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2007年04月 アーカイブ
2007年04月27日
トミーテック セールスミーティングREPORT
こんにちは、副編まるはねです。なんと今日で4月の営業日は終わりじゃないですか! 早いなぁ、つうか世間様は連休とかで盛り上がってたりするのかなあ…。あまり関係ないけどね、フフン。
さて本日のブログは、去る4月19日に行なわれたトミーテックの小売店向け商談会の中から、注目の試作サンプルをご覧に入れます。私の独断でアイテムは取捨選択させていただいておりますのでその点はご容赦ください!
出ました、HGモデルのキハ20系。このところ毎年のようにキハ10系、キハ55系と来てついに現代クオリティのキハ20系が登場したことになります。形式はキハ20・22・25とキハユニ26。販売形態はキハ20・M単品、T単品、キハ25・M+Tセット、T単品、キハ22・M単品、T単品、キハユニ26・T単品というもの。価格等は他で検索してくださいね。HGモデルだけに床下の表現なども凝っていますが、特に驚いたのはキハ22の耐寒カバーが別パーツで、ちゃんとエンジン・ラジエーター本体も付いていることですね。期待の一品です。6月発売予定。
211系房総色セット。昨年秋から走り始めた新カラーの5連です。模型的には単なる塗り替えモデルとなります。5月発売予定。
73形仙石線旧色4輌セット。俗に気動車色と呼ばれる2色塗り分けです。全車3段窓の原型車で、トピックとしては銀河モデル製のタブレット保護棒が付属することが挙げられます。旧国ファンにはかなりササる一品。限定品で7月発売予定。
JR貨物更新機2種。左がEF65 1000番代、右がEF81初期型。発売はEF65が5月、EF81は6月です。
おしまいは人気のバスコレ第10弾。日野セレガ各種です。ラインナップ等も発表されましたので、興味ある方は検索してみてください!(←不親切だけど、切り上げないと帰れないのよ…)
P:まるはね
投稿者 まるはね : 2007年04月27日 23:44
2007年04月26日
鉄道模型のある宿
先日、長野県木島平にあるユースホステル「高社山麓みゆきの杜ユースホステル」さんよりお便りを頂きました。

「みゆきの杜」さんは2000年にオープンしたユースホステルですが、オーナーの中村さんの趣味が鉄道全般であったため、施設内にNゲージレイアウトを設置。今では「みゆきの杜」さんにはなくてはならないアトラクションになったとか。

▲レイアウトに設定されるシーンは昭和40年代前半のとある地方幹線の秋。

▲木造民家の脇をキハ20が行く。

▲古めかしくも懐かしい建物が立ち並ぶ駅前商店街。踏切にボンネットバスが佇む。
宿泊時に持ち込み車輌による運転も、もちろん可能なほか、マイクロCCDカメラを搭載した車輌による運転席ビューも楽しめるとか。運転希望の場合、毎日21時頃より運転デモンストレーション&体験会を実施中、とのこと。間もなく始まるGWも4/30、5/1、5/2の一部にまだ、空きがあるとのことです(4月26日現在)。お問い合わせ及び、予約状況は下記ホームページより。
「高社山麓みゆきの杜ユースホステル」ホームページはこちら!
Nゲージ鉄道模型「みゆき野鉄道」の詳細はこちら!
交通アクセスは…。
●車・バイクでお越しの方
上信越自動車道豊田飯山ICから、木島平スキー場案内看板を目標に13km、スキー場入り口かゲートから1.2km道路沿い左。
●列車でお越しの方
飯山駅~ユースホステル間の無料送迎を実施中です。
送迎希望の方は予約時に送迎希望の旨お知らせ下さい。
写真提供:高社山麓みゆきの杜ユースホステル
投稿者 龍 : 2007年04月26日 12:28
2007年04月25日
お疲れ様、くりでん その1
こんにちは、副編まるはねです。既に4月も残りわずか。あの涙の3月末から早くも一月が過ぎようとしていることに愕然としたりします。鹿島鉄道においては早くも車輌の解体、設備の撤去が行なわれていると耳にするとなんともやるせない思いに駆られます。今日のブログでは以前お約束したとおり、3月下旬にくりはら田園鉄道を訪問した際の模様をお届けして、その思い出を新たにすることにしましょう。
さて実は私、くりでんを訪ねたのは栗原電鉄時代を通じて全く初めてでした。朝イチで現地入りするため、一度線路を飛び越えて一ノ関まで深夜バスで入り、その後初電で石越に入りました。そうすると、平日のみ運行されるくりでんの朝一番の列車に間に合うのです。しかし結果的には石越駅のシーナリー観察しているうちに初列車は出てしまいました(汗)。だって今日また石越に戻ってくるのは夕方以降になりそうだったのでしょうがないのです。あぁ平日に来たメリットが…。鹿島などに比べてかなり列車頻度が少ないので見るべきポイントはおのずと限られてしまいます。しかも平日は日中1本運休だし…。まあ土日のお名残乗車ラッシュを考えればよしとしなければ。
乗り損ねた一番列車。KD951でした。
石越駅はJRとの乗換駅で、駅舎はJR駅舎とはロータリーを挟んで斜め対角の位置にあります。線路自体はJR線と平行で、かつて連絡輸送が行なわれていた痕跡も感じられます。駅舎自体はこじんまりとまとまった好ましい形態。最近まで駅員配置があったようですが、最後は無人駅となってしまっていました。
模型的まとまりを見せる石越駅駅舎。駅前の元は旅館と思われる建物などとセットにしてスケールモデル化したいくらいですね。
ブラブラ歩いて隣の荒町駅に到着。しばし待ってここでようやく私の初乗車となりました。車輌は3輌あるKD95形のうち、テレビ番組とのタイアップで「Oh!バンデス号」とされたKD952。車体内外にこどもたちが描いたイラストが飾られている他、車内アナウンスがなんとさとう宗幸さんでした。車内は通学の高校生を中心にかなりのにぎわい。大荷物でキョロキョロする「鉄」な私はちょっと場違いな存在でした。ごめんなさい。
列車を降りたのは鴬沢駅。ここのすぐ近くに、栗駒岳バックで撮れる鉄橋があるのです。季節が良ければ白鳥が群れると言われる川面ですがもう北へ旅立ったのか見当たらず。鴨ならいましたけど…。
嬉しかったのは、踏切の警報機が電子音ではなく昔ながらの打鐘式だったこと。さすがにくりでんの中でも貴重品だったと思います。


