鉄道ホビダス

2009年3月アーカイブ

今回は「臭化リチウム水溶液」専用のタンクコンテナを紹介します。
積荷は吸収式冷凍機の冷媒で、浜小倉から日立に輸送されていました。

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所有者は旭硝子KKで、昭和49年2月日車で誕生した時はUT1形の225でしたが、積荷に水処理用薬品としてクロム酸リチウムを添加したため危険物扱いとなり、昭和51年10月に現形式に改番されています。

今回紹介するのは変わり種のコンテナです。
「親子コンテナ」といわれるもので、無蓋の親コンテナの上に円筒形の子コンテナが4個積載されています。子コンテナの中身は重合触媒となる三塩化チタニウムで、化学プラントにそのまま配管で繋がれて使用されるとか・・・

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所有者は東洋ストウファーKKで92,93の2個ロット。昭和50年3月富士重製で形式はMC5-4形でした。

今回はちょっと新し目のタンクコンテナです。
私有のタンクコンテナは個別に専用種別が定められ、他の積荷への転用は原則として禁止されていました。これによる運用効率低下を回避するため、物性の類似した積荷に限り、事前に申請することで複数積荷に共用できる制度が、昭和57年頃スタートしました。
UT3-354は昭和57年6月富士重製で、その適用第一号のロットに属し、オルソクロルアニリンとオルソジクロルベンゼンに共用できるようになっていました。塗装はクリーム一色です。

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タンク体側面の専用種別標記や台枠の荷重標記などはネジ止めで、裏返すと他の積荷(この場合はオルソクロルアニリン)に変更できるようになっています。

梅小路貨物駅と言えば、三星化学のジメチルアミンのコンテナを思い出しますね。同駅から保土谷や新宿(!)に輸送されていたようです。写真は東京タで撮ったもので、車票では梅小路→名古屋タ→東京タ→保土谷と複雑なルートを辿っていました。

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積荷は危険物のため、タンク体は法規制により前後2室に分かれています。中央のプロテクタの中には荷役時に加圧するための配管が入っています。塗装は南海のようなグリーンのツートン、消火器箱は赤で、良く目立っていました。これも模型にしたいコンテナですね。

今回は、茶色のコンテナをご紹介しましょう。
UT1-238で積荷はジフェニルアミン、日石輸送から本州化学がリースしていました。
写真は「昔の」千葉タ駅で、昭和63年1月に撮影したものです。

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昭和49年トレールモービル製で、236~252の17個が製作されましたが、製造途中で保安度の見直しがあり、246以降は準危険物相当品としてマンホール周囲に、UT3のような保護枠(プロテクタ)が追加されています。これに伴い荷重が4.7トンから4.6トンに減少しました。

写真は初期型なのでマンホール部は丸型のカバーだけですね。

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