鉄道ホビダス

2009年3月アーカイブ

こんにちは、副編まるはねです。さて、先日ライター/モデラーの木本晃彦さんに誘われ、大井川鐵道井川線のDB1形ディーゼル機関車ラストランイベントに行ってまいりましたので、その模様をお届けしたいと思います。

このDB1形(DB8・9)は、1952年製造の加藤製8トン機で、岐阜の東上田発電所の工事用に新製され、1955年に大井川鉄道に入線しました。その後長らく旅客列車の主力として活躍しましたが、1985年頃にDD20形と世代交代し、その後はイベント列車「かわかぜ号特別便」やチャーター運転の他は川根両国の車庫構内での入換用として用いられてきました。今や車籍を持つ機械式DLとしては国内唯一の存在となっています。

本日の主役、DB9「加藤くん」。加藤製のDLと言えば軽便用がイメージされるが、本機は誕生時から1067mm軌間だった。連結器高さは大井川入り後に低い位置に移設された(元の座の跡が残っている) 井川

なぜ今回ラストランになってしまったかと言うと、井川線にこの度ATSが導入されることになり、車上子が取り付けられないDBはそのために本線上での単独運転は今回限りとなってしまったというわけです。

誇り高き「KATOWORKS TOKYO」の陽刻。井川

さて当日の運転は井川発千頭行きの片道運転で、編成は、千頭方よりDB9+スハフ4+スハフ6。DBは通常と異なりボンネットを千頭方として、正向き運転となるようにしていました。812列車として12:25に井川発車。約60名、満員のファンを乗せて元気に出発です。

途中、名所の関の沢橋梁ではサービスで2分ほど停車(もちろん下車はできません)。対岸の展望台にかすかに見える撮影ファンの多さは、井川線始まって以来ではないかと車内で大いに話題となりました。

列車は秘境駅として有名な尾盛駅で10分ほどの撮影タイムです。曇っていた日差しも、この駅では一瞬晴れ間を見せてくれました。

編成はDBにとってはけっこう一杯一杯と思われる客車2輌編成。スハフ4と6はオープンデッキの古典的な形態。この客車に乗れるだけでも貴重な体験! 尾盛

接阻峡温泉駅、奥大井湖上駅といった通過駅にも大勢のファンが追いかけてきています。そして長島ダム駅~アプトいちしろ駅間の名物アプト区間では、DBの前にED902を連結。巨人と子供といった大きさの対比も興味深いものでした。近年の「かわかぜ号特別便」は通常はアプト区間までは入らなかったので、この顔合わせ自体貴重なものだったと思います。

このサイズの違い…! とても同じ線路に乗っているとは思えない!? 長島ダム

奥泉駅では甘酒が乗客に振舞われ、寒い中思わず窓を全開にしてしまい冷え切った体を温めさせてくれました。次いで桜の名所土本駅では折りよく5分咲きほどとなった桜と絡めての撮影タイム。途中ヘッドマークを外すという演出もあり、皆心ゆくまで撮影を楽しんだことと思います。

桜と木立に囲まれた土本駅でのフォトセッション。数分間、ヘッドマークを外して「素」の表情を見せてくれたDB。

列車は14:45分に千頭駅に到着。その後にもう一つイベントが用意されていました。DBの向きをいつも通りに戻すため、ターンテーブルでの方向転換です。これも途中角度を変えるたびに撮影タイムを設けるなど、DBは最後の瞬間まで千両役者ぶりを発揮してくれたのでした。

The last show…。手押し式ターンテーブルで方向を変えるDB。背面のディテールもおわかりいただけるかと。千頭

たっぷり2時間強のツアーは、終わってみればあっという間でしたが、DBとの名残を惜しむには十分な、盛りだくさんの内容だったと思います。また記念品として配布された昭和34年(井川線運輸営業開始時)の時刻表や手作りのしおり(硬券をあしらったもの)、組立図のコピーを挟んだ小冊子なども非常に嬉しい内容で、これでツアー代金2,000円(しかもお弁当付き)は大満足でした。今回の企画を主催してくださった大井川鐵道南アルプスアプトセンターの皆様に感謝し、DBの長年の働きをねぎらいたいと思います。

機械式の操作系。クラッチ操作もあり、運転には熟練が必要だったという。井川

なお、本線での単独運転のできなくなったDB2輌ですが、廃車となるわけではなく、今後も構内入換には活躍するとのことです。こちらも一安心といったところですね。

P:まるはね(2009.3.28撮影)

当日配布された「紙もの」のおみやげ。良い記念になります。

ご無沙汰しております。RMM広告担当[800]です。

明日3月27日(金)に新しい鉄道模型専門店がオープンします。「レールマイスター」がそのお店です。

場所は鉄道模型激戦区秋葉原、不忍通りに面したビルの2Fにあります。

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激戦区アキバのお店は、価格で勝負する店、中古品が充実している店、レンタルレイアウトがある店など、各店がそれぞれの特色を競い合っていますが、このレールマイスターはそれらに負けないインパクトを持っています。商品のラインナップはNゲージ中心ですが、プラ製16番も扱っております。各メーカーの新品はもちろん、中古品や委託品にも力を入れており、その充実振りは新規オープンのお店とは思えないほどです。


