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恵比寿にやってきたEF58(上)

 ご無沙汰しております(み)です。今回はちょっと昔にタイムスリップして、現在では「恵比寿ガーデンプレイス」となった一角にごく短期間だけ存在していた、実物の車輌を利用したビアレストラン「ビヤステーション恵比寿」の開店準備期の模様を紹介しましょう。
PHOTO:(み)

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▲オープン直前の「ビヤステーション恵比寿」に鎮座するEF58 91号機。展示に備えていわゆる「ブルトレ色」に塗り替えられた。

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▲「ビヤステーション恵比寿」のほぼ全景。「黄緑色の山手線」の起源となった103系もすでに2世代前の車輌となってしまった。いずれも1985年3月撮影。

 さて、工場で生産されるビールの銘柄が貨物駅の名称となり、それが旅客駅に転じてさらに町の名にもなったことで知られる渋谷区恵比寿。現在一帯は「恵比寿ガーデンプレイス」と呼ばれる再開発地域となっていますが、1985年からわずか数年のみ、ビール工場の跡地を利用して「ビヤステーション恵比寿」と呼ばれる列車レストランがオープンしていました(現在は跡地となる館内に客車風のレプリカを設置して営業しています)。

 特筆すべきはビール工場時代の引込線跡地を利用して、EF58をはじめとする実物の車輌を並べ、その室内も客席の一部として使用していたことです。再開発も決まっていたこの土地に、わずか3年程度とは言え列車や旧ビール工場の施設を利用した飲食店をわざわざ開店させたことは、もちろん当時でも大きなニュースとなりました。

 ここではその引込線跡に車輌を引き込むまでの経過を、2回に亘ってご紹介しましょう。以下の写真はすべて搬入日の1985年1月19日撮影です。

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▲DE11牽引により恵比寿駅に回送された搬入車輌。最後尾の荷物車は回送用の控え車。この頃すでにEF58の「ブルトレ色」は絶えて久しかったため、初めてこの塗色にお目に掛かった方も多かったことであろう。

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▲モーターカーに押されて引込線跡に向かうEF58 91。ビール工場よりの出荷貨物がなくなっても恵比寿駅のヤードはしばらく残されていた。

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▲引込線前からはビール工場前に置かれたウィンチにより、ゆっくりと引き上げられる。この引込線へと至る連絡線は、一度撤去されたものが搬入にあたり復活させられたもの。

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▲ウィンチは1分間で数mずつと非常にゆっくりと機関車を引き上げる。連絡線を上り水平地点に着くまで、1時間は要したであろうか。

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▲クレーンを使って引込線跡に移動機が運び込まれる。

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▲引込線跡での平行移動はもっぱら移動機の役目。スピードも段違いだ。

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▲恵比寿まで搬入列車を牽いてきたDE11 8とマニ36 2337が大崎方面へと回送されていく。

 ここでお昼と言うことで列車搬入は一休み。この続きの模様は次回にてお届けしましょう。

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