鉄道ホビダス

2014年9月アーカイブ

9月30日発売新刊のご紹介!

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RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは!
本日発売の新刊をご紹介します。

■0系の時代

建設から開業、そして、国鉄からJRへ激変の時代を駆け抜けた東海道新幹線と0系

今から50年前、「夢の超特急」と呼ばれた新幹線が東京~新大阪間で開業した。その時走り始めた0系電車は、世界で最初に200km/hを超える高速での営業運転を実現し、流麗なスタイルは、今写真で見ても全く色褪せていない。

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●東海道新幹線のあゆみ
着工~開業後の国鉄パンフ、報道、切符、グッズで見る

●初代新幹線0系のシステムと変遷
22年38次にわたって製造された、0系とはどんな電車だったのか?

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●開業上り一番列車運転士が語る"0"からのスタート

●新幹線0系製品カタログ

●EXPO HIKARI
造形村HOスケール0系で1970年・万博仕様の〈ひかり〉編成を作る

●新幹線を走った阪急電車

ほか

本体価格:1200円 +税


■カラーで見る懐かしき鉄道シーン② 首都を往く路面電車

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東京、神奈川、茨城、栃木を行き交った路面電車たち

昭和40年代頃まで活躍した首都圏の路面電車を紹介する。
なお、山梨交通と東武鉄道伊香保線はどちらも昭和30年代に廃線となってしまったため沿線の概略と保存車輌のみの紹介とさせていただく。

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●東京都電のあらまし
渋谷、秋葉原、銀座、隅田川新大橋、大塚駅付近

●横浜市電
桜木町駅前、山手トンネル、根岸線と運河付近

●東急玉電
道玄坂、三軒茶屋、用賀、二子玉川園付近

●東武日光軌道線

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●川崎市電

●茨城交通水浜線

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●江ノ電

●山梨交通電車線、東武伊香保電車のあらまし

ほか

本体価格:1667円 +税


どちらも全国書店にて本日発売です。是非、ご覧ください。

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毎年秋の恒例、日本プラモデル工業協同組合主催の「全日本模型ホビーショー」が、明日9月28日(日)まで開催中です。昨年までは千葉の幕張メッセで、しかも10月開催というのが恒例でしたが、今年から9月の東京ビッグサイトでの開催となり、アクセスが楽になりました。鉄道模型関連では、主にNゲージのプラ製品メーカーがほぼオール出展、さらに近年はZゲージメーカーや、ジオラマ用品、塗料・接着剤・工具メーカーなど、鉄道オンリーのモデラーでも訪ねてみて損はない展示内容となっています。

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16番の箱根登山鉄道3000形。Nゲージでも同形式は発売が予告されていますが、意外にもタイムリー発売は16番の方となりました。

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トミーテックは自社ブースでトークショウを行なう力の入れよう。左から鈴川絢子さん、トミーテック鈴木さん、ダーリンハニー吉川さん、スーパーベルズ・野月貴弘さん。

本日のブログでは、ざっと「つまみ喰い」で見どころをご紹介しましょう。まずトミーテックからは、16番の箱根登山鉄道3000形「アレグラ」がかなり完成度の高いサンプルとして展示されていました。実車が11月1日デビューという、本当に出来立ての形式が16番で発売されるというのは画期的だと思います。この勢いで、在来車の製品化も期待したいところですね。そして一般公開日だけのお楽しみとして、同社では独自にステージスペースを準備し、豪華キャストによるトークショウを開催中です。本日27日(土)にお邪魔した折には、おなじみスーパーベルズ・野月貴弘さん、ダーリンハニー吉川さん、鈴川絢子さん、トミーテック鈴木さんがE231系山手線(N)を使って「山手線ゲーム」を繰り広げておりました。このイベントは明日28日(日)もまた多彩なゲストを交えて行なわれる予定だそうです。

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ラウンドハウスブランドより「カスタムペイントモデル」として発売予定のDD13塗装変更モデル2種。左の青い方の、カプラー上に付いている馬蹄形のパーツが「アトム」。

KATOのブースでは、予告が発表されたばかりの、ラウンドハウスブランドのDD13色替えモデルが早くも展示されていました。新幹線用(つまり広軌)の912形を模した「DD13初期型(青)保線車両タイプ」と、登場時の旧塗装を模した「DD13初期型(茶)」の2種類で、青の方には連結器アダプター(通称アトム)のパーツが付いております。

