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デ5010形が4連でかけ下っていた頃の面影が残る八ヶ山の築堤。休日はたった2本だけのバスがやってきた。

 万葉線で除雪機械として活躍してきた古豪デ5022がついに引退するとのことで注目を集めていますが、そのデ5022ゆかりの、富山地鉄射水線跡のバス専用道も3月一杯で役目を終える事になりました。この専用道は1980(昭和55)年に射水線が廃止、バス転換されるにあたり、朝ラッシュ時の定時運行を確保するため、八ヶ山駅の北側から国鉄北陸本線・高山本線を越えて富山北口駅付近までの線路敷2.3kmをバス専用道に転換したものです。射水線時代の面影を色濃く残していた国鉄線跨線橋は、車窓から確認できたこともあって知られた存在でしたが、北陸新幹線の建設工事に伴ってこの跨線橋を含む南側の区間(下図の緑色点線の区間)は2007年に使用が中止され、北側の区間のみが残されています。
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この専用道経由のバスは朝方の富山市街方向のみの運行。専用道への分岐点である住吉内山邸口バス停へは富山駅前から四方行(90番)のバスで10分ほど(このバスは上の図の石坂新を経由する)。ちなみに富山駅前から新港東口行(14番)のバスは新富山から呉羽山の西側を廻ってしまうので、住吉内山邸口は通りません。
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2010年9月、専用道の中で唯一の駅跡であり、唯一専用道のみのバス停である八ヶ山を訪ねてみました。切り通しの上に建っていた三角屋根の駅舎はなくなっているものの、ホームへと続いていた階段はそのまま残っていました。
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草蒸す八ヶ山バス停と線路跡の専用道。専用道といってもバスは朝方だけの運行であるためか、実態は生活道路として利用されているようで、犬の散歩をする人や自転車で通行する人を見かけました。
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八ヶ山の時刻表。運行本数は平日6本、土休日2本だけで、このうち平日3本、土休日2本が新港東口発です。ここから富山駅へは神通大橋や平成になってから出来た富山北大橋を渡った方が近道ですが、専用道経由のバスは平日の1本を除きかつての射水線と同じように神通川左岸を新富山まで南下し、市内線が通る富山大橋を渡るルートを走ります。
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休日のためか空いているバスから。前を見ると線路敷きをそのまま舗装したような幅の道路が続きます。
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しばらく進むと交換所のようなスペースが。
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交差点(つまり鉄道時代の踏切部分)には一般車が進入しないよう、専用道を塞ぐ形で遮断機が設置されていますが、バスが近づくと上のセンサーに反応して交差点の遮断機が上がるようです。
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遮断機が上がると点灯する専用道信号の「ススメ」は青の矢印。黄色の矢印でないところが残念です。
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そして専用道の終点。以前はこの先に北陸本線・高山本線を越える築堤と跨線橋が続いていましたが、新幹線建設工事のために整地されていました。
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出口から見た専用道。一方通行なので八ヶ山方向には信号機はありません。ちなみに遮断機は鉄道と同じ物のようですが、銘板を見るといずれも90年代に製造されたもので、射水線で使用された物ではありませんでした。
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射水線が消えてはや30年あまり、デ5022が引退するのとほぼ同時にバス専用道も役目を終えるというのは、不思議な縁があるように思えてなりません。なお、射水線については、服部重敬さんのRM LIBRARY107『富山地方鉄道笹津・射水線−デ5000系ものがたり−』に詳しいのでぜひご一読ください。

2012.3.8作成

復刻バス

 
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 会社帰りに終バスを待っていると、見慣れない色のバスがやってきました。東急バス創立20周年の記念塗装だそうで、昔の観光バスのカラーを復刻したものとのこと。ただ、バスの色が違うだけで、どこか違う町の駅前に来たような気分になるのは不思議なものです。

 
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2007年4月に廃止された鹿島鉄道の跡地の一部がバス専用道に転換され、8月30日に開通しました。現在発売中の『新・消えた轍4』では建設中の模様が掲載されていますので、こちらでは完成後の様子をご紹介しましょう(以下小さな画像は拡大可)。
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石岡駅は鹿島鉄道があった時代と同じく、西側のみに駅舎がありますので、鹿島鉄道の代替バスである「かしてつバス」も、鹿島鉄道のホームがあった駅東側ではなく、西側駅舎に隣接したバスターミナルに発着。関東鉄道系の関鉄グリーンバスの運行ですが、このような専用カラーのバスも運用されています。
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石岡駅を発車する「フレッシュひたち」と、バス専用道から出てきた「かしてつバス」。専用道の入口は常磐線上野方の一つ目の踏切を越えたところで、ここには一つ目のバス停「石岡一高下」が設けられています。また旧石岡駅構内は現状更地のままで、専用道化されていません。
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バス専用道はバス以外は通行止めで、歩行者も入れません。入口はバス通行時以外は遮断機が下りています。ではバスに乗ってみましょう。
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常磐線から別れて築堤を登っていくあたり。主な交差点にはバス道への一般車進入を防ぐ遮断機がありますが、このように細かいところはこのように標識のみです。
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旧鹿島鉄道で一つ目の駅だった石岡南台駅。この駅のみ何故か上下のホームが残されていますが、もちろんバスは路面から乗降します。跨線橋も残されていますが通行止め。代わりに横断歩道が設けられています。
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駅跡のバス停名には「駅」が付きます。
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道幅は一車線ですが、交換用の退避スペースはこのように停留所以外でも随所に設けられています。
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石岡南台駅の東隣に設置された大谷津南停留所。旧鹿島鉄道時代、石岡~四箇村間の駅は石岡南台、東田中、玉里、新高浜の4つでしたが、バス専用道では9つの停留所が加わりました。
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東田中駅。駅跡付近に上屋を鋭意建設中です、。
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玉里駅。こちらも上屋を建設中。
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新高浜駅で石岡行と交換。鉄道時代は交換できませんでした。
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このように緑の中を走る区間も。
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そしてバス専用道の終点、四箇村駅。唐突に専用道は途切れ、バスは並行する国道に出て行きます。
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終点方から見た専用道の入口。そして振り返ると...
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草蒸した廃線跡が続いています。この先常陸小川駅まであと2km延長する計画があるそうです。
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今回バス専用道となったのは石岡~四箇村間5.1km。この数値は鹿島鉄道時代の駅間距離と同じですが、実際には旧石岡駅構内は専用道になっていないので、現実には若干短いものと推測されます。ちなみに、この道路は名鉄岡崎市内線跡や富山地鉄射水線跡のような民有の専用道ではなく、石岡市・小美玉市の市道という扱いだそうで、そこをバス専用として交通規制して、関鉄グリーンバスが運行する、いわゆる「上下分離方式」とのことです。

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