鉄道ホビダス

2008年8月 5日アーカイブ

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▲今年で開業100周年を迎える横浜線。                        菊名P:(龍)


 
 1908年に東神奈川~八王子間に生糸を運搬されることを目的に敷設された現在の横浜線は、今年9月に開業100周年を迎えます。これを記念してJR東日本ではイベント列車の運行やヘッドマーク装着列車の運行など数々の催しを企画中で、沿線自治体でも神奈川区、港北区、緑区、町田市、相模原市の各地でコンサートや写真パネル展示などが実施されます。

さて、横浜線沿線の淵野辺駅前にある相模原市立鹿沼公園にD52 235が保存されているのはご存知でしょうか?


▲神奈川県相模原市鹿沼公園に保存されているD52 235。正面ナンバープレートが無いのは盗難防止のためで、事務所に保管されている。                  P:杉本昌樹

 現在発売中の姉妹紙の『Rail Magazine』300号で元プロ野球選手の屋鋪 要さんによる新連載『保存蒸機撮りつぶし』でも、正面ナンバープレートの無い保存蒸機としてこの鹿沼公園のD52 235のことに軽く触れています。
 D52は全国的に保存機が見られるD51に比べ、保存機は少なく、その数は全国にわずか7輌しかないそうです。幸いD52が晩年に活躍した御殿場線が近かったこともあり、神奈川県内には70号機(山北町)、403号機(平塚市)、そして鹿沼公園の235号機の3輌が保存されています。

地元、相模原市在住で、保存蒸機の清掃・レストア作業にもボランティアとして関わってきた杉本昌樹さんから、先日こんな話を伺いました。

「保存されているとはいえ、正面ナンバープレートのない姿をうちの子供は蒸気機関車だと喜んで眺めたりしていまして、子供たちに本当の蒸機の姿を伝えなければいけない。このままでは、誰の記憶からも薄れ、いつしか朽ち果てる前に何とか元の姿に戻したい。」

 杉本さんは今年の2月に市の公園管理事務所にD52の清掃や整備のボランティアを申し出たそうです。しばらくして横浜線開業100周年記念事業として「鹿沼公園のD52を一般公開出来ないか」と話が持ち上がり、イベントに使用するための特別整備という名目で市役所の許可を得て7月から運転席周りの整備を始めることができました。一時は新製が必要かと思われた正面ナンバープレートも市側で保存してあることが判り、公開当日は煙室扉にプレートを取付た状態での公開を予定しているそうです。
イベント内容はD52の運転席を開放し、JR東日本から借り受けた子供用の制帽・制服を来場者の子供さんに着用させ、親御さん持参のカメラで撮影できる「ちびっ子SL撮影会」などとなっています。


実際の保存機の整備進行状況を見てもらいましょう。

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▲いたるところの塗装が浮いた状態のキャブ外観。

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▲キャブ内部の様子。

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▲機関士側、側窓下部の修復。塗装をはがし、凹みにパテ盛りしたところ。


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▲同じく側窓下部の修復。余分なパテを削り下地塗装を施したところ。

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▲こちらは機関士イス下部の機器箱の様子。整備開始前は大きな蜂の巣ができてしまっていた。

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▲蜂の巣を全てどかし、箱外側の錆びなどを落とす。

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▲そして下地の塗装を終えたところ。                作業途中写真:杉本昌樹

 9月13日(土)の公開日を目指し、土曜休日に運転台廻りを中心に、ちょっとずつ整備を進めているそうです。課題は抜け落ちそうな床をどうするか、そのほか人手と資金(ペンキ代など)だそうで、現在SL整備の有志を募っているそうです。

連絡先は 杉本昌樹さん osugi4@ybb.ne.jp まで。

お近くの方は参加されてみては如何でしょうか?

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