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JAMなどで展示されていたサンプルはCADデータから3D出力されたものでしたが、今回初めて金型から抜いた部材を使ったサンプルが展示された「マルチプルタイタンパー 09-16」。

グリーンマックスのブースでは、大注目の新規アイテムとして「マルチプルタイタンパー」がありますが、ついに金型から射出したパーツを使った実走サンプルが展示されていました。夜間に超低速で走行する車輌ですから、「スローが効く上に照明も明るく点灯」というのが技術的テーマ。走りっぷりを見る限り、スロー性能は抜群です。点灯具合はまだ仮の基板使用とのことで何とも言えませんが、十分期待は持てる感じでした。

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横浜市営地下鉄3000A形。車端部のスペースが異様に広くて、ドア間隔が不均等という伝統のスタイル。

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都営12-000形大江戸線。上段が無塗装アルミ仕上げの3次車、下段が塗装仕上げの1・3次車。

マイクロエースでは関東の地下鉄電車、横浜市営地下鉄3000A形と、都営12-000形大江戸線が塗装までされた状態で展示。片や第三軌条方式、片やリニアモーター方式の小断面車体と、個性的かつ他の製品との部品共用が効かなさそうな、ある意味メーカー泣かせの車輌です。特に大江戸線の方は専用の小径車輪を使用、屋上の極小パンタもちゃんと可動するなど、見どころが多いモデルと感じました。

その他にも、下記のようなメーカーが出展しています。
○ハセガワ...MODEMOの東急150形や都電8800形(N)のサンプル展示
○バンダイ...Bトレインショーティーで、近鉄「しまかぜ」の塗装済サンプルやDE10のモックアップ展示。
○プラッツ...Zゲージのキハ40や0系新幹線の展示。キハ40はほぼ量産とされるサンプルの走行が見られます。
○アオシマ文化教材社...1:45のDD51プラモデルのパネル予告
○ディディエフ...完成ジオラマやジオラマ素材、格安品等も販売
○さんけい...ペーパー製ストラクチャーキットの完成見本を大量に展示
○ロクハン...500系新幹線(Z)が走行状態で展示
○クラウンモデル...Zゲージの体験運転を実施
○ポポンデッタ...貨車シリーズ(N)に加え、新展開のバスモデル(N)も展示。他に情景素材類も。
○シモムラアレック...アイデア斬新、切れ味抜群の各種工具類を展示即売

もし本ブログを見ていただいたタイミングが間に合うのでしたら、明日28日(日)、ビッグサイトまで足を運んでみてはいかがでしょうか。もちろん新製品の情報などは10月21日発売のRMM232号にて詳報する予定です。

●2014 第54回 全日本模型ホビーショー(一般公開日)
・2014年9月27日(土) 9:30~17:00
        28日(日) 9:30~16:30
・東京ビッグサイト西2ホール
・入場料...1,000円(中学生以下無料)

さようなら、原信太郎さん


※9月25日追記あり※

去る7月5日、世界的な鉄道模型コレクターにして、横浜駅前の「原鉄道模型博物館」館長であった原 信太郎(はら・のぶたろう)さんがお亡くなりになりました。このことは鉄道・模型関連だけでなく広く一般メディアで報道されたことでもわかるように、ただ趣味界だけでなく、故人の影響力の大きさを改めて感じさせられたものです。

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「いちばんてつもパーク」前に設けられた「献車台」。遺影の前に、参列者が思いを綴ったカードを献じるもの。

そして本日、原鉄道模型博物館において「原 信太郎のお別れの会」が関係者を招いてしめやかに開催されました。と言っても、気さくな故人のお人柄を反映して、湿っぽいものではなく、同じ趣味の者、関係する業界の者が一堂に集って、故人の愛した模型をサカナに語らうという趣向です。

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レイアウトのランドマーク的存在であるターンテーブル&ラウンドハウス部も、本日は特に思い入れの強い機関車が並んでいた模様。

またこの場において、新館長として奥様が就任することが発表され、また引き続き副館長を務められる丈人(じょうじ)さん、健人(けんと)さんによる挨拶もありました。また参列者代表として井上昭雄さん(小型鉄道模型クラブ会長)、花上嘉成さん(東武博物館館長)が、故人との長年の親密な交際を語ってくださる一幕もありました。