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▲こちらは新品の棚。Nはもちろん、プラ製16番も充実

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▲そしてこちらは委託品の棚。Nゲージの他、真鍮16番のキットもしっかり在庫

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▲怪しいジャンク品もN/16番問わずあります


店内にはまだ仮設ですがN/HOのレイアウトもあります。良く考えると、アキバで実際に走行している16番/HOの車輌が見れるのはここだけかもしれません。

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そして、レールマイスターの特製完成品に触れないわけにはいきません。オーナーの岡さんは知る人ぞ知る名モデラーなのです。その名モデラーの手にかかった特製完成品がぞくぞく完成予定。是非そのクオリティを確かめてください。

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▲すばらしいパイピングの西武4000系、は残念ながら非売品


各種パーツや素材も充実していますので、工作派モデラー必見のお店となるでしょう。
アキバの鉄道模型店巡りに新ルート誕生です。

株式会社レールマイスター
〒101-0021
東京都千代田区外神田1-6-1
外神田ビル2F
電話:03-3256-6699
e-mail:shop@rail-meister.co.jp
HP:http://www.rail-meister.co.jp/
定休日:火曜日
営業時間:
月~金 12:00~19:30
土    10:30~19:30
日・祝 10:30~18:30

鉄路を離れる京王3000系

どうもこんばんは、甘木です。

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昨年12月、今月と上毛電気鉄道へ渡った京王3000系の姿をお伝えしましたが、本家の京王井の頭線では各部を刷新した1000系5次車の入線に伴い、着々と3000系リニューアル車の廃車が進んでいます。
1983~87年、軽量ステンレス車体に設計変更のうえ投入された第20~29編成は多くの車輌が転出を決めているようですが、1000系増備再開の時点で4編成が残存していた、マイナーチェンジ前の1970年代生まれの編成は、どうやら天寿を全うしたということになるようです。

同系初の界磁チョッパ制御車で、パノラミックウィンドウとなったリニューアル車の中では最若番だったアイボリーマスクの第16編成(吉祥寺←3716-3016-3066-3116-3766→渋谷、1975年製)も、トップを切った第20編成に続いて昨年12月に引退しました。
今回はこの編成の搬出時の姿をご覧いただきましょう。
(2008年12月11日撮影)

RM MODELS165号(2009年5月号=3月21日発売号)が発売となりました。
きょうはその中身を、ダイジェストでお伝えしましょう。

★今月の特集は、『予算1万円モデリング』です。
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発売されたばかりの新製品にはちょっと手が出なくても、部屋の片隅で眠っているモデルが誰にでもあるはず。より実車らしさを追求してウェザリングを施す、100円ショップで売られている素材を活用して都会型レイアウトを作る、古くなってしまった模型に今一度手をかけて自分だけの車輌にするなど、今月は限られた予算で最大限に楽しむ方法を特集します!

こんばんは。お久しぶりの甘木です。

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昨年12月に取り上げました上州のステンプラカー、上毛電気鉄道700形。
その後、既に各所で報じられている通り、今年2月頭には最後の塗色変更車が登場。晴れて本家井の頭線を超える全8色のカラーバリエーションが出揃いました。
今回は年末の記事の補遺を兼ねて、このニューカラーを見てみることにしましょう。

(上毛の写真は3月8日撮影)

 ご無沙汰しております(み)です。今回はちょっと昔にタイムスリップして、現在では「恵比寿ガーデンプレイス」となった一角にごく短期間だけ存在していた、実物の車輌を利用したビアレストラン「ビヤステーション恵比寿」の開店準備期の模様を紹介しましょう。
PHOTO:(み)

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▲オープン直前の「ビヤステーション恵比寿」に鎮座するEF58 91号機。展示に備えていわゆる「ブルトレ色」に塗り替えられた。

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▲「ビヤステーション恵比寿」のほぼ全景。「黄緑色の山手線」の起源となった103系もすでに2世代前の車輌となってしまった。いずれも1985年3月撮影。

 さて、工場で生産されるビールの銘柄が貨物駅の名称となり、それが旅客駅に転じてさらに町の名にもなったことで知られる渋谷区恵比寿。現在一帯は「恵比寿ガーデンプレイス」と呼ばれる再開発地域となっていますが、1985年からわずか数年のみ、ビール工場の跡地を利用して「ビヤステーション恵比寿」と呼ばれる列車レストランがオープンしていました(現在は跡地となる館内に客車風のレプリカを設置して営業しています)。

 特筆すべきはビール工場時代の引込線跡地を利用して、EF58をはじめとする実物の車輌を並べ、その室内も客席の一部として使用していたことです。再開発も決まっていたこの土地に、わずか3年程度とは言え列車や旧ビール工場の施設を利用した飲食店をわざわざ開店させたことは、もちろん当時でも大きなニュースとなりました。

 ここではその引込線跡に車輌を引き込むまでの経過を、2回に亘ってご紹介しましょう。以下の写真はすべて搬入日の1985年1月19日撮影です。

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