これが打鐘式踏切。その音を聞きたいという方は…。下のオマケ動画に収録されています。(片手間でやっているのでお聞き苦しいと思いますが…)
その鶯沢駅も、かつては交換可能設備や貨物ホーム、それに普通の駅舎がありました。というかその痕跡がありありです。そうそう写真でおわかりのように、架線柱、もしくは架線そのものが残っている区間も多く、「栗電」時代も偲ぶことができましたね。
今は無人の単線ホームに待合室1つしかありませんが、以前はこの手前の場所に駅舎があった模様(土台が残っています)。
交換設備があった頃の対向ホームの遺構。この対面には貨物ホーム跡もありました。
また待ち時間を経て次の列車で終着の細倉マインパーク前へ。静態保存のED202が迎えてくれました。そして普段の私なら絶対にやらないこと…「俯瞰撮影」をやってきました。ホビダスブログの「お立ち台通信」そのままです。俯瞰としてはかなりお手軽な撮影地ですが、なにしろ普段の運動不足、及び先が見えない不安からつい早足となってしまい途中でゼハーゼハー息が切れちゃって…。すれ違った若いレイルファンの人に心配されちゃいました。しかし意外にあっけなくポイントに到着し、「なんだあせることなかったじゃん(苦笑)」。この区間、列車はごく低速なので、じっくりその姿を拝みつつ、撮影することができました。
息を切らせた成果です(笑)。このシーンの動画も一応撮ってみましたが、例によってシャッター音がうるさいのでごめんなさい。でも最後に汽笛がボーと鳴るのは泣かせますよ。
この続きはまた後日。
P:まるはね(2007.3.23撮影)
投稿者 まるはね : 2007年04月25日 21:26
2007年04月23日
お待たせしました。「チャレンジャー」動画完成!
こんにちは(龍)です。

先日、当ブログでお伝えし、編集中だったアメリカ・アサーン製の大型旅客機「チャレンジャー」のDCCサウンド映像がようやく完成しました。(撮影時の様子を記したブログは4月2日の投稿をご覧下さい。)
今回編集し、完成した動画はこちらです!
模型では直流アナログ、DCC両用となり、直流アナログ運転でも付属の専用リモコンでサウンドを堪能出来ます。ドラフト音、汽笛、ベル、エア音、ブレーキ音などのサウンドを是非、あなたの耳でお確かめください。
(サンプル協力:さかつう)
投稿者 龍 : 2007年04月23日 14:25
2007年04月20日
ニュルンベルク・トイ・メッセの動画、第2弾

ブログをご覧の皆様こんにちは。さて、4月3日に「ニュルンベルク・トイ・メッセ レポート」関連動画第1弾を投稿させていただきましたが、本日はその第2弾を投稿させていただきます。これらは現地取材へ行ったPPLの石塚さんに、会場で展示された試作品・新製品サンプルや注目のレイアウトなどを動画でも収めていただくようお願いしたもので、外国型モデルの魅力を感じていただければと思います。なお、これら動画は本サイト「ホビダスTV・鉄道コーナー」からもご覧いただけるようになっており、既に投稿している第1弾の動画も引き続き掲載させていただいております。
また、4月21日(土)発売のRM MODELS142号114~121頁においても「ニュルンベルク・トイ・メッセ2007 PART2」の記事も是非ご覧下さい。

【動画の内容】
メルクリンのブースに展示された大レイアウトです。有蓋車だけで組成された長編成の貨物列車をはじめDRG05の牽く客車列車やミニクロコダイルの牽く貨物列車など、お馴染みのヨーロッパ型車輌を中心に、多種多様の列車走行シーンをお楽しみ下さい。ヨーロッパならではの美しい造形の建物が並ぶ街のレイアウトも必見です。
(上のバナーをクリックしていただければ、動画がご覧いただけます。)

【動画の内容】
ファーラーのブースに展示されたHOスケールの「カーシステム」を組み込んだレイアウトです。「カーシステム」はその名のとおり自動車運転システムで、マグネット式の制御装置を装備した自動車が道路に埋設された鉄線をガイドにして走行するもの。ここではバスやトラック、遊園地のSL型遊覧用トラクターの走行シーンのほか、ディーラーのピットに入るルートバンの動きに注目して下さい。
(上のバナーをクリックしていただければ、動画がご覧いただけます。)
RM MODELSでは、5月21日発売予定の143号にても「ニュルンベルク・トイ・メッセ2007」のレポートを連載予定で、動画につきましても、また引き続き幾つか「ホビダスTV・鉄道コーナー」にて配信を予定しております。また配信されましたら、随時、本ブログでもご案内させていただきます。
投稿者 RMM編集部 : 2007年04月20日 16:00
2007年04月19日
アナタの趣味の「?」募集〆切迫る
ブログをご覧の皆様こんばんは。本日は編集部よりご案内です。
RM MODELS141号187頁の募集告知記事に掲載させていただいた中の1つ「募集その1:アナタの趣味の“?”教えて!」の募集〆切が近付いて来ております。
日頃、鉄道模型を楽しんでいて「分からない?」あるいは「分かったような気がしているけどホントはそれってナニ?」みたいな疑問を抱くことはありませんか? 車輌、情景について「今さら人に聞けないよな~。」ということや、「工作について相変わらずココが分からないんだよね。」ということなど、鉄道模型についての疑問をお寄せ下さい。もちろん鉄道模型に関わって抱いた実物に関する疑問でもOK!
RM MODELSではこれら読者の皆様の疑問にお答えする記事を考えておりますので、「そうだこの際コレ聞いておこう。」というものがある方はご質問内容を分かりやすく記載していただき、下記までお送り下さい。
【Eメールの場合】
rmmodels@neko.co.jp
(メールには質問内容のほか、お名前・ご連絡先をお書き添え下さい。)
【郵便の場合】
〒152-8545 東京都目黒区碑文谷4-21-13
(株)ネコ・パブリッシング RM MODELS編集部 「鉄道模型質問」係 宛
【〆切】
2007年4月23日(月)必着