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左から原 丈人副館長、新館長となった信太郎さんの奥様、原 健人副館長。

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参列者を代表してあいさつをされた井上昭雄さん。

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同じく参列者代表のあいさつをされた花上嘉成さん。

この会における最大の見もの...それは、普段は展示だけされている故人最愛の模型たちが、惜しげもなく「いちばんてつもパーク」において快走を披露していたことです。ご存知の通り、すべてが一品製作であるこれらの収蔵模型は、維持管理も並大抵ではないため、日常の展示においては主に静態状態とされています(その方が細部までの観察も可能、という意図もあります)。しかし故人の、走りのメカにこだわった模型は、走っている姿こそが美しいという遺志に則り、この会場では思いっきりその健脚ぶりを誇示していたのでした。聞けばその整備だけで1ヶ月も掛かっているとか...。改めてその模型たちの凄味を感じるとと共に、後世まで大切に遺していただきたいと感じ入りました。

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ブレブレな情けない写真で申し訳ありませんが、「走っていた」こと自体がニュースなので...。博物館のシンボルマークにもなっている「1号機関車(=信太郎さんが生涯で初めて自作された機関車)」。

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JR九州の新しい観光列車にそのモチーフが活かされたということで話題となっている「或る列車」。

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朝鮮半島にかつて存在し、戦前に信太郎さんが乗車した記憶を基に製作した金剛山電鉄の電車。

信太郎館長のスピリッツは、今後も「原鉄道模型博物館」において長く生き続けるのだと思います。天国から、我々趣味界の後輩を、温かく見守ってくださいね...。さようなら、原 信太郎さん。

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博物館に設けられた、故人の工作室を再現した一角。オープン当初から存在した展示ですが、お亡くなりになった今、改めて見ると感慨深いものがあります。故人が愛したコカ・コーラのビンがユーモラス。こんなところも、洒脱だった故人の人柄を偲ばせますね。

RM MODELS231号発売!


※お詫びと訂正※
●231号本文記事「JAM2014で見つけたNEW MODEL」内に下記の誤りがございました。
 ・116頁 右段下から2番目の写真見出し
 (誤)「【16番】165系冷房改造車(カツミ)」
 (正)「【16番】181系山陽特急(カツミ)」

以上の通り訂正し、読者の皆様ならびに関係各位にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。


皆様こんにちは。本日は、9月20日発売の『RM MODELS』最新刊、231号をご紹介します。


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今月の特集は「鉄路の王者 新幹線」

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今から50年前の1964年10月1日、従来の国鉄路線にない規格、流線型のスマートな車輌とともに颯爽と開業した新幹線。時速200km以上で走り抜ける列車の姿は、日本の鉄道に新時代が訪れたことを人々に強く印象づけました。その後も、新在直通を含む新路線の開業や新形式の導入を続けながら成長してきた新幹線は、世界有数の高速鉄道として日本の鉄道の「顔」となっています。

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▲市販のNゲージ新幹線モデルをベースに、プラ板からの自作部分を組み合わせて作られた952・953形「STAR21」。実車の登場当時、その未来的な姿に憧れたファンも多いだろう。

鉄道趣味の世界でも昔こそ「新幹線は面白みがない」と言われたものですが、路線や車輌形式の増加もあって、現在では鉄道模型においても有力なカテゴリーのひとつとなりました。今回は、東海道新幹線開業50周年を記念して、各方面から新幹線の楽しみ方を大紹介。最新のTOMIX製0系モデルのインプレッション、Nゲージプラ工作で再現した「STAR21」といった車輌記事をはじめ、フロアレイアウトで新幹線の迫力を楽しむ方法や、新幹線ならではの情景を的確に再現したモジュールレイアウト・ジオラマ作品など、新幹線模型の魅力満載でお届けします。

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▲16輌フル編成が直線で収まる圧倒的な存在感と、ため息モノの夜景演出で魅せる新幹線駅モジュール。

まだまだあります「今月の見どころ」

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▲JAM2014会場を彩ったスゴ技情景!
今夏も開催された鉄道模型ファンの祭典・JAMコンベンション。231号では巻頭グラフとして、当日東京ビッグサイトに集ったMP(モデラーズ・パフォーマンス)出展ブースの中から、特に本誌が注目したレイアウト・ジオラマ作品をピックアップ。大判写真でご紹介します。

