鉄道ホビダス

2015年8月アーカイブ

【8月31日追記】

Youtubeに本特集関連の動画を追加しました!

https://www.youtube.com/watch?v=UNfzjp2lRMk

皆さんこんにちは。今回は、8月21日発売の『RM MODELS』242号(2015年10月号)のご紹介です。

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今月の特集は...

「鉄道模型の素敵なアイテム」。

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▲『ニッパーの「適材適所」を考察する』では、基本的な工具ながら意外と見過ごされがちなニッパーの形状の違い、用途別の使い分けについて再確認。

今年も暑い夏がやってきました! 夏休みやお盆休みなど、久々にのんびり過ごせる機会が増える季節ですが、みなさん鉄道模型工作は楽しみましたか? 車輌工作を楽しんでいる方の多くは、工作に欠かせない基本ツールや材料をすでに揃えていると思いますが、今使っているツールや技法に満足していますか?  最近は高精度な工作ツールや材料が各社から続々と登場し、より効率的かつ高度な工作が楽しめるようにと、工作環境は日々進化しています。

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▲手芸ホビー店などで入手できる型取り用シリコンゴム「ブルーミックス」。簡単に短時間で型取りできるというこの製品で、鉄道模型のパーツは複製できるのか?

また、普段意識しない他のジャンルや日用品に目を向けると、鉄道模型工作に応用できそうな意外な製品を発見することもあります。今回は編集部スタッフが厳選した、鉄道模型工作に便利な最新ツールや材料、日用品などを、実際に検証した結果を踏まえて紹介したいと思います!

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▲3Dプリンター造形の弱点である積層跡。それを消して滑らかな表面に仕上げられるという、ニッポーの「モデルオーバーコート」で屋根板の表面処理に挑戦。

★まだまだあります「今月の見どころ」

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▲Bトレインショーティー レイアウトベース[N-B4]作例
数か月にわたってご紹介してきた、バンダイ「Bトレインショーティー レイアウトベース[N-B4]」をベースとしたミニレイアウト作例紹介も今回で最終回。B4サイズとは思えないボリューム感と作り込み、独自の世界観を見せる「NOSTALGIC RAILROAD~心象桜花鉄道&神尾交通~」(新保光利さん)、昔懐かしい日本の風景を色鮮やかに表現した"癒し系"の「いおりが池停留所の午後」(川上哲生さん)、ホームセンターや100円ショップの身近な材料を活用して"ゆる~く"楽しむ「『ゆるラマ』~盤台電軌鉄道・亜釜線~」(楊田春人さん)の3作品をご覧いただきます。同製品を用いたレイアウトコンテスト「B4 GrandPrix」もまだ募集中ですので、お見逃しなく!

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▲鉄道模型コンテスト2015速報!
夏の恒例イベントとなりつつある、若者たちの情景模型の祭典「鉄道模型コンテスト」。2015年は8月8~9日の両日にわたり開催され、メインとなる高校生によるモジュール部門には全国から144校が参加しました。今号では、会場の模様と上位入賞校の作品を速報としてお伝えします。

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▲TamTam主催 ジオ鉄グランプリ2015
総合ホビー専門店TamTamが主催するジオラマコンテスト「ジオ鉄グランプリ」。縦150×横355×高さ200mmの限られたスペースの中で、参加者がそれぞれの個性と技を競います。誌面では応募作品22作を一挙掲載。モデラーたちの観察眼や表現技法は、"地面"を愉しむ読者の皆さんにも少なからず参考となるでしょう。

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▲鉄道ホビダス 103系創意工夫キットできっとできる。前編
 弊社「鉄道ホビダス」から発売中の1:80プラキット「103系創意工夫キット」。鉄道模型として走らせるには動力装置をはじめ、文字通り「創意工夫」が必要となりますが、今回は同キットをベースに、なるべく素性を活かす形で鉄道模型化した作例を掲載します。動力やカプラー、パンタグラフといった市販部品の選択・利用や、ポイントを絞った効果的なディテールアップなど、このキットを16番鉄道模型として楽しむためのヒントが満載です!