▲「鉄道模型に関するQ&A」はRM MODELS119号(2005年7月号)においても掲載しましたが、それ以来のQ&Aとなりますので、奮ってのご応募お待ちしております。(画像はRMM119号当該記事の抜粋です。)
投稿者 RMM編集部 : 2007年04月19日 19:15
2007年04月18日
仙石線に103系復活!
こんにちは、副編まるはねです。さて既にご存知の方も多いと思いますが、昨年3月の常磐線を最後に全廃されたと思われたJR東日本の103系が、たったの1編成とはいえ、仙石線にて復活しました。一旦205系化の完了した仙石線ですが、実は多賀城駅付近の高架化工事の関係で運用数が1本増えてしまったため、期間限定のピンチヒッターとして103系がカムバックしたという次第。無論この事態はあらかじめ想定されていたようで、このT-235編成、運用離脱後も長期間休車状態で留置されており、それが昨年秋に郡山工場で大幅な改造を受けて出場、去るダイヤ改正以降晴れて復活運用となりました。実は去る3月に東北方面へ旅行した際、車庫の比較的観察しやすい場所に止まっている同編成を見かけたので、今日はその時の写真をアップしたいと思います。
晴れて運用復活となったT-235編成。画面右手が石巻、左手が仙台となる。
●クハ103-235…今回の改造中の目玉である、便所取付改造車。けどすいません、見えているのは便所と逆サイドです。便所部分の窓は戸袋窓、妻面窓とともにきれいに埋められており、103系としては非常に違和感のある面白い外観となっているのですが…。また以前種別幕として用いられていた表示窓(前面向かって左側)には「仙石線」の表示が掲出されるようになっていました。前面2枚窓やベンチレーター撤去、ドアスイッチ設置などは以前からの仙石線103系の特徴的なポイントですね。
トイレ部床下の汚物処理装置を見る。
●モハ103-343…この車輌も、シングルアームパンタ取付によって大きく印象が変わりました。しかも霜取り用としてダブルパンタ仕様ともなっているので迫力も満点です。上目からは観察できませんでしたが、両パンタとも母線含む配管フル装備のように見受けられました。
左が元からあるメインパンタ、右が霜取り用パンタ。シングルアーム化されたのは今回の改造だが、ダブルパンタ化自体は以前からのもの(以前は通常の菱型パンタ)。
●モハ102-499…この車輌は今回の改造点はあまり無いようですが、MGは以前からSIV化、コンプもスクリュー式に交換されていたとのことです。
●クハ103-236…後姿で失礼しますが、この車輌も大きな改造点は無い模様。肝心の顔が見えませんが、基本的には235と同じ顔のようです。全車とも、近年の郡山工場出場車特有の青っぽいグレーで下廻りが塗られているのも目を引きます。
現在同編成は平日の早朝に限定ダイヤで運用されているとのことで、走る姿にお目にかかるのは容易ではない感じですが、その力走が今しばらくは確かに行なわれているという事実だけでも、ファンの心を熱くするものがありますね。
2枚窓の仙石線仕様独特の顔。ジャンパ栓受けが撤去され、下部に標識円板掛けが設置されている。
P:まるはね(2007.3.24 仙台車両センター宮城野派出所 ※公道より撮影)
投稿者 まるはね : 2007年04月18日 23:58
2007年04月17日
1986年の鶴見線正月ダイヤ
▲鶴見駅に停車した初電・扇町行。この日のために1輌用の停止位置目標が新設された。1985.12.29
こんばんは、(み)です。今回は本ブログ2月20日に書きました「クモハ12の思い出」に引き続き、1986年以降鶴見駅乗り入れ運用に復帰したクモハ12形の運行について触れてみたいと思います。
大川支線封じ込めの運用から一転、1986(昭和61)年3月のダイヤ改正にて突如として実現した鶴見線クモハ12形の本線乗り入れ復帰ですが、復帰する直前にその予行演習とでもいうべきダイヤが存在していました。おそらく鶴見線史上にも残るであろう、1985年暮れ~1986年正月の年末年始ダイヤです。
このダイヤが実施されたのは1985年12月29日から翌86年1月3日までの6日間で、工場への通勤客が激減するこの時期を見計らい、クモハ12(運行番号01)と101系3連(運行番号03)という2運用・計4輌の車輌で、1日の鶴見線全運用をこなすという、空前の輸送力縮小実験とでもいうべきものでした。
通勤客さえなければこの輸送力でも何とかさばけるだろう…というまさにギリギリのダイヤで、しかも3連の101系が応援に入るのは朝夕のみ、それ以外の時間帯は早朝の初電から最終電車まで、クモハ12が1輌で全線の運用をこなすという、それは極限のダイヤでした。
▲初電のクモハ12運用が扇町駅に停車中。本線復活後、イベント運転以外で扇町までの営業列車が運転されたのは、この年の年末年始ダイヤだけではないだろうか。1985.12.29
ほとんどの時間帯を1輌で全運用こなすことから、運行形態は鶴見→扇町→鶴見→海芝浦→鶴見→大川という具合に、すべての列車を鶴見始発とする点が特徴的で、現在の運行形態の原点とでも言えるかもしれません。ただしクモハ12が鶴見に帰ってこないことには次の路線へは入れませんから、列車は終日ほぼ40分間隔で鶴見を発車し、本線や各支線に入っていました。
▲年末年始ダイヤ中の大川支線は1日わずか3本。現在の休日ダイヤを先取りしていたかのようだ。武蔵白石駅にて。1985.12.30
当時の平常ダイヤでは最盛期より本数が減らされていたとはいえ、日中でも鶴見基準で1時間に4本という本数が確保されていましたから、40分に1本というのはかなりの減便です。しかも途中折り返しもあるなどで末端の支線まで行くとさらに本数は減り、大川行に至っては1日3本という、現在の休日ダイヤ並みの減便となっていました。
▲国道駅停車中の夜の上り鶴見行。通勤客で超満員状態だ。1985.12.29
それにしてもいくらラッシュ時に101系の3連(03運行)が応援に入るとはいえ、29日の朝に突如登場した単行電車に、鶴見駅はパニック状態に。年の暮れとはいえ通勤客もそこそこいますから、通常のラッシュをはるかに越える状態となり、朝8時前の扇町行ではついに多数の積み残しすら出してしまいました。そのうえダイヤの余裕時間も少なく、一度遅れたダイヤは当分復帰できません。そこでこの日以降、対策を迫られることとなり、翌日以降は混雑する時間帯のみ、クモハ12による01運行分も101系3連に振り替えての運行となりました。
▲武蔵白石駅で大川支線入線のために転線するクモハ12。下り本線ホームで客扱いの後、渡り線で上り本線上へ引き上げ、さらに支線ホームへと入る。1986.1.3
さて趣味的に面白いのは鶴見線本線から大川支線への入線の時です。安善方から入線できるようになった現在とは異なり、当時は大川支線の起点となる武蔵白石駅で転線を行なわないと、大川支線へと入れない線路配線となっていました。したがってこの武蔵白石では転線前と転線後の2度に渡って客扱いすることとなっており、最初の停車で乗り遅れても支線ホームから乗車できる、という面白い現象が見られました。ちなみに転線が必要なのは下りの直通便だけで、上りは線路が直接上り本線とつながるため必要ありませんでした。
▲混雑時には101系が代走することになったが、運用上大川行に101系が入るひとコマも。鶴見駅
。1985.12.30
もちろん当時は武蔵白石駅の急カーブ上に支線ホームがあったことから、クモハ12以外の電車は大川支線へは入線できませんでしたが、困ったのは前述の混雑時における101系への車輌振替時です。そこで大川行の運用に101系が入った際は、途中の弁天橋にてクモハ12へ車輌を振り替える(つまり運用を元に戻す)形で、支線への入線が行なわれました。
▲安善駅に到着するクモハ12053。6日間のうち2日間がクモハ12053で運転された。1985.12.31
このように通勤客はとんだ迷惑を被り、ファンは大喜びだった6日間の運転を経て、その教訓を生かし日中のみのクモハ12形鶴見駅乗り入れという、1986年3月以降の標準となっていたダイヤが生まれることとなりました。車齢60年近い電車が、イベントでもない通常営業列車にいきなり復帰するという珍事は、いくら昭和の時代だからといっても、当時なりの驚きを持って迎えられた出来事でした。
〔ホビダスからのお知らせ〕
ホビダスより発売しておりました、鶴見線クモハ12も作ることのできる「17m級旧型国電キット(2輌入)」ですが、お陰様で未塗装キットについては品切れとなりました。塗装済キットにつきましては引き続き販売しておりますので、どうぞお早めにお求めくださいませ。
投稿者 (み) : 2007年04月17日 20:57
2007年04月16日
16番ゲージャーの皆様、お待たせしました!
RMM徒然ブログ読者の皆さん、ご無沙汰してました、(まき)です。
先月号RMMの自社広告でお知らせしていた、RMM初の16番系車輌工作別冊、『CRAFT MODELS』が19日の全国発売に向けて今日、印刷所から刷り上って参りました。