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▲黄昏の、「俺」ストラクチャー
本誌225号で、独特の世界観に基づく車輌作品を発表された荻原友也氏。今回は同氏がやはり独自のコダワリを持って製作した、ちょっとディープなストラクチャー作品たちをご紹介しましょう。色合いは地味でも、どこか異様な存在感と説得力を感じさせる作品群には、建物ひとつといえども、侮りがたし...と思わせられます。

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▲鉄ホビ・遠州鉄道ED28 2は遊べるのか?
小社「鉄道ホビダス」オリジナル製品として発売された、Nゲージサイズのディスプレイモデル「遠州鉄道ED28 2」。この記事では同キットをベースに、いち早く改造・グレードアップを施した4輌の作例を掲載。これから組立を始める方にも参考にしていただけるでしょう。キットは走行非対応ですが、記事では「ユーレイ」方式で走行可能にした作例もありますよ!


●RM MODELS 231号
●特別定価1,000円+税


お求めはお近くの書店またはブックサービス(株):フリーダイヤル 0120-29-9625 までお願いいたします。

【お知らせ】※RM MODELS オフィシャルFacebookページは、業務都合のため一旦休止させていただいております。ご了承くださいませ

おもしろ商品、いろいろ...

RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。本日のブログも、鉄ホビ商品開発担当がお送りします。なお明日にはちゃんと編集スタッフ自ら投稿するとのことでしたので、そちらもお楽しみに~!

さて本日のテーマ。ちょっと「ワクワク」するような、おもしろ商品を集めてみました。積極的に集めたというよりは、たまたま手元に集まってしまったものなので、偏り感なきにしもあらず...悪しからずご了承ください。なお、最後の商品を除いて、鉄ホビでの取り扱いはございません。

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「上田交通EB4111」キットの全パーツ。プラパーツは同じものが色違いで2枚含まれます。動力装置は組立済。パンタだけは別途購入となります。

まず一発目! ワールド工芸さんのNゲージ新企画、「Nプラシリーズ」の「上田交通EB4111」です。先日企画の打ち合わせ時にサンプルをいただいてしまったもので、もう近々市場に出回る予定とのこと。同社初のプラ製キットで、しかも組立済動力ユニットも付属。この動力、直径6mmの超小型モーターを台枠内にレール方向に取付、つまり16番でのパワートラックのような構造となっており(ただし片軸モーターからの片軸駆動)、今後の超小型車開発にも期待が持てますね。

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動力装置を裏から見たところ。直径6mmの超小型モーターを線路方向に配置。非駆動側の車軸は左右がつながっていない特殊構造。

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組立見本がまだないので、とりあえずパッケージ写真でイメージをお伝えします。ディテールは敢えて簡素にしているため、かつての「0番電関模型」的な味もあるかも?

プラパーツはいわゆる「板キット」で、極めてシンプルな構成。ディテールも敢えて最小限としていますが、ディテールを作り込むもよし、手軽に作って大いに走らせるもよし。ユニークなシリーズの開始に、こちらもわくわくしてしまいます。鉄ホビの「遠州鉄道ED28」にこの動力が搭載できないか、チャレンジする方もいるかもしれませんね!?(人任せ?)

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チムニーさんに入荷した、ブレキナ製のHOスケールミニカー。我が社が誇る本格自動車誌カー・マガジンだってめったに採り上げないような微妙な車種ばかり...?

それでは二発目! 外車のミニカー3車種、スケールはHO=1:87です。手前の緑色が「ルノー12TL」、その左のクリーム色が「プジョー203」、奥のグレーが「オペル・カピタンB」。メーカーはいずれもドイツのブレキナ(製造国は中国)で、細部にまで色差しされた素晴らしい出来栄え。なぜ本ブログでご覧に入れているかというと、本来はRMM231号のNEW MODEL欄で掲載する候補として表参道のチムニーさんからお借りしてきたのですが、誌面の都合で掲載できず、さりとて次号スライド掲載ではもう完売している可能性が高いため、急遽ウェブでの掲載と相成ったものです。あれ、「わくわくする商品」というセレクトではなかったの...いいえ、筆者は個人的に(笑)ものすごくわくわくしています!(筆者の趣味はHOミニカー収集)。

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プジョーはやや設計が古くてシンプルな作りですが、ルノーとオペルはかなり細分化されたパーツ構成で、色差しや印刷も多岐に渡っています。

