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FS397 / 伊予鉄道モハ300形

 
224:FS397
 伊予鉄道モハ300形電車の高性能化の際に製造された空気ばね台車。モハ300形自体は1950(昭和25)年に4輌が製造された吊り掛け駆動車であったが、1977(昭和52)年にモハ303・304の2輌がこのFS397に履き替えるなどの高性能化(WN駆動)改造を受けた。また、中間に連結されるサハ502にもやや遅れて対応するT台車FS097が新造され履き替えている。写真はモハ303のもの。
軸距:2100mm 車輪径:860mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:空気ばね(ダイレクトマウント)

写真:2005.10.16 古町 高橋一嘉
モハ303
半鋼製車体にダイレクトマウントの空気ばね台車という時代を超越したかのような組み合わせのモハ303。301・302の2輌は小田急から譲り受けたFS316に履き替え高性能化されたが、すでに廃車されている。
2007.1.31作成

参考文献
「住友金属の台車30」鈴木光雄(『鉄道ピクトリアル』№485所収/1987年 電気車研究会)

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