本書は、過去20年近くに渡る月刊『Rail Magazine』~『RM MODELS』バックナンバーより、16番模型記事、中でも車輌工作系記事をピックアップして再編集、見応えたっぷりの新規記事も多数加えて構成したものです。
今や日本では鉄道模型=Nゲージといっても差し支えない状況ではありますが、16番を始めとするその他のスケールを嗜好するモデラーもまだまだ健在。そういったモデラーの皆さんへの応援歌になればと企画してみました。
バックナンバーからの作品記事は、一定の出来映えを満たしつつ作者の情熱をも感じ取れるという視点でチョイスさせていただきましたので、見所たっぷりの作品が満載です。
再録させていただきました作品作者の皆様には、この場からも御礼申し上げます。
ちなみに本書の制作に当たっては、RMMライターの熊岡正之さん始め、板橋俊明さん、松尾彦孝さん、安田英彦さんの、ベテラン16番モデラー4名にお手伝いいただきました。いずれも今、バリバリ作って楽しんでおられるモデラーばかり。その意味で、読者目線で本書は構成されたといってよく、スッと入り込んでいける内容になったのではないかと思います。
発売は4月19日(木)、定価2500円です。お近くの書店、模型店にてご覧ください!
投稿者 (まき) : 2007年04月16日 15:16
2007年04月13日
鹿島鉄道ラスト・トリップ その4
いよいよ今回で終点鉾田まで到着です。そろそろ日も傾いてきました。無事明るいうちに終点までたどり着けるのでしょうか…。
かつて航空自衛隊百里基地へのパイプライン施設があった駅。島式ホーム1面2線ですが、この他に前述の石油類取り降ろし用の側線と、バラストホッパ車への積み込み用の側線がありました。
列車に乗っていたときは感じませんでしたが、クルマで訪ねるのが最も困難と思われるのがこの駅。幹線道路から細い道に入ってクネクネ走り、不安になった頃に忽然と駅が現れました。1面1線。駅前には雑貨店がありました。
丘陵地帯からだいぶ下りてきた感じになります。またこのあたりから、鉾田へ向かう幹線道路に沿う形になります。この駅はカーブ上に島式の1面2線のホームがあり、鉾田寄りには鉄橋もあって模型的なまとまりを見せています。
ちょっと八木薪駅に似た感じの1面1線、山中風の駅ですが、あの駅よりは集落に隣接しています。しかし駅入り口の表示などはなく、クルマで一度行き過ぎてしまったくらいわかりづらい駅ではありました。林の影になっていることもあり、既に露出が厳しくなってしまっています…。
ついに終点到着。以前関東の駅100選にも選ばれた風情のある駅です。2面1線で、乗車・降車でホームを使い分けていました。またちょっとした規模のバスターミナルとも隣接しています。鹿島臨海鉄道の新鉾田駅とは徒歩15分くらいで連絡できました。
鉾田駅にて折り返しを待つKR-503。私が最後に乗車した車輌です。
終点鉾田で1本列車を撮影し終え、クルマのシートに身を沈めました。既にデジカメは電池切れ、完全に日没してしまったので銀塩の出番もありません。「帰るか…。」しかしなぜか手がイグニッションキーに伸びません。この時点でまだ廃止まで2週間ほどあるとはいえ、恐らく今日が私にとって最後の訪問になるはず。そう考えると、この地から離れるのがとてつもなく辛いことのように思われてなりませんでした。「最後にもう1度だけ列車に乗っていこう…!」 今日午前中に乗車していなかった区間、鉾田-浜間を往復することに決め、カメラ類はクルマに置いたままにして再び車中の人となりました。最後の乗車列車は19:19鉾田発KR-501と、20:07浜発KR-503。さすがに平日のこの時間、「お名残乗車」的な人は他にいませんでした。また浜駅で折り返しを待つ30分ほども、全く孤独な時間となりました。それは多分、私にとって鹿島鉄道とのお別れをするのに必要な儀式だったのだと思います。折り返しの列車もついに鉾田到着。いよいよお別れの時が来ました。運転士さんに心を込めて運賃を渡し、折り返しで石岡へ向かう列車のテールライトが見えなくなるまで見送り、その後、後ろ髪を引かれる思いでこの地を後にしたのでした。
ありがとう、そしてさようなら鹿島鉄道!
P:まるはね(2007.3.15撮影)
投稿者 まるはね : 2007年04月13日 22:32
2007年04月12日
鹿島鉄道ラスト・トリップ その3
鹿島鉄道全駅カタログ、続きは常陸小川駅から行ってみましょう!
途中駅では最も中核的な駅で、この駅止まりの列車も数多く設定されていました。駅舎自体は意外に近代的なコンクリート製。線路配置は2面3線ですが通常は駅舎に近い方からの2線しか使われていませんでした。またご存知の通り貨物上屋、側線それに静態保存のDD901がありファンに愛されていましたが、廃止に先立ってDD901は誠に残念ながら解体されてしまいました。貨物上屋は最後まで残されていましたね。
1面1線。「かしてつを救え!」キャンペーンの中心となっていた高校生御用達駅。ホームの壁画からも彼らの愛着ぶりがうかがえるようです。代替バスとなってしまった今、彼らの心境はいかばかりか…。
沿線最大のシーニックポイント、霞ヶ浦湖畔沿いにあります。撮影派はかなりの頻度で訪れたはず。島式ホームの1面2線の交換可能駅。駅舎はログハウス風で無人駅ですが事務スペースは設けられています。