ブレキナのミニカーの中でももう少しメジャーなものがありそうですが、あえてこの渋いセレクト!(本ブログの読者で、この3車種をすべて言い当てられる人は1%以下と想像...) さらにルノーとプジョーは「SAI」というフランスのディストリビューターの特注仕様らしいです。お店によるとブレキナのミニカーは今同店では意外な売れ線だとのことです。

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いよいよ姿を現しました、キハ40専用動力ユニット! 写真は組立を完了した状態です。

そして最後、三発目! 鉄ホビオリジナルの「キハ40専用動力ユニット」の試作品です! かねてよりお知らせしてまいりました16番サイズのオリジナルプラキット・キハ40ですが、なんと動力も外部メーカーの協力を得て自社開発致しました。ご覧の通り、モーターを半床下に配置し、片側台車の2軸を駆動するメカ。床板にガラスエポキシ樹脂を使用し、配線をプリント基板化して処理しているのも特徴です。ネジ止めによる簡易組立が必要な半完成品で、価格は10,000円+税、10月下旬発売予定です。いずれまた項を改めて、詳細をご覧に入れたいと思います。

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連結しない単行運転であれば、R370もクリアー可能な設計です。牽引力は平坦線なら1M2Tが標準となります。

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車体への取付は、キット本来のディスプレイ床板と同じくスナップ式でOK。なお、床下機器はキットから流用するので、後から動力化する可能性がある場合は、最初の組立時に両面テープなどでの仮止めとしておくことをお勧めします。

それでは皆様、模型つくりに最適な季節となって参りました。実り大きな秋となりますよう、願っております!

RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは! 連投となってしまい大変恐縮ですが、ただいま編集スタッフは締切間際、目を吊り上げて作業に取り組んでおりますので、その隙に本ブログの方はまた鉄ホビ商品開発担当が「ジャック」させていただきたいと思います。

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本日ご覧に入れるのは、かねてから予告しておりました16番サイズのプラ製ディスプレイキット「国鉄キハ40 2000 番代 一般型気動車」です。7月に発売したNゲージサイズの「遠州鉄道ED28 2電気機関車」につづく、鉄ホビ専用の新規開発金型によるもので、もちろんこのスケールでは弊社初となります。

そもそもなぜ鉄ホビがプラ製キットを発売するのか? ひとつはっきり申し上げておきたいことは、鉄道ホビダスから発売する製品は、「既存のマーケットにない商品」であり、「こんなものがあったらいいな、鉄道模型の世界が広がるだろうな、とスタッフが考え抜いた商品」であること。単なる売上・利益だけが目標の商品ではなく、RMMの版元として、やる価値があると信じる商品を送り出していこうという意気込みで取り組んでおります。

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今回のプロトタイプは、両運型キハ40形の中でも、暖地仕様の2000番代。本州以南のJR旅客5社に在籍するメジャー形式です。

以下、Q&A形式で、この商品の狙いをご説明したいと思います。

Q:なぜNゲージでなく16番サイズなのか?
A:先の遠州鉄道ED28の例もあるように、Nゲージサイズのキット開発も並行して行なっていく予定ですが、「未製品化の形式がもう数少なくなっている」Nゲージよりも、16番での商品開発の方が、市場を活性化させる価値が高いと考えており、しばらくは16番製品がつづく見込みです。

Q:なぜ塗装済完成品でなく、未塗装のキットなのか?
A:製造に協力いただいているメーカーの生産能力の問題もありますが、基本的には「鉄道模型の楽しみのひとつは、自分で車輌を作り上げること」であると思うからです。もちろん完成品での楽しみ方を否定するつもりは毛頭ありませんが、昨今あまりにも「買ってしまったらもう満足...」という風潮を感じておりました。ひとつのキットにじっくり取り組み、その時間そのものを上質な趣味として愉しんでいただく...そんな願いを込めた商品なのです。

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キットには白文字印刷のインレタが付属します(作例では試作品を使用)。

Q:なぜキハ40 2000番代という形式を選んだのか?
A:プラ製16番では意外にもまだキハ40の暖地型はどのメーカーからも発売されていないこと、本州以南、広い範囲で活躍を見ることができる形式であること、塗装バリエーションが多く、ユーザーそれぞれが思い思いの仕様で作っていただけること、1輌から運転することができ、手離れ良く楽しんでいただくことができること...といった理由が挙げられます。

