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2007年06月21日

弘南鉄道の元旧型国電 〔実物のわだい〕

 こんばんは、(み)です。これまでにも弘南鉄道の旧型電車に関しては2回ほど紹介してまいりましたが(弘南鉄道大鰐線の昔の車輌飯田線生まれの買収国電)、今回は「鉄コレ」の17m級旧型国電編も発売されたことですし、同鉄道の中でも生粋の17m旧国の雰囲気を残すモハ11形およびクハ16形について、手元の写真を並べてみることにしましょう。

 まず今回は制御電動車であるモハ11形を取り上げたいと思います。残念ながら今回「鉄コレ」でモデル化されているモハ1121に関しては、前面写真が1枚あるのみというお寒い状態ですが、連結相手も含めて加工の参考にしていただければと思います。

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▲弘南鉄道モハ1120正面(津軽大沢区・1985年8月撮影)

 モハ1120は今回の「鉄コレ」でモデル化されたモハ1121とは異なり、元30系(→クモハ11 100番代)を前身としています。ジャンパ栓受けに箱形のカバーが掛けられているのが特徴とも言えましょう。これら旧・旧国グループは当初は弘南線に配置されましたが、元東急車(もっともこちらも前身は17m級旧国がほとんどなのですが…)が大量入線していた末期には、ほとんどが大鰐線に転属され活躍していました。

 さて鋼製車時代の弘南電車と言えば、ベージュとコゲ茶色っぽい塗色というイメージを抱いている方も多いようですが、検査後の塗装はクリーム色と赤紫といった感じでした(このバックに写っている3400形が比較的塗装後に近い)。ただし再塗装までの周期が非常に長いのか、現役時からかなり褪色した状態で運用に就いていた電車もありましたので、元の塗装が判らないという方が多いのも無理ありませんでした。

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▲モハ1120側面(津軽大沢区・1981年8月撮影)

 側面から見た1120。旧30系譲渡車の中では比較的原型を留めていた車輌と言えるでしょう。扉の半自動化が弘南らしいポイントです。

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▲左:モハ1120の前面部/右:側面車号部分(津軽大沢区・1985年8月撮影)
 リベットの連なる端正な車体が30系らしいところ。車号が切り抜き文字であったことは驚きでもあります。営業時にはこのようにサボを掛けていましたので、模型でも再現してみると良さそうですね。

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▲弘南鉄道モハ1121(大鰐駅・1985年8月撮影)

 残念ながらこの1枚しか撮っていませんが、「鉄コレ」のモデルとされたモハ1121号です。モデルと同様に屋根先端部のステップが撤去されているので、通常の旧型国電顔とはやや雰囲気が異なります。

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▲弘南鉄道モハ1122(大鰐駅・1985年8月撮影)

 こちらは西武鉄道を経て入ってきた旧50系電車(張り上げ屋根)です。国鉄のクモハ11は更新修繕により、もともと張り上げの車輌も雨樋を下げたり、グローブ型ベンチレーター化されるなどの標準化が施されましたが、この車輌については国鉄流の標準化はされなかった替わりに、窓枠のアルミサッシ化(ただし外観は塗装済)や大型ガラベンの取付など、西武流の標準化がなされました。

 今後追ってクハ16形(写真が出てこればクハ17形も)について取り上げようと思います。


投稿者 (み) : 2007年06月21日 20:18

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