1面1線。湖畔を走っていたと思ったら急にこの駅は山中風、切り通しの中となります。周囲に住宅も見えず、結構両隣の駅からはギャップを感じるところです。
再び湖畔の開けたところに出ます。1面1線ですが、かつては渡船(鉄道名の由来、鹿島神宮へのアクセス)との連絡駅でもっと大規模な施設があったとか。今は痕跡をうかがうのも困難ですが…。
先の浜駅を出た後、線路はぐっと北上して内陸の丘陵地帯へ向かいます。この駅は常陸小川と並んで大規模な施設を持つ駅。島式ホーム1面2線の交換可能駅で、さらに貨物側線・上屋も残っておりシーナリー観察ができました。駅前から街道筋につながる道路には古風なちょっとした商店街が連なっており、できればちょっと歩いてみたかったのですが今回は断念…。
さすがに全駅紹介となるとなかなか終わりませんが、次回で最終回の予定です。
P:まるはね(2007.3.15撮影)
投稿者 まるはね : 2007年04月12日 14:10
2007年04月11日
井川線で奧大井湖上駅訪問(後編)
こんばんは、(み)です。今回は4月5日の「前編」に引き続きまして、奧大井湖上駅訪問の続編をお送りします。
▲奧大井湖上駅の構内。駅に降り立ってみると意外と普通な無人駅だ。
千頭からだと井川線で13.9km、およそ1時間で奧大井湖上駅に到着します。長島ダムによって造られた広大なダム湖が大きく蛇行するその突端にこの駅は設けられています。これまでの写真などで見ていた印象からは、駅に立つとグルリと周囲のダム湖が望めるような印象がありましたが、いざ着いてみるとごく普通の無人駅の風情とさほど変わりはありません。ただホーム上に「風の忘れもの」と呼ばれる鐘が設置されていたり、駅後方にログハウス風のコテージがあったりと、明らかに観光客向けの駅といった印象があります。この時に降り立ったのは自分を含め4人だけでしたが、次の下りではおよそ20名もの家族連れを中心とした観光客が降りていました。
▲駅上方にあるコテージ、その名も「レイクコテージ奥大井」。中には展望台と休憩室、トイレがある
簡易な待合のあるホームを後にして、まずは背後のコテージへ向かいます。意外と周囲には木々も多く、突端・崖っぷちと言うよりは普通に山の中の駅といったイメージです。駅から陸地沿いに行けるところはどうやらこのコテージまでで、外界への接点は井川線の鉄橋「レインボーブリッジ」を井川方向に渡った先ということになっています。
▲コテージから見た駅構内。正面に見えるグレーの橋は付け替え前の旧線のもの。
実はこの駅を取り巻くように、旧線跡が対岸に沿って走っています。この時点では水面より高い位置に顔を出していましたが、水位によっては完全に水没してしまう時もあるようです。旧線との合流地点は、この奧大井湖上駅から井川方向に橋とトンネルを越えた先となります。
さて駅も一通り見たことですし、橋を井川側に渡って対岸に出てみましょう。
▲レインボーブリッジの井川側より駅方向を見る。列車の左側に見える灰色の部分が歩行者用の通路となる。橋の途中に掲げられている吹き流しもそり返るほどの突風だ。
水面からの高さも大きく、見た目に恐怖感たっぷりの橋ではありますが、実際に渡ってみると手スリの高さが充分にあることから、それほどの恐怖は感じられません。ただたまたまこの日は、橋の途中に設けられた吹き流しがそり返ってしまうほどの突風が吹き付けていたため、むしろその影響で列車が止まってしまわないかの方が心配なくらいでした。
しかしせっかく駅全体を俯瞰するポイントまで行こうとしたにも関わらず、道はすぐに通行止めになってしまいました。理由は書いてありませんが、以前からこの付近の歩道は観光客の通行を巡って何やら問題があったとも聞いているほか崖崩れの可能性も否定できず、有刺鉄線まで使って閉鎖されている以上は俯瞰はあきらめ、引き返すしかありません。
まずはこの場所で上り列車を撮影したあと駅に戻り、次に来る下り列車に乗車して一度井川へ向かいます。そこで食事の後、今度は隣の接岨峡温泉駅に降り立ち、そこから駅俯瞰ポイントまで往復することとしました。
▲対岸より見た駅全景(手前が井川側)。巨大スケールのものが手のひらの中に収まってしまうような、不思議な感覚を味わえる光景(クリックするとポップアップします)。
接岨峡温泉駅より長島ダムの方向へ県道を歩くことおよそ20分、県道からさらに分岐した旧道を通り、あの雑誌やパンフレットなどで有名な写真の場所までたどり着くことができました。あれだけ巨大な鉄橋が小さくしか見えないほどのスケール感に愕然。間もなくやって来た列車は機関車を含めて10両編成という、長編成のものでした。撮影後直ちに接岨峡温泉駅まで戻り、帰りの上り列車に間に合わせます。
▲帰りの列車内から見た、奧大井湖上駅付近に見え隠れする旧線跡と道路跡。新しいものと古いものの対比も鮮烈だ。
この日はほぼ1日をこの奧大井周辺で過ごしたわけですが、人間のスケールをはるかに超越した自然や構造物、そしてそれとは対照的なミニスケールの人間の営みがこの奧大井という場所には同居するという、不思議な魅力を感じての帰路となりました。
投稿者 (み) : 2007年04月11日 22:21
2007年04月10日
エコーモデル製16番パーツ発売中!