●RM MODELS242号(2015年10月号)
●A4変型国際判・164頁/定価1,000円+税(税込1,080円)

※お求めはお近くの書店またはブックサービス(株):フリーダイヤル 0120-29-9625 までお願いいたします。

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RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。鉄道ホビダス商品開発担当です。本日21日より、東京都江東区の東京ビッグサイト・東4ホールにて、「第16 国際鉄道模型コンベンション(通称JAMコンベンション)」が開催中です。弊社としても物販のブースを構えており、担当は主にその業務にて会場に行っておりましたが、合間を見て会場を回った様子を、誌面より一足早くお目にかけたいと思います。

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回を重ねて16回目となるこのイベントですが、実は今回から主催者が交代しています。これまでのNPO法人・日本鉄道模型の会から、井門コーポレーションを主体とする国際鉄道模型コンベンション実行委員会へと移行。それに伴う一連の改善策として、例えば入場料の値下げや会場配置の見直し、イベントや供食の充実などが図られています。とはいえ基本路線として、アマチュアモデラーの作品展示発表の場である「モデラー出展」、メーカーやショップ、出版社やその他業者が販売・PR等を行なう「企業出展」が2本柱であることは変わりません。新しい主催者としても、せっかく根付いたJAMの楽しさは最大限受け継いでいく意向と聞いており、まずは大きな混乱もなく、盛大に初日が無事終了したことは何よりでした。

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まずはモデラー出展部門。会場配置図によると47団体の参加となっています。ZNTT912mm16番、O、ナロー各種などスケールも様々。情景製作に力を入れるところ、車輌工作の楽しさを紹介するところ、古い模型のレストアの魅力を語るところ、フリーランス中心のところ...。指向性もいろいろで、見ていて飽きることがないでしょう。担当の目に留まったところを数点、ご紹介いたします(全部を回り切れていませんので、悪しからず)。

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▲「おけいはん鉄道はんなり線」より、京阪三条付近の京都市電とのクロッシングを再現した部分(16番)。

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▲「黒柳鉄道」より、ジオコレ類を巧みに用いたレイアウト(N)。

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▲RMM他でもおなじみの「鉄ちゃん倶楽部」の新作、上越線利根川第6橋梁(N)。

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▲「結伝社」・山口さんが速攻で製作したE353系新型あずさ(N)。E657系をベースに、自作先頭部との組み合わせで製作。

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▲「Narrow Gauge Junction」のakinoriさんが製作した、2トラックシェイ。トーマモデルワークス製キットのほぼ素組みだが、美しいキャンディブルー塗色が好評(HOナロー9mm)。

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▲「早稲田大学理工学部 職員OB鉄道模型同好会」の、毎度おなじみ大規模レイアウトでのデモ運転。

企業出展部門では、45社が参加。おなじみのメジャーなメーカーやショップから、知られざるスペシャリストまで、こちらも多士済々。お得な物販ももちろん魅力ですが、やはりメーカーの担当者と直接コミュニケーションが取れるこうした場は貴重だと思います。鉄道ホビダスはメーカーとしての性質もありますので、こうしたところでユーザー様の生の声を聞かせていただけると助かります(あまりいじめないでくださいね・笑)。

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▲主催者たるModels IMONでは、全店舗を臨時休業して本イベント開催に当たっている。

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▲Zゲージのロクハンでは、タブレットを使う新型コントローラーやDCCの予告など、どこまでも進化が止まらない印象。

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▲グリーンマックスのブースでは、ゲストを呼んでの模型講座なども盛んに開催中。

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▲弊社ネコ・パブリッシングブースでは、雑誌類の販売、オリジナル模型商品のサンプル展示および販売、通常の他社製品の格安販売など。

企業出展に類似した新しい試みとして、「レールマーケット」というエリアがあります。こちらは比較的小規模のメーカーがより出店しやすく工夫したもので、ブースは小さく、またパーテーションなどもないのですが、ここの熱気はものすごいものがありました! なにしろメーカーとユーザーの垣根が低く、いわゆる「濃い」ファンの方たちが集うエリアとなっております。今までのJAMにはなかった「熱量」を感じた次第です。

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▲レールマーケットの活気あふれる模様。

今年ならではのアトラクションとして、入口すぐ脇に「阿部敏幸さんの世界」と題したコーナーが設置されています。エコーモデルオーナーである阿部さんは一モデラーとして「城新鉄道」というフリーランスの世界を半世紀にわたって作り続けてきました。その作品実物の展示と、そのイメージソースとなった貴重な実車写真などが展示されています。

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▲入口すぐそばの、阿部さんコーナーは絶対必見!

