鉄道ホビダス

上毛700形のバリエーション(つづき)

こんばんは。お久しぶりの甘木です。

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昨年12月に取り上げました上州のステンプラカー、上毛電気鉄道700形。
その後、既に各所で報じられている通り、今年2月頭には最後の塗色変更車が登場。晴れて本家井の頭線を超える全8色のカラーバリエーションが出揃いました。
今回は年末の記事の補遺を兼ねて、このニューカラーを見てみることにしましょう。

(上毛の写真は3月8日撮影)

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このたび装いを変えたのは第8編成(西桐生←718-728→中央前橋)。京王時代のTc車を種車とした、オリジナルの運転台を持つ編成です。客扉は2輌ともに、縁取りのない金属支持窓。
塗り替えられた前面FRP部のカラーは「ゴールデンオレンジ」で、黄色味の強い鮮やかな色調。沿線での視認性は抜群であろうと想像できます。側面帯色は他編成と同じく青緑+赤のままで、今は床下までピカピカなせいもあってか少々強烈な印象がありますが、これから日々の活躍を通して自然と”ウェザリング”されていくにつれて、段々と馴染んでくるのでしょう。


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逆側から。屋上に延びているのは京王時代からあるクーラー用の配管で、同じ分散クーラー車でも新製冷房車(京王での第16・17編成Tc車)にはこれがありませんが、上毛移籍の元Tc車は全車冷房改造車のため配管が付きます。


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クハの屋上配管。当車には非冷房当時のベンチレータも残存しています(左端)。


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デハのパンタ附近。冷房配管は新設したパンタを避けて、ランボードの下を通っています。これだけでも集中冷房車に較べると随分混み合った感じです。


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前回「マリン号」として車内に装飾がなされた姿を紹介した第4編成(西桐生←714-724→中央前橋)。その後は引き続き海の生き物をテーマとしてさらにステッカー装飾を追加し、外板、客室窓ガラス部分にも絵柄が配されて「はしる水族館」の名で活躍しています。


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逆側前面。前面、側面、窓部ともに絵柄はひと通りでなく、模型にしよう! と考えると一筋縄では行かなさそうですが、この前面の絵柄とヘッドマークだけでも貼り付けると中々目立つ存在になりそうです(まずは700形のカタチを作ってからの話になりますが)。


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こんな感じで窓や扉脇にもイラストが入っています。


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第4編成は飾り立てられた姿で一年中走行していますが、一方で上毛では季節ごとの車内装飾が盛んなのも近年知られたところ。この時は第6編成(西桐生←716-726→中央前橋)が、天井部いっぱいに桜の飾り付けをして運用されていました。電車の揺れにあわせて、風に吹かれるように枝がゆさゆさするのがなかなかの風情。


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同編成のヘッドマーク。天井部はさすがに模型、殊にNゲージぐらいのサイズでは作っても見えないでしょうが、こういうマークだけでもいろいろ作ってみると、お手軽に華やいだ雰囲気が出るでしょう。ここの電車に限らずフリーランスなんかでも、そういう所でいろいろ遊べますね。


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さて、「オレンジのステンプラカー」と聞いて恐らく誰もが想起したろうと思われるのが、北陸鉄道への移籍車。岳南鉄道へ嫁いだ車輌もオレンジに彩られていますが、あちらは単行電車へ大転身して大きくイメージが変わったので、まず連想されるのはやっぱりこちらではないでしょうか。

北陸のもと京王3000系といえば浅野川線(北鉄金沢~内灘)の8800(もと試作車)・8900系が有名ですが、2006年からは石川線(野町~加賀一の宮)でも、2輌1編成が7700系として活躍しています(野町←7701-7711→加賀一の宮:写真)。
こちらは側面帯も全てオレンジでドアまでかかり、色調も赤味の強いもの。床下にスノープラウも備え、同じオレンジ系統とはいえ上毛とは意外と印象が違います。この編成もドア窓は金属支持で、グリーンマックスの京王3000系キットに近いタイプの車体ですが、隙間風対策か、前面の通風孔は埋められています。上毛とは異なり、尾灯は窓上のままです。
7700系と8900系は同じ3000系量産車ベースではあるものの、架線電圧が石川線:600V、浅野川線:1,500Vと異なり、8900系が京王時代の機器を流用したMc-Mcなのに対して7700系は7000系(もと東急7000系)と同等の主要機器に交換、FS-342(Mc車、西武由来)・DT21T(Tc車、国鉄由来)台車を履くMc-Tc編成となっています。スノープラウも両車で違うものが付けられているようです。


各地に転籍してバリエーションを増やす京王3000系一族。本家・京王では1000系増備車が続々登場し、リニューアル車は伊予鉄道への譲渡も発表されています。奇しくもと言うべきか、あちらも在来車はオレンジが基調。さてさて、どんな姿で登場するでしょうか?

2009年3月   

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