皆様、こんにちは。
だいぶご無沙汰しております。
RM MODELS編集部・高二(仮)@入社4ヶ月目くらい でございます。
さてさて
ホビダスショッピングにエコーモデル製16番車輌パーツが大量入荷したとの情報が届きましたので早速お知らせいたします。
ホビダス取扱いのエコーモデル製パーツといえば、すでに蒸気機関車用がおなじみですが、このたび電気機関車、電車、客車、貨車等々のパーツを新規に追加!
まずは組立や改造によく使われる、比較的汎用性の高い種類を中心にセレクトいたしました。もちろん各種車輌に合わせたカテゴリを新設していますので、探しやすさは抜群です。

16番スケールとはいえ1つ1つのパーツは微小ですから、商品形態を掴みやすいようサンプル画像は大きめのサイズに設定してあります。詳しい方でしたら説明文を読まなくても画像だけでご希望の品に辿り着いてしまえそうですね。
さらに、来月の初め頃から残りのパーツ群をどんどん追加してゆくとのことですので、工作派の皆様はどうぞお楽しみに!
投稿者 隆 : 2007年04月10日 16:45
2007年04月09日
鹿島鉄道ラスト・トリップ その2
こんにちは、副編まるはねです。廃止直前の鹿島鉄道訪問の第二回をお送りします。昼下がりまで沿線での走行写真を撮影した後、一度石岡駅に戻ってクルマに乗り込みました。やりたかったことは、石岡から鉾田までの全駅を訪ねて記録すること。ホビダスユーザー向けブログの「姉崎機関区」さんと同じ趣旨ですが(参考にさせていただきました)、やはり車窓から見るだけでなく、実際に地上側から駅施設を観察したかったのです。理想を言えばこれも全て列車を乗り降りしながら行なうと良いのかもしれませんが、列車頻度の関係もありクルマで実施した次第。それにクルマで訪ねると、その駅の置かれた地政学的環境も少し見えてきたりするものです。列車で訪ねた場合、駅周辺しか歩けなかったりしますが、クルマで行くと幹線道路や市街地との隔たりなどがよくわかりますからね。
それでは鹿島鉄道全駅カタログ、駆け足となりますが行ってみましょう!
始発駅にして、JR常磐線との接続駅。機関区や車掌区など中枢機能が集中しています。跨線橋から全ての要素が観察できるのは実に模型的でした。またホームの待合室や看板なども巧まずして非常にレトロな味を出しており、旅人をなごませてくれたものです。ちなみに鹿島独自の駅舎はなく、JRの駅舎から共通で出入りする構造でした。
1989年開業と、鹿島で最も新しい駅でした。対向式ホーム2面2線の交換可能駅。隣接のニュータウン住民向けの駅であり、駅舎は凝った意匠を持ちます。個人的には、ローカル私鉄と超近代的な駅舎というミスマッチが結構気に入っていました。
このあたりからしばらく国道とほぼ併走して線路が走ります。この駅は1面1線のごくシンプルな駅。運動公園のような施設と隣接しており、地元の方にとっては結構便利な駅だったのではないでしょうか。
対向式ホーム2面2線の交換可能駅。工場地帯の真ん中にあります。この駅止まりの列車も設定されていました。
1面1線。併走する道路より1段低い位置に線路があります。島式ホーム用(?)のY字屋根で待合所と自転車置き場の屋根を兼用しているのはユニーク。
1面1線。コンクリート製の待合室が同鉄道の中では珍しいです(ログハウス風が多い)。駅名版が略字の「四ヶ村」となっているのも面白いところ。
本日はここまで、続きはまた次回ということで。
P:まるはね(2007.3.15撮影)
投稿者 まるはね : 2007年04月09日 12:23
2007年04月06日
【本日放送開始!】BSジャパン・鉄道模型ちゃんねる
こんにちは、副編まるはねです。さて、RMM141号193ページでも告知しておりますが、BSジャパン(BSデジタル7ch・テレビ東京系列)にて、鉄道模型を題材とした新しいテレビ番組、「鉄道模型ちゃんねる」が今晩より放送開始となります。そこで今回は記念すべき第一回目の模様を先取りにて本ブログでご紹介しましょう!
上のロゴをクリックすると番組HPへジャンプします!
第一回 OA:4月6日(金)24時~ 再放送:4月8日(日)午前11時30分~
「ゲージマイスター紹介」
出演:DDF 三宅一朗・田中亮
毎回、鉄道ファン界で憧れられている鉄道模型作りの達人(=ゲージマイスター)が登場、鉄道模型作品を作り上げる様子をドキュメントします。そこで発揮される達人の神技、鉄道模型ファンが知りたかったコツを映像で克明に紹介。
今回はジオラマの再現力No1という評価もあるあのDDFが登場です! 作品の設計とプロデュースを行なうDDF代表三宅一朗氏が製作担当として指名したのが、ルーキー田中 亮氏(27)。DDF師弟共作により150分の1の世界を実現します。
実際に現地に赴き、そこを忠実にジオラマとしてモデル化するのが本番組最大の特徴。こちらを向いて線路を指差しているのがDDF三宅代表。
テーマ:春の伊豆「伊豆急行 北川(ほっかわ)駅」
第一回は「春の伊豆」がテーマ。今回それを担当した三宅・田中コンビは製作のためロケーションハンティング(現場下見)へ。電車に乗り込み旅情あふれる春の東伊豆へ向かいました。そして決めたエリアは伊豆急行の北川(ほっかわ)駅周辺。
DDFのモデラー、田中氏がジオラマを仕上げている工程を、映像でリアルに感じることができます。
ポイントは「駅舎が特徴的なホーム」「向山高架橋&トンネルへの立体的なライン」「「背後に広がるミカン畑&春の花」など、面白い要素が沢山詰まっている場所です。製作担当の田中氏はコンテストに入賞する程の腕前で、「北海道出身なので自然が得意…特に春の草花は自分なりの色が出せると思います」と製作の意気込みを語ります。そして披露したテクニックは模型材料とはほど遠いある素材(その秘密は番組にて!)でした。さらに次々に披露される最強の模型製作集団の技の数々。完成したジオラマの仕上がりは圧巻。現実よりも情感豊かに仕上げられ、伊豆急行のNゲージがトンネルから登場し陸橋を通過、ホームへ…。鉄道模型ファンでなくても魅了する出来映えとなっています。
完成したジオラマ。番組ではもちろん細部まで克明に鑑賞することができます。
この他、「鉄子アイドル」として有名なアイドル豊岡真澄ちゃんが各地の鉄道を訪ね、普段は見ることができない細部の構造に迫るというミニコーナー「車輌へGO!」も楽しみです。今回は西武鉄道の特急車10000系がテーマで、実際に真澄ちゃん自身が小手指車両基地を訪ね、ニューレッドアローこと10000系を車輌ピット線内で床下・台車部分・天井部分など細部にわたって構造などを華々しくリポートします。模型作りのヒントになるよう長さや角度までも測定しますのでこちらも要チェック!
西武10000系の前で取材を行なっている豊岡真澄ちゃん。この後メジャーをもってあんなところやこんなところの寸法を測ってしまいます!
BS放送を受信できる環境の方は、是非チェックして見てくださいね!
●放送局:BSジャパン(BSデジタル7ch・テレビ東京系・無料放送)
●放送時間:毎週金曜24時~
(再放送)毎週日曜午前11時30分~
●番組HP:http://www.bs-j.co.jp/tetsumo/
P:番組提供
投稿者 まるはね : 2007年04月06日 18:00
2007年04月05日
井川線・奧大井湖上駅訪問(前編)
▲井川線の付け替え新線上にある「レインボーブリッジ」を渡り奧大井湖上駅に進入する井川行列車。機関車を含めて10連と、かなりの長編成だ。2007年4月1日、奧大井湖上駅。
(クリックするとポップアップします)
久しぶりになります、(み)でございます。
先週末に大井川鐵道へ出掛けてまいりました。これまで大井川鐵道へはSL列車の乗車で出掛けたことはあったものの、井川線内は未踏破の領域でして初めての乗車となりました。したがって現在の一部アプト区間を含む新線に付け替えられる以前の乗車は残念ながら体験できなかったわけですが、今回の訪問でいわゆる「秘境駅」として一部のファンに有名な奧大井湖上駅に下車するなど、井川線の魅力の一端に触れてまいりました。ここでは井川線に乗っての同駅訪問を2回に分けて紹介してみましょう。
<写真はいずれも2007年4月1日、撮影(み)>
▲奧泉駅に入線する井川線列車。先頭客車より後方のディーゼル機関車を制御することにより、推進運転されている。これからこのミニ列車に乗って奧大井湖上駅へ出掛けてみるとしよう。
