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『ガイドブック最盛期の国鉄車輌』第13巻完成

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▲折からのSLブームのため客車が連結された小海線183列車。小海線からC56の姿が消えてもう45年の歳月が流れてしまった。 1972.5 小淵沢-甲斐小泉 P:浅原信彦 (『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』第13巻より)

 浅原信彦さんのライフワーク『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』は、戦後最大の白紙ダイヤ改正であった1968(昭和43)年10月ダイヤ改正、通称「よん・さん・とう」の時点を軸に、その当時に在籍した全ての車輌を解説するシリーズです。単行本は戦前型旧型国電を収録した第1巻を2004(平成16)年発売して以来、毎年巻を重ねてまいりましたが、いよいよ蒸気機関車編の幕開けとなる第13巻が完成しました。

B2_JNR13H1.jpg 今巻では各形式毎の各論の前に、まずは日本の鉄道創業期から終焉までを通観する国鉄蒸気機関車略史を収録しています。ここでは本書の収録範囲以前、つまり43年10月改正時点ではすでに在籍していなかった国鉄機を中心に、片野正巳さんによるイラストを収録し、日本の蒸気機関車の発展過程を解説しています。こうしてみると、明治・大正期には、実に様々な蒸気機関車が輸入され、そしてその技術を国産化していったことが分かります。
▲表紙写真は2輌の8620形。右は現在京都鉄道博物館で動態保存されている8630で、当時は五能線で運用されていた。 1972.4 東能代 P:林 嶢(『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』第13巻より)

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▲国鉄タンク機の代表形式たるC11形はそのベースとなったC10形から解説する。(『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』第13巻より)

 続く各論では、戦時中に製作された入換え用タンク機B20形を皮切りに、国鉄を代表するタンク機C11形とそのベースとなったC10形、簡易線用として開発されたC12形とC56形、大正期から蒸機末期まで活躍を続けた国産モーガル機8620形とその改良型たるC50形を収録しています。このうち、C10形はすでに43年10月改正時点では在籍していませんでしたが、C11形の解説には不可欠なことから、収録しています。また、C56形はC12形と密接に関係があることから、C12形とともに紹介しています。なお、C55形については今回は収録しておらず、次巻での収録を予定しております。

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▲現在はわたらせ渓谷鐵道となった足尾線では重連で活躍するC12形が見られた。 1969.3 神戸-草木 P:庄野鉄司(『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』第13巻より)

■『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』第13巻掲載内容
国鉄蒸気機関車略史

B20(B20 1~15)
C10(C10 1 ~23)
C11(C11 1~23/C11 24~140/C11 141~246/C11 247~381)
C12(C12 1~293 除く101 〜160・94・168)
C56(C56 1~160)
8620(8620~8671/8672~18627/18628~68660/68661~88651)
 コラム 8620形のキャブ裾の変化の謎
C50(1~154)

付:諸元表

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▲大正3年から実に732輌が誕生した8620形。キャブ裾変化の謎についてもコラム内で言及する。(『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌』第13巻より)

 なお、『レイル・マガジン』本誌の連載は、蒸気機関車編も終盤に差し掛かっており、次号からはいよいよD51形がスタートします。日本の蒸気機関車として最大の1115輌を誇る同形式だけに、連載も半年以上をかけて各製造年次の差異やバリエーションを収録する予定です。どうぞお楽しみに。

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