ステージでのトークイベントとしては、会期中バラエティに富む演目が予定されていますが、本日は主に各メーカー担当者による「新製品発表会」と、女子鉄アイドル・伊藤桃さんのトークショウが行なわれました。音響や映像も本格的な設備が用いられているようで、「余興」の域に留まらない、見る価値の高い催しになっていると思います。

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▲以前『クラブNゲージ』でもご登場いただいたことがある伊藤桃さん。乗り鉄としての半端でないキャリアをトークで披露。

この特設ステージでは、明日22日(土)14:00より「フォーラムディスカッション さよならブルートレインの時代」、明後日23日(日)13:30より同じく「フォーラムディスカッション 乗務員が語る蒸機時代」が開催されます。豪華出演者が予定されており、必見だと思います。

その他にも工作教室やプラレール、レゴの展示運転、写真作品展示なども行なわれ、本日もコアなファンの方からご家族連れまで、楽しげに場内を回遊しておられました。8月も残り少なくなってきましたが、2015年の夏の思い出作りに、また模型趣味モチベーションアップのために、ぜひご来場をお奨めいたします。

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■第16 国際鉄道模型コンベンション

日時:2015821日(金)~23日(日)

   10:0018:00(最終日は17:00まで)

会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東4ホール

入場料:大人:一日1,200

    中高生・女性・70歳以上・

    障害者手帳をお持ちの方とその介護者:一日1,000

    小学生以下:無料

※小学生以下は保護者同伴のこと。

詳しくはhttp://kokusaitetsudoumokei-convention.jp//こちら

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RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。鉄道ホビダス商品開発担当です。世はまさに夏休み真っ最中! 先週末の「鉄道模型コンテスト」につづき、今週は規模としては小規模ではありますが京王百貨店新宿店での「鉄道フェスティバル」に行ってまいりました。

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このイベントは今年が初の開催で、おなじみ京王百貨店新宿店の7階大催場にて開催。入場無料なのが嬉しいところです。メインの展示としては、電気通信大学鉄道研究会によるNゲージレイアウトでの運転体験(3分間、参加無料)、同研究会によるプラレールの大ジオラマ、バンダイ・Bトレインショーティーによる完成車輌での「京王電車大集合」や「新宿駅を発着する(していた)車輌」の展示、ポポンデッタによるNゲージレイアウト運転体験(20分間、300円)など。また日替わりでのイベントも多数催されており、本日はポポンデッタによる「ジオラマ教室」が行なわれていました(参加費:2,800円)。

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▲電気通信大学のNゲージ体験運転にはカメラカーも登場。

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▲同じく電気通信大学によるプラレール大ジオラマ。

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▲ポポンデッタによるNゲージ体験運転は、有料ながら待ち時間が発生する人気ぶり。

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▲ポポンデッタによるジオラマ教室は、17日(月)にも開催。

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▲Bトレでの京王電車大集合のコーナー。

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▲こちらは新宿駅を発着する(していた)車輌たち。

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▲RMMに掲載されたレイアウトベースN-B4をベースとした作品全8点も展示中。

電鉄系百貨店ならではかな、と感じたのは、オムロンの協力により本物の券売機・自動改札機が設置されていて、記念券を発券してもらって改札機に通すという体験もできるようになっています。

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▲オムロンの協力による自動改札機の展示。心置きなく何度も遊べます。

弊社としても展示に少し協力しており、『鉄道車輌ディテール・ファイル 京王5000系』から素材を引用した京王5000系に関する展示パネルと、RMMに掲載した1:80京王5000系とその譲渡車の作例展示を行なっております。