▲井川線客車はナローゲージかと見まごうほど小さなボディ。網棚付の車輌は数少ないようだ。形式標記はほとんどが「スロフ」だが、特別料金を取られるわけではない。
大井川鐵道井川線は、大井川水系上流へのダムや発電所建設のための資材輸送を目的に、戦前に建設された富士電力専用線~千頭森林鉄道をその前身とします。当初はその車体の小ささからも連想される通り、762mm軌間のいわゆるナロー規格でしたが、大井川本線との直通輸送を行なう関係から、昭和11年に1067mmへの改軌が行なわれています。戦後は中部電力の専用線として井川までの延伸を行ない、1959(昭和34)年より大井川鉄道井川線として旅客営業を開始しました。現在では資材輸送線というよりは旅客輸送のウェイトの方が高いほど、観光路線として定着しています。
▲2001(平成13)年完成の長島ダム。井川線のアプト区間(アプトいちしろ~長島ダム間)通過中、車窓正面に見ることができる。
そんな井川線に転機が訪れます。昭和40年代後半より大井川上流の井川線平田付近に、堤高109mという巨大なダム「長島ダム」の事業計画がわき上がりました。それにより井川線の線路も水没が確実となり、付け替えに際してのさまざまな対策が考えられる中で、国内最急勾配となる90/1000(90パーミル)のアプト式線路を敷設するという大胆な案が実現することとなりました。こうして同線のアプトいちしろ(旧川根市代)駅よりダム堰堤付近に新設された長島ダム駅まで、現在では国内で唯一となるラックレールを使ったアプト式による運行が1990(平成2)年より開始されました。
▲アプト区間専用の電気機関車ED90形。鉄道線としては決して大型の機関車ではないが、連結された客車+ディーゼル機関車がまるで無蓋貨車のように小さく見える。
▲アプト式電気機関車に後押しをされ長島ダムへ向かう列車より。この区間のみ電化線かつ車輌限界が大きく建設されているため、ED90形はこの区間封じ込めとされ、他区間への線路を使った回送は不可能だ。
長島ダム駅で電気機関車を切り離し、再びディーゼル機関車に押されて長島ダム湖畔を進みます。集落がダム湖底に沈んでしまったひらんだ(平田)を過ぎると、車窓右手にダム湖を横断する長大な鉄橋が見えてきます。これが「レインボーブリッジ」と呼ばれる2連の鉄橋で、その橋の間が今回の目的地、奧大井湖上駅となります。この続きは次回に紹介します。
▲車窓右側前方に「レインボーブリッジ」が見えてきた。この2本連なる橋の中継地点に「奧大井湖上駅」がある。「レインボーブリッジ」の命名については、東京のものより先だと車内放送で告げていた。
投稿者 (み) : 2007年04月05日 20:26
2007年04月04日
鹿島鉄道ラスト・トリップ その1
こんにちは、副編まるはねです。いよいよ新年度、気持ちも新たに仕事・学業に意欲を燃やしていらっしゃる方も多いことでしょう。しかし鉄道の世界では昨年度末、つまり去る3月31日限りで2つの鉄道がこの世から消滅してしまいました。茨城の鹿島鉄道と宮城のくりはら田園鉄道です。せっかくの春の陽気が、今年は大きな喪失感によって空虚にすら感じられます。個人的に3月中旬から下旬にかけて、それら2つの鉄道にお別れを告げる旅をしてきたので、その模様をお伝えすることではなむけとしたいと思います。
私が鹿島鉄道を訪ねたのは3月15日(木)。既にこの時点で土日は都心のラッシュ並みの混雑と聞いていたので、あえて平日に休みをとっての訪問でした。また、まだ走っているところを見たことのなかった旧夕張鉄道のキハ714の乗車・撮影をすることも大きな目的でした。
石岡駅前にクルマをパークし、例の跨線橋から見下ろすと…。いました! キハ714が盛んにエンジンを空ぶかしして暖機しています! もうもうと白煙を吹き出し、爆音を奏でている様子は迫力です。実はこのキハ714、唯一ワンマン化されていないため、平日朝の高校生通学列車(石岡発8:07発)に限定で運用されていたとのこと。かつてはキハ600形との2連で運行されていたようですが、今日は私のようなファンを含めても単行で十分くらいの乗客しかいませんでした。
「生きているキハ714」に初めて会えました…! 朝も早からクルマを飛ばしてきた甲斐があったってもんです。本ブログの最後にこのシーンの動画もアップしました。DMH17エンジンの咆哮を聞いてみてください! 石岡機関区
待望の初乗車は、霞ヶ浦湖畔の浜駅まで。TR29とほぼ同形のクラシックなNH38台車の乗り心地もたっぷり味わえましたよ。降車時、扉が手動だった点も懐かしかったです。浜駅の鉾田寄り、国道がオーバークロスする有名ポイントから返しのキハ714を狙いました。
霞ヶ浦をバックに、のどかな風景の中を行くキハ714。このシーンも、本ブログ最後に動画をアップしています。浜-玉造町
しかし旧型車がひっきりなしに動いているのには驚きました。最後の日々に一花咲かせようという鉄道側の親心なのか、全車が必ず一運用は入っていたようです。沿線でちょっとお話したファンの方に聞いた話ではこのところずっとそれで固定した運用となっているそうで、特にキハ602などはわずか残り1ヶ月ほどのためにわざわざ全検を通したとのことでした。おかげでキハ431、432、602(もちろんKR-500形も)に乗車・撮影もでき、非常に楽しむことができました。
筑波山をバックに行くキハ431。筑波山と言えば、かつての筑波鉄道廃止からちょうど20年なんですね。そう考えると鹿島はこの20年、十分健闘していたと思います。桃浦-小川高校下
船溜まりの前を行くKR-502。TOMIXのキハ120あたりの改造でコイツも作りたくなってきました。桃浦-小川高校下
あいにくの曇り空でしたが、全検を通ったばかりというキハ602です。歴戦のつわものだけに、どこかで静態保存されると良いのですが…。 桃浦-小川高校下
実は訪問前、ちょっと不安に思っていたことがありました。鹿島鉄道公式HPによると「構内での写真撮影は禁止しています」とあったからです。これは末期の野上鉄道のように、鉄道側とファン側とで何か不穏な対立関係でも発生しているのではと思ってしまったのですが、実際には「構内」とは石岡機関区構内のことを指していたようで、駅構内での撮影はマナーにさえ注意すれば事実上自由でした。かつてはあいさつ・記帳の上で自由に見学できた石岡機関区ですが、この人並みが押し寄せては立ち入り禁止となるのも無理ないこと。最後の最後まで、鹿島鉄道の職員の方々は実に誠実に、温かくファンを迎えてくださったのです。本当に感謝しているとともに、長年お疲れ様でしたとお伝えしたいと思います。
園部川の鉄橋を渡るキハ432。当日のヘッドマークは、片側が「ありがとうございました」、反対側が「みなさまさようなら」となっていて泣かせました。常陸小川-小川高校下
沿線での撮影を一通り気の済むまで行なった後、一度石岡駅まで引き返してクルマに乗りました。オールスターキャストだったDCたちも、気づくと旧型車はほぼ車庫に収められ、KR-500ばかりが単調な運用に就くようになっています。現在午後2時半。日が暮れるまでに私が行なったことは…。以下次回に続きます。
オマケ動画です。
その1
キハ714のエンジン暖機シーン。サーキットのパドックを思わせるブリッピングが泣かせます!
その2
撮影地ガイドでおなじみの陸橋から見下ろし撮影したキハ714。シャッター音がうるさいのはご勘弁を…。スチルと同時に撮影してますので…。
P(動画含む):まるはね(2007.3.15撮影)
投稿者 まるはね : 2007年04月04日 22:01
2007年04月03日
ニュルンベルク・トイ・メッセの動画、好評配信中!
ブログをご覧の皆様こんにちは。さて3月5日に投稿させていただきました、「ヨーロッパの鉄道チョットいい話・ブログ出張版」において、ニュルンベルク・トイ・メッセ2007で展示されたサンプルをトピックス的にお伝えいたしましたが、現在発売中のRM MODELS141号112~117頁においても「ニュルンベルク・トイ・メッセ2007 PART1」として、今年最も注目のTEEモデルを中心に、各メーカーの試作品や新製品サンプルを掲載いたしております。取材に行ったPPLの石塚さんには、今年はスチールのみでなく映像でもその様子を収めていただくようお願いしており、是非ブログをご覧の皆様にも、外国型モデルの魅力を感じていただきたいと思います。

