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2008年06月26日
スーパーベルズ & 向谷 実『東横特急』 〔その他〕
こんにちは、副編まるはねです。既に発売からだいぶ時間が経ってしまいましたが、テクノサウンド『MOTO(E)R MAN』シリーズでおなじみのスーパーベルズと、あの伝説のフュージョンバンド「カシオペア」のメンバーにして、トレインシミュレーターシリーズの仕掛け人でもある向谷 実氏の初コラボ作品、『東横特急』というミニアルバムがリリースされています。ベルズさんのネットラジオ「鉄音アワー」内「鉄本インフォメーション」コーナーでは我らがRMMを毎月ご紹介いただいているのですから、遅くなったとはいえこちらもご紹介しないわけにはいかないでしょう。別冊の編集や突然の長期休暇で遅れてしまったことを心よりお詫びいたします。

本アルバムは東急東横線80周年記念にちなんだもので、去るゴールデンウィークに開催された東急東横店「鉄道フェスティバル」でもご本人たちによるライブ演奏が行なわれたものです。どんな楽曲なのかというと、一言で言えばモーターマンシリーズのテイストに、カシオペアサウンドを融合させたというか…。楽曲の約半分は向谷氏の作曲で、それにおなじみの車掌ボイスなどの「詞」が乗るという構成ですね。もちろん100%ベルズが担当した曲も含まれており、「競作? 共作?」という感じのちょっとユニークな一枚ということができるでしょう。同時に収録されているMCで図らずもベルズのお二人(野月氏、土屋氏)が吐露していましたが、大御所向谷氏のサウンドにモーターマンシリーズでおなじみのギャグなどを盛り込んでいいのか?というドキドキがあったそうです。結果的には向谷氏も大受けしてくれてきっと一安心だったことでしょう。きっと趣味嗜好だけでなくセンスも共鳴しあって、単独の時以上のパワーがこの一枚には込められているのだと思います。
そしてこのアルバムのギミック(仕掛け)は、渋谷駅を発車して終点元町・中華街まで、楽曲中で描かれるシーンが東横線を順番に進んでいくというもの。しかもこれを通しで聞くと、ちょうど東横特急の所要時間33分ピッタリで収まるという職人芸的な見事な展開です。それでは一曲ごとに一言レビューを…。
1 ピアノコンチェルトOp.東横特急
これぞ聞いているだけで快感ほとばしるカシオペアサウンド…! 渋谷駅で運転士が乗り込む時の効果音から始まって、最初の停車駅中目黒まで、一連の鉄道サウンドが余さず盛り込まれており、ギャグこそないものの本アルバムのスピリットを瞬間的に理解できる一曲と言えるでしょう。
2 祭・東急フェスティバル
編集部最寄の都立大学駅を通過する時の曲がこの曲。和太鼓に代表される和風サウンドに威勢の良い掛け声で気分を盛り上げます。
3 GAOKA
曲名は自由が丘から来ているんですね。セレブっぽいマダムが犬連れで登場。なにげに世田谷線を除く東急線全駅名が曲中に入っているところもすごい。ライブでこれホントに歌ったんすか、野月さん?
4 Side By Side
モーターマンではおなじみのモチーフである、複々線区間での「バトル」。東横特急と目黒線のバトルをI宮さんのF1風解説付きでお届けします。そういえば目黒線の日吉乗り入れ、実際に始まりましたがこれも先取りしてありました(だからレビュー遅いって!)。
5 VVVFの宴
日吉~菊名の区間、高速で飛ばす東横特急に合わせ、アップテンポの曲が連続。VVVFの変調音が取り入れられており音鉄派好みの一曲。
6 GAG, JAB and GAG
菊名~横浜、明るい曲調にベルズの曲ではおなじみの「ジャブ鈴木先生」がダジャレをかましまくります。鈴木先生、むちゃくちゃハイになってる…。
7 My name is 向谷です
横浜駅停車中に繰り広げられるウイスパーな曲。なぜかささやき声で会話する乗客二人組と、偶然乗り合わせた向谷氏(本人役で登場)。向谷氏のボイスが楽曲に登場するのはここだけですので実に貴重。
8 高速軌道ミナトミライン~みらい鉄道横風のテーマ~
知る人ぞ知る特撮CG映画『みらい鉄道 横風』(横浜高速鉄道全面協力、Y500が戦闘列車となって宇宙空間でバトルする)のテーマなのだそうです。ガ○ダム風のせりふが秀逸…! 関係ないけど、バンダイ本社のエレベーターの自動アナウンスは本物の声優によるキャラクターの声になっていて、アムロ(古屋 徹)の場合「上へ 行きま~す」と例の調子でやってくれるんですよ。
9 Bass man ~MMMix~
中華風サウンドと言えば…!ベルズオリジナルメンバーの少覚氏作曲でしょう。名曲「中華特急みなとみらい」からの引用も含まれています。
10 街・ヨコハマ(ガイ・ヨコハマ)
曲のラストを飾るに相応しいビッグバンド風な盛り上がる一曲。そして電車は終点元町・中華街へ到着。
11 Not in service
向谷氏、野月氏、土屋氏によるMC。通常アルバムにはこういうのは入らないと思うのですが、彼ら一流のファンサービスです。
12、13 Side By Side、ピアノコンチェルトOp.東横特急(Inst.)
向谷氏作曲の中から2曲、インストバージョンで収録。カラオケにするのも良いけど(?)純然たるインストとしての完成度の高さも実感できます。さすが…!
○XQEP-1001/定価2,100円
○発売元:株式会社ヤマハエーアンドアール
○販売元:バウンディ株式会社

東急東横店「鉄道フェスティバル」にて先行発売された時のオマケ。カンバッチと3人の直筆サイン、80周年マークのステッカー。あと配布されていたチラシには本人たちによる一曲ごとの解説?が記載されていたのでこれも保存版。
投稿者 まるはね : 2008年06月26日 21:07

