鉄道ホビダス

2015年6月アーカイブ

RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。鉄道ホビダス商品開発担当です。誌面や「鉄道ホビダスショップ」のFacebookにて継続的に情報を発信してきた、鉄道ホビダスオリジナルの「国鉄マニ50形荷物客車」のプラキットが、いよいよ発売開始となりました!

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▲キット部品だけから製作した塗装済完成サンプル。この状態では下廻りはディスプレイ状態です。

1:80のプラ製ディスプレイモデルとしては、キハ40 2000番代、京王5000系につづく第3弾となります。ここまでの3種、車種的にはあまり脈絡がありませんが、いずれも「プラ製16番でこういう車種があればいいのにな」というユーザーからの思いをすくい取ったセレクトであるとご理解いただければ...。実際、マニ50は意外にもプラ製16番としては未発売だったのです。TOMIXから50系客車は51形も含めて製品化済ですが、マニ50は対象から外れていましたので...。あと、意外に大事なのが、未塗装プラキットという成り立ちを鑑みて、「塗装が比較的カンタンな車種」というのも、隠れたセレクト要因であったりします。

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▲この透明ブリスタータイプのパッケージを目印に、店頭でお探しください。

マニ50という客車は、1977年に登場した近代的な外観の荷物車で、極めて短期間に200輌を超える輌数が製造されて、旧型の荷物車を置き換えました。ところが時代の流れは残酷で、荷物輸送自体が縮小の一途を辿り、ついにJR化直前の1986年には全廃されてしまいます。新製間もない大部分のマニ50も、用途を失って次々に廃車となり、JR旅客各社に引き継がれたのはわずかな輌数でした。それらの中には、バイク輸送用として特急や急行に併結されたものや、オリエントエクスプレスの控車、ジョイフルトレイン用電源車などの一躍華やかな活躍を果たしたものもいましたが、大部分は車輌区で「救援車代用」などとしてめったに動かない存在となり、それも人知れず1輌また1輌と姿を消し、今は本当にわずかな輌数だけがオンレールの状態となっています。今回の製品を設計するに当たっては、唯一公開状態で保存されている、兵庫県三田市「はじかみ池公園」の2036番を取材しております。

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▲はじかみ池公園で保存されているマニ50 2036は、外部塗装こそ独特な緑色とされていますが、欠品がほとんどなく、また屋根付きでの保存のため、状態も良好でした。

今回のマニ50、基本コンセプトは従来通り、「シンプルな構造、かつ合いが良くて、どなたにもスッキリ楽しく仕上げていただくことが可能」というもの。特に今回は初めてスライド金型を使用した一体成型ボディを採用しました。これによって大幅な作業時間の短縮、および車体強度の向上が見込めます。特に、継ぎ目の処理が不要となるのは大きなメリットと言えましょう。ただし、今後のキット商品がすべて一体ボディになるとは限りませんので、その点はご了承ください(次回予定の名鉄7000系は一体式を予定)。

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▲キットのパーツ展開状態。ボディ関係は青色成型なので、無塗装でもイメージは再現可能です。

屋上の箱型押し込み式ベンチレーターは、実物ではキハ40と同じもののはずですが、模型ではキハ40のものとは構造を違え、より実感的な外観になりました。短期間で設計技法も習熟を重ねており、またお客様からの感想の声などにも真摯にお応えしようと努力している次第です。

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▲今回自信作の角型ベンチレーターは、2ピース構成。

本キットの見せ場は床下機器の表現で、前2作では動力化を考慮して中央部を空洞としておく必要性から、左右ごとに一体化されたユニット式パーツとせざるを得ませんでしたが、今回はそのような制約がなく、また充実した取材成果により、個別パーツをひとつひとつ取り付ける方式となりました。多少の手間は掛かりますが、取付脚と穴の合いが良く、鼻歌交じりで簡単に取り付けていただけると思いますし、その割には充実した眺めになると思います。

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▲床下機器の表現は、本製品のハイライトです。

製品にはいつも通り、車番や所属・検査標記を再現する白色文字のインレタ付き。さらに今回は荷物車ならではの窓ガラス保護棒を表現するため、透明フィルムに淡緑色で保護棒を印刷したフィルムを添付しました。ユーザーが適宜カットして両面テープなどでガラスパーツの内側に取り付けていただければ、実感が大いにアップする嬉しいオマケとなっております。

マニ50 1輌単品の商品ページはコチラ!

鉄道ホビダス限定・マニ50 2輌セットの商品ページはコチラ!

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▲T車用ユニットのパーツ展開。日光モデル製TR230台車は、小パーツ取付済で同梱されています。

通例通り、今回も16番走行モデル化するための各種オプションパーツを同時発売。まず「専用T車用ユニット」は、床板の剛性を出すための補強板と、専用形状のウェイト、それに日光モデル製TR230台車、センターピンをセットしたもの。主に後述のライトユニットを取り付けるために必要となります。前作までとの違いは、床板本体はキットのプラパーツを用いることで、これによって精密な床下機器ももちろんそのまま使うことが可能となっています。

専用T車用ユニットの商品ページはコチラ!