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▲RMMに掲載された、京王5000系の16番作例の展示。

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▲『鉄道車輌ディテール・ファイル』から引用された5000系に関する展示パネル。

会期は817日(月)まで、前述の通り、日ごとにイベント内容が異なりますので、ぜひ下記リンクにてご確認の上でご来場ください。また同じ7階には鉄道模型店「ポポンデッタ京王百貨店新宿店」、および書店の「啓文堂」も営業されていますので、ぜひ併せてお立ち寄りください。

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▲物販コーナーではバラエティあふれる各種商品が販売中(右上のヘッドマークが販売されていた中古品コーナーは本日までで終了)。

■鉄道フェスティバル

日時:2015813日(木)~17日(月)

   10:0020:00(最終日は18:00閉場)

会場:京王百貨店新宿店7階大催場

入場無料

詳しくはhttp://info.keionet.com/shinjuku/event/tetsudou.html

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RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。鉄道ホビダス商品開発担当です。本日と明日の2日間、東京ビッグサイトにて、恒例の「鉄道模型コンテスト」が開催中で、担当は本日初日に視察に行ってまいりましたので、その模様をダイジェストにてお伝えしたいと思います。

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このイベントは高校生鉄道モデラーにとってはすっかり「甲子園」的存在となった「全国高等学校鉄道模型コンテスト」を核として、その他にも各種コンテストを同時に開催しているもの。JAMコンベンションの一部門であった「高校生コンテスト」が独立して開催されるようになって4年目、イベントとしての認知度もすっかり向上し、出場校の数は増える一方で今年は145校がエントリーしたそうです。また、メーカーやショップの出展も増える一方で、アトラクションも充実。「入場料を払ってでも見に行く価値が十分にあるイベント」に育っていると思います。

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そして今年は特別に、本イベントをスタート時からメインでバックアップしていたKATO=関水金属が日本最初のNゲージを発売してから50周年というのを記念し、記録・記憶すべき初期製品(KATOに限らず、ヨーロッパメーカーによるエポックな製品や、伝説のソニー・マイクロトレーンなども含む)の展示や、KATO 50周年の技術的エポックをTMS誌への広告で辿るパネル展示、さらに本日だけの開催でしたが、コレクター代表である大田治彦さん(RMM連載『紀元前N世紀』筆者)による講演、それにKATO初期製品の設計・製造を担当したOBの方らによるトークイベントまで開催されました。

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▲KATO Nゲージ50周年記念トークイベントの模様。写真左から大田治彦さん、弊社名取編集局長、関水金属前・現相談役のお二人。

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▲大田さんの貴重なコレクションからの展示で、同社最初の電機となったEF70のバリエーション各種。カプラーや動力装置の違いの他、ラインナップ拡充を図る中での苦肉の策であった「青塗り」仕様や、対米輸出仕様のペンシルバニア鉄道仕様まで。

メインである高校生コンテストの方は、本日は審査・投票日でありまだ順位は発表されておりません。従って、担当の目に付いた・印象に残ったものをランダムにご紹介します(全部を回り切れていないので、見落としも多々あるかと思います...)。

毎年見ていてちょっと不思議に思うのが、なぜか人気が集中して「モチーフが被る」という現象が発生すること。今年は「東京駅丸の内駅舎」が当たり年で、まあ昨年が100周年でしたから当然と言えば当然ですが、それでも限られたスペースへこの巨大な駅舎を取り込む方法論については各校なりのアイデアが盛り込まれ、いい意味で競い合う関係になっていて清々しく感じました。

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▲目黒学院中学・高等学校鉄道研究部の作品は、復元なって話題の現行仕様ではなく、敢えて戦災後、長くそのままであった「角屋根・2階建て」仕様。本線は地下鉄丸ノ内線を当てています。

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▲立正大学附属立正中学高等学校鉄道研究部の作品では、背後とサイドに鏡を配置して、半分しかない駅舎の巨大感を視覚的に補っています。やはり本線は地下鉄で、しかもカーブで通しています。

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▲芝浦工業大学中学高等学校鉄道研究部の作品では、北口~南口までを、アンダースケールながら全部モジュール上に載せてみました。本線は地上で、なんと駅舎を「トンネル」として内部を通過します!