そこで、本日の投稿ではその記事に関連して、ニュルンベルク・トイ・メッセ2007の会場で展示された試作品・新製品サンプルやレイアウトなどの動画をご紹介いたします。これらの動画は3月26日より本サイト「ホビダスTV・鉄道コーナー」にて配信をさせていただいておりますが、改めて本ブログでもご紹介させていただきます。
【動画の内容】
オーストリアのROCO製のHO試作モデル(DBのE10電気機関車とUIC-x 2等Bm客車)のデモ走行をご紹介。DCCにより室内灯・ヘッドライトの点灯・消灯はもちろん、車掌のホイッスルや電気機関車のモーターの唸りなどのサウンド、パンタグラフの上げ下げのギミックを収録。極めつけは客車のドアの開閉ギミック。特別な展示台により列車が静止した状態であるため、これらの動きがハッキリとご覧いただけます。
(上のバナーをクリックしていただければ、動画がご覧いただけます。)
【動画の内容】
MINITRIXのブースに展開されたヨーロッパ型Nゲージレイアウトをご紹介。山岳都市をイメージさせる風景をディーゼル機関車の牽引するカラフルな貨物列車や電気機関車が牽引する客車列車など5列車以上が同時走行する圧巻のシーンを収録。駅やヤードに停車している多種多様な車輌も見どころです。
(上のバナーをクリックしていただければ、動画がご覧いただけます。)
RM MODELSでは、4月21日発売予定の142号および5月21日発売予定の143号にて、「ニュルンベルク・トイ・メッセ2007」のレポートを連載予定で、動画につきましても、今後、幾つか「ホビダスTV・鉄道コーナー」にて配信を予定しております。また配信されましたら、随時、本ブログでもご案内させていただきます。
投稿者 RMM編集部 : 2007年04月03日 12:57
2007年04月02日
Nスケール蒸機初のDCCサウンド搭載製品登場!

Nスケール蒸気機関車初のDCCサウンドデコーダ搭載済新製品となるアメリカ、アサーン製の大型旅客機「チャレンジャー」が登場しました。このサンプルは、RMM137号「DCC特集」でお世話になり、米国型でお馴染みの「さかつう」さんからお借りしものです。

▲編集部新人(高橋第二)こと(高二)がビデオカメラでテスト撮影。
早速レールを敷き、どんなサウンドなのかと心躍るものの、気が付けば、「DCC特集」からだいぶ間が空きKATO DