鉄道ホビダス

名残りのメッセージ

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スタイリッシュな彼女のサイドボディはいつも煤で汚れていた。ポケットティッシュで少し拭いてあげたが、よけいに醜くなくなった。明り採りのガラスに最後のメッセージを残した。私の右ひとさし指は真っ黒だった。1週間後、彼女は定期運用から外れた。 '78.6 姫路 P:野々村康久