2006年01月05日
新金谷の正月 (大井川鐵道)
国鉄蒸機全廃後の4か月後に、C11 227によるわが国の本格的な蒸機復活運転を始めた大井川鐵道。「手の届かない遠くへ行ってしまった彼女に再び会う事が出来る」という計り知れない感動は涌き上がったものの、何かしっくり来ない。そう、彼女の走る線路の上には架線が張ってあるのだ。「架線の下は電機が走るもの」という身体に染み付いた感覚はそう簡単には拭い切れない。重い腰が上がるまで5年もかかってしまった。標津線中標津駅で見かけてから6年半振りの彼女は、以前と同じように元気だった。「やはり、蒸機は火が入ってこそ蒸機だ!」今までの躊躇いも吹っ切れた。大井川鐵'道に足繁く通うようになったのはそれからだ。85年正月、重連運転があるという情報を貰い、車を持っている友人を説得し、彼女に会いに行った。タイから奇跡的に戻ったC56 44と共に、日章旗としめ飾りでおめかしした彼女は、ひときわ輝いて見えた。 '85.1.2 新金谷 P:矢野登志樹
投稿者 Yamashita : 2006年01月05日 10:03