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▲市川中学校・高等学校鉄道研究部の作品は北口付近がモチーフ。本線は地下4階の横須賀・総武線ホームを当てており、実物では地上の線路と地下の線路で角度が違うため、地上部分を斜めに配置しています。

また昨今、実物の世界では日本の鉄道車輌がアジア各国で第二の活躍をしていることもあってか、アジア諸国の情景を再現したものも複数見られました。高校生の年代から海外に目を向けることは絶対に有用ですよね。しかし使えるストラクチャーなど皆無なのが実情で、そこもやはりアイデアと根気・若さで乗り切る様が頼もしいものです。

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▲立教池袋中学校・高等学校鉄道研究同好会の作品は、日本の気動車が近年多数譲渡されているミャンマーの情景。鉄道敷地内で屋台のバザールが開かれているところなど、アジアらしい情景が再現されています。

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▲毎回海外の情景をモチーフとする上位常連校、灘中学校・灘高等学校鉄道研究部では、タイの水上市場を再現。数多くの小舟と、それに積まれた色とりどりの積荷が目を引きます。

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▲日本工業大学駒場中学・高等学校鉄道研究愛好会の作品は、日本から多数の電車が譲渡されているインドネシア・ジャカルタの風景。バックに見える電車はディスプレイ用で、架線からライト用電気を取り込む遊びも盛り込まれています。

密かに担当が楽しみにしているのが「荒唐無稽系」。あり得ない情景、あるいは「既に鉄道である必要ないじゃないの...」というくらいのものが見られるのも本コンテストならではでしょう。真剣な悪ふざけも、若さの特権なのです。

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▲えーとこれは何かと言いますと、宇宙へ行くための「軌道エレベーター」なのだそうです。本日午後まではタテに展示されていたので、本当に天に向けて屹立しておりましたが、夕方に他のモジュールと接続するため普通にヨコに置かれ、電車が走れるようになりました(!)。実はこの写真はヨコで撮ったものを無理やりタテで見ているものです。奈良学園登美ヶ丘中学校高等学校交通研究部の作品。

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▲ある回転寿司チェーンで模型列車がお寿司を運んでくるのにインスパイアされ、本線を回転寿司のレーンに見立て、ジョーク消しゴムで出ているお寿司を配置したもの。タッチパネル式の注文マシンや、やたらに凝っている装置・什器の再現が見ものでした。法政大学第二中・高等学校鉄道研究部の作品。

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▲常連女子高のひとつである、白梅学園清修中高一貫部鉄道模型デザイン班の作品。映画『マジックアワー』の劇中の街を奥側に作り込み、線路を挟んで舞台の緞帳、木目床を再現。観客が劇場でステージの中を覗いている感覚になるのを狙いました。

最後に、真面目にレベルが高いな、と感じたものを数点。まずは獨協中学・高等学校鉄道研究部による大阪・新世界の商店街とそのランドマークである通天閣のモジュール。巨大タワー類は本コンテストでは人気のモチーフで、通天閣自体も何度か出品されていると思いましたが、ここまでカッチリ出来ているものは初めて見たような気がします。

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▲おなじみ「日立製作所」の電照広告も、アクリル板で美しく再現されています。室内への多数の人形配置にもご注目。

次に共立女子高等学校地理歴史部による渓谷のモジュール。秩父鉄道沿線などがモチーフのようですが、ひとつのモチーフに引きずられずに複数のモチーフを「広重の浮世絵を参考に」重層的に配置したとのこと。本ブログでは写真1点だけの掲載なのでそのすごさは伝わらないと思いますが、ぜひ実物を見ていただきたいと思いました。

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▲赤いアーチ橋の向こうには、たなびく無数の鯉のぼり。部員が丹精込めて一つ一つ手作りしたものです。