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キットは全4ランナー。ボディが朱色、屋根・床下・台車等がグレー、窓ガラス類がクリアーという3色成型のため、塗装なしでも最低限のイメージは表現可能です。

Q:キットとしての構造・特徴などは?
A:一応「ディスプレイモデル」という形態を採っており、台車・車輪や連結器までプラ製ダミーパーツが含まれます。従って外観だけであれば、別売パーツなどは必要ありません。ボディは前面と側板がそれぞれ別体の、いわゆる「板キット」形式。「箱型一体ボディ」のキットに対してひと手間必要ですが、改造にはむしろ好適な面もあり、またパーツ同士の合いが極めて良好なため、接合にはご苦労をお掛けしません。なお、今回のキットには車内のイスなどのインテリアパーツは含まれておりません。

Q:いつから? どこで発売になるの?
A:9月下旬~10月初頭に発売できる見込みです。模型問屋を通じて全国鉄道模型店にてお取り扱いいただくことになっております。もちろんホビダス・マーケットでも予約受付中です。

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開発中の動力ユニットのイメージ図。半床下配置のモーターから、片側台車2軸を駆動する方式で、ボディにはスナップ式で取付可能です。

Q:関連の別売パーツって?
A:まずは「専用動力ユニット」。独自開発のモーター・ギアユニットを採用し、単行ならR370をクリアーする設計。ごく簡単な組立作業を要する半完成品としての発売です。また「専用T車用ユニット」は、主に後述のライトユニットをT車に取り付けるためのもので、床板・台車ごと取り換えるものになります。「専用ライト・室内灯ユニットセット」は前後のヘッド・テールライトおよび室内灯を点灯させるためのもので、消灯回路も備えています(スイッチ自体は前述の動力およびT車用ユニットに装着済)。さらに首都圏色として組み上げるための「朱色5号」を、「鉄ホビカラー」の第1弾としてもご用意することになっています。ビン入りですので、エアブラシ等でご使用ください。

Q:RMMで作例記事をやる予定は?
A:やる気満々!と編集スタッフの弁。どうぞご期待ください。

 個人的には、このキットは既存の16番ユーザーだけでなく、Nゲージ工作ファンの方にも楽しんでいただけるものではないかと思います。Nゲージの世界では完成品の完成度がどんどん上がっており、工作派モデラーが腕を振るう余地が減っているという声をよく聞きます。このキットは大変シンプルな構造・表現になっているので、加工する余地は無限大。思う存分、腕を振るっていただき、新たなスケールの愉しみを知っていただけたら幸いです。

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〔価格〕
キハ40 2000番代ディスプレイキット:6,500円(税別)
専用動力ユニット:10,000円(税別)
専用T車用ユニット:6,500円(税別)
専用ライト・室内灯ユニットセット:4,980円(税別)
鉄ホビカラー・朱色5号:800円(税別)
※キット本体は9月下旬~10月初頭発売
※その他別売パーツ類は10月後半以降順次発売
※商品名をクリックでホビダス・マーケットの商品ページにリンク

RMMスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは! 本日のブログは、鉄ホビ商品開発担当者がお送りします。ご紹介します商品はこちら↓

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国鉄末期に八高線用として誕生し、2012年まで久留里線で活躍して、1輌が水島臨海鉄道で現在も活躍しているキハ38の、16番ブラスキットです! 鉄ホビとしては同じ国鉄型気動車でキハ40をプラキットで準備中ですので、奇しくも同スケールながらまったく材質・製法が異なる商品が同時期にラインナップということになりました。

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0番代の連結面と1000番代の前面。胴受、ジャンパー栓、エアホース類はロストパーツが標準で付属します。

そもそもなぜ鉄ホビからブラスキットを...? これはRMM編集部の企画とも密接な関わりがあるお話でした。実は読者の方からの声を分析すると「ハンダ付け技法には興味がある」「いつかはブラスキットに挑戦してみたい」という意見は意外にも多く、実際鉄ホビ・ダイレクトにおいても「ツル首コテ先」などはロングセラー。潜在的なハンダ付けユーザーは比較的多いようなのですが、翻って、近代的なフォーマットの真鍮キットが存在するか?というとこれは確実に数少ないのが現状。伝統的なパーツ構成でロングセラーとなっているようなキットはありますが、最新製品をキット形式で味わいたいという望みが叶えられることは少ないのです。ましてや、「これからブラスキットにチャレンジする初心者向けのキット」になると市場には数えるほどしか存在しませんでした。