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▲専用テールライト・室内灯ユニットセットのパーツ展開。室内灯とテールライトが1枚のフレキシブル基板にまとまった構造は扱いも簡便で自信を持ってオススメできます。

次に「専用テールライト・室内灯ユニットセット」は、おなじみのフレキシブル基板によるライトユニットと、2基の台車を結ぶ配線基板、LEDを支持して適正な位置に保つフェノール樹脂材をセットしたもの。テールライトは前後個別にONOFFが可能です。室内灯部分はチップLED×6灯ですので、導光材を持たないにも関わらず車内が均一に明るくなります。また上下の結線はコネクターによるので、分解の際も取扱いが容易です。

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▲T車用ユニットとライトユニットを組み込んでの点灯状態見本。

専用テールライト・室内灯ユニットの商品ページはコチラ!

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▲専用塗料は大容量ボトル入り。

専用塗料として、「鉄ホビカラーTH03・青15号」もご用意しております。色味に吟味を重ねたもので、他社の青15号とは一味違う仕上がりとなるはず。従来通りの大容量50mlボトル入りで、本キットを4輌前後は塗装可能です。

鉄ホビカラーTH03・青15号の商品ページはコチラ!

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また、弊社はもともと出版社ですので、もちろん格好の資料集もご用意しております! 73日発売予定の、『鉄道車輌ディテール・ファイル018 マニ50と仲間たち』、外観に共通性のあるスユニ50、マニ30も一緒に取り上げています。定価1,500円(税別)、併せてお楽しみください。

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RM MODELS240号、6/20発売!

皆さんこんにちは。本日は、6/20発売の『RM MODELS』240号(2015年8月号)のご紹介です。

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今月の特集は「海辺の似合う列車たち」

夏だ! 海だ! ...と言うにはまだちょっと早いですが、潮風を受け、大海原を車窓に映して海岸を往く列車たちは、いつの時代も変わらぬ人気を誇っています。海を望む列車はそれ自体が観光資源となることも多く、リゾート列車の王道とも言うことができるでしょう。

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▲TOMIX久々の近鉄電車としてリリースされた「しまかぜ」は、大きな窓からよく見える室内の表現をはじめ各所に手を入れ、実車のイメージを追求した作例を紹介。

今回の特集ではそんな列車たちをモデルで楽しむべく、車輌・情景の両面からその魅力をお伝えします。巻頭では「空鉄」でお馴染みの吉永陽一さんによる空撮写真で海辺を走る鉄道の実景を紹介。車輌では近鉄のフラッグシップトレイン「しまかぜ」、三陸鉄道・肥薩おれんじ鉄道のNDCをいずれもTOMIX製品をベースに再現します。そして地面系の作品としては、以前本誌に「定光寺駅」を発表された礒田和宏さんによる由比海岸のモジュールレイアウトや、モーリン製品を利用した実感的な海の作り方をご紹介します。この夏、あなたはどんな"海岸列車"を愉しみますか?

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▲東海道線由比~興津間をモチーフにした「由比海岸」モジュール。護岸や落石防護工など、大きく人の手が入った風景にあえてこだわった作品で、昔ながらの白砂青松の海岸とはまた違った魅力をたたえている。

★まだまだあります「今月の見どころ」

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▲静岡ホビーショー&グランシップトレインフェスタREPORT
毎年恒例、「ホビーのまち」静岡のビッグイベントが今年も開催。各メーカーの新製品が集った「第54回静岡ホビーショー」、多数の模型サークルが熱気を放っていた「グランシップトレインフェスタ2015」にRMM取材班も出かけてまいりました。今月号ではそのレポートをお伝えします。

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▲架空私鉄はじめました。第4回
本誌協力カカメラマン・佐々木 龍さんによる架空の地方私鉄を題材としたジオラマ連作。今回は、レイルファン的にはかなり「おいしい」ところである車庫のモジュールが完成しました。プラ材で骨組みからスクラッチした建屋など、思わず見入ってしまうこだわりの作りは必見。

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▲3Dプリンタで速攻モデリング! JR九州305系
本誌でも随時動向をお伝えしている3Dプリンタ。今月はその活用作例として、JR九州の最新通勤電車305系のNゲージモデルをご紹介しましょう。作者は本誌「Modeler's NEWS SCRAMBLE」のナビゲーターとしてもお馴染みの橋本孔明さん。3Dプリンタ以外の技法や市販モデルのパーツも要領よく利用しつつまとめられた本作、3Dプリンタモデリングを目指す皆さんにも大いに参考となるでしょう。

●RM MODELS240号(2015年8月号)
●A4変型国際判・164頁/定価1,000円+税(税込1,080円)

※お求めはお近くの書店またはブックサービス(株):フリーダイヤル 0120-29-9625 までお願いいたします。

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