とともに津軽海峡を渡ってはるばる小樽築港機関区に転属。今度は風雪の峠に重連で挑むことになる。山陽型のC62は砂撒き管がボイラーケーシングの外に出ているのが特徴で、そのスタイルのまま耐寒装備が施された。小樽築港機関区配属に際し、同機入れ替わりに廃車となる32号機のテンダーを譲りうけている。急行〈ニセコ〉のDL化により、'71年11月、廃車、その花の生涯を閉じた。 '70.1.2 広島 P:笹本健次

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