最後に、楽しく取材していた担当のアタマにガツンと一撃を食らわせたのが、埼玉県立浦和高等学校鉄道研究科による、広島の原爆ドーム周辺をモチーフとしたもの。折しも今年は原爆投下および終戦から70年の節目の年。このモジュールは、原爆直後の情景と現代の情景を巧みに組木細工のように組み合わせ、核兵器の非人道性と、それでも都市を復興させた人間への信頼、そんなものを高校生諸君が深く考えて製作したのであろうと、感じ入りました。純然たる趣味人がモチーフとするものではなく、教育性を含んだ趣旨のイベントだからこそ見られたものでありましょう。

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▲手前の瓦礫部分が、原爆投下直後のエリア、そして斜線で区切られたエリアが現代。現代と過去は地つづきである、というメッセージ性を感じました。

「鉄道模型コンテスト」は明日89日(日)も開催されます、ご都合のつく方は、ぜひ会場まで足をお運びください。弊社ネコ・パブリッシングのブースでは各種雑誌の販売の他、アンケートにご回答いただけた方に見本誌を無料で配布しております!

■鉄道模型コンテスト2015(2日目)
日時:2015年8月9日()
    10:00
17:00(入場は16:00まで)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西3ホール

入場料:大人:一日1,000
      
高校生以下:無料
※中高生は学生証を提示のこと。
※小学生以下は保護者同伴のこと。

詳しくはhttp://www.moraco.jp/こちら

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皆様こんにちは。今回はRMM編集部からの別冊新刊のお知らせです。

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実車資料+模型製品・作品で特定の形式を掘り下げるムック『鉄道車輌ガイド』。

第20巻では、国鉄型DLの雄「DD51」を取り上げます。

※当記事末尾にて、本書の内容に関する訂正を掲載しています。本書ご購入の際は、併せてご確認いただけると幸いです。

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▲巻頭カラーグラフでは、全国各地に足跡を残したDD51の活躍を地域ごとに振り返る。

1962年の試作1号機登場以来、16年間にわたり649輌が製造されたDD51。かつて高い汎用性を活かして全国津々浦々で活躍した同形式も、近年は徐々に活躍の場を狭めています。今も辛うじて急行〈はまなす〉や一部の貨物列車などに定期運用を残しているものの、それらも遠からず消滅が予想されるなど、彼らを取り巻く状況は予断を許さないものとなっています。

本書では、まず「プロトタイプ篇」でDD51という機関車の成り立ち、製造年次別の形態分類、モデラーの視点から見た興味深い個体差などを、豊富な実車写真を交えて紹介していきます。

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▲プロトタイプ編「DD51とはどのような機関車か」~「DD51の基本的な形態分類」では、本形式の成り立ちおよび製造年次ごとの形態差などについて紹介。ナンバー別の実車写真も多数掲載。

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▲「モデラーの見た気になるDD51」では、RMMでもお馴染みの熊岡正之さんが「モデラー目線」で見た興味深いディテールや変形機などについて解説。あなた好みの1輌が見つかるかも?

続く「モデル篇」では、近年各スケールともにバリエーションを増やしている市販のモデル製品をはじめ、それらをベースとして自分だけのモデルに仕上げた加工作品も掲載。実車・モデルの両面からDD51に迫る一冊となっています。

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▲模型作品記事としては、以前『RM MODELS』本誌や『CRAFT MODELS』に掲載された、安価な市販製品をベースとした加工作例を掲載。これは熊岡正之さんによる天賞堂製DD51(カンタムサウンド搭載)の加工・ウェザリング作例。DLのモデルは、ウェザリングが入ることで「素」のままとは段違いの存在感が発揮されるものだ。また製品カタログページでは、注目のアオシマ製1:45プラモデルをはじめ、ここ10年余りのニューモデルを中心に各社の製品を紹介している。

●鉄道車輌ガイドVol.20 DD51 非電化の万能選手

・B5判/116頁

・2015年8月4日発売

・定価:2,500円+税

※お詫びと訂正※

本書『鉄道車輌ガイドVol.20』 86~87頁掲載の形態分類表につきまして、内容に一部誤りがありました。ここに訂正するとともに、読者の皆様並びに関係各位にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。下記リンクより、訂正内容(PDF)が確認できます。

86頁(JR北海道所属機)87頁(JR貨物北海道支社所属機)

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