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車体上廻り関係のパーツ展開(写真は0番代)。パーツ数はブラスキットとしては少なめで、気軽に取り組んでいただけると思います。

そして一方、産業としての鉄道模型製造に着目した時、日本には先進国では稀有なブラスモデル製造技術がまだ根付いています。戦後、対米・対欧輸出で外貨獲得に貢献した鉄道模型業界は、円高と人件費の高騰によりほぼ国内向け高級品市場で生き残りを図りました。皆さんも模型店のショーケースで垂涎の眼差しでそれらの模型を眺めたことがきっとおありでしょうね。機関車や編成ものだとちょっと敷居が高いですが、1~2輌の気動車ならそういう高級モデルの片鱗に触れることも可能なはず。また、誌面での記事を通じて、それらの日本ならではの鉄道模型製造技術を後世に伝えることも、意義があることだと思いました。

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こちらは下廻り関係のパーツ展開。写真は0番代で、床板はモーター搭載仕様となっています(1000番代はT車仕様)。床下機器は塗装・組立済で付属。

そういう2方向からの考えにより、(株)エンドウとのタッグによって鉄ホビブランドからブラスキットを送り出すというプロジェクトが動き始めました。実は製造過程において工場の製造現場も取材済。掲載時期は未定ながら、興味深いプレス技術のあらましを読者の皆様にお伝えする機会もあるでしょう。そしてキハ38という車種選択も、裾絞りがなく前面もロストではなく絞りで作成可能な形状。配管作業なども不要で工作の手離れも良いはず、という観点からセレクトされました。もちろん、比較的首都圏に近いエリアで長年活躍したことも、有力な理由のひとつです。

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0番代はトイレ付で、屋上に水タンクを搭載するのが特徴。

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1000番代はトイレなし。

キットは、エッチング+プレスのボディ本体(屋根・側板一体)に前後妻板を取り付ける基本構成。エンドウといえば、ボディ裾を内部に折り込んで床板取付アングルとする「プレス大技」が特徴ではありますが、今回のキハ38ではその技法は採用されていません(既存のプレス型で適合するものがないためとのこと)。別材のアングルをハンダ付けする手間は必要ですが、逆にこの部分をマスターしておかないと他社のブラスキットには手も足も出ないでしょうから、トレーニングとしてはアリのはず。ディテールパーツはエンドウ製塗装済完成品と同レベルのものが付属しますし、室内座席や塗装済の床下機器までキットには含まれます。別途購入が必要なのは台車・動力関係・カプラー・ライト関係などのパーツ。またキットにはRMM編集部で制作した専用シールが付属。各種の種別・路線名表示に加え、八高線カラー用の赤帯・黒帯まで収録しています。

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付属のステッカーはキットだけのオリジナル品で、八高線カラーを手軽に再現できる帯ステッカーも収録。

言うまでもないことですが、完成品から派生したキットには「確実に組めるであろう安心感」があります。製造現場でいちいちパーツに手直しなどをしていたら商品にならないので、部品の段階できっちり合わせを行なっているわけです。そういう点ではエンドウのキットは安心しておススメできる一品。ですのでこのキットは、熱烈なキハ38ファンの方(末期の久留里線で追っかけた方もおられるのでは...)だけでなく、手軽な題材でブラスキットに入門したいという方にもぜひ挑戦していただきたいと思っております。

まだ計画の段階ですが、久留里線色を表現できるような特殊デカールをリリースできれば、まさに完成品にはない自分だけのオリジナルモデルを手にしていただくことが可能になるでしょう。折に触れてRMM誌面で連動記事を掲載していきたいと思っています。

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完成状態のイメージとして、エンドウ発売の塗装済完成品の写真をご覧に入れます。エンドウからはこの八高線仕様だけが発売で、久留里線色は今のところ発売予定がありません。

本商品は模型問屋を通じて全国の模型店で取扱可能ですが、実際には現在16番真鍮キットを取り扱っている小売店はそれほど多くなく、手近の小売店にて扱いがない場合はぜひホビダス・マーケットもご利用ください。価格は、0番代・1000番代:各32,800円+税となっております。

ホビダス・マーケットでの商品ページは下記でリンク!
0番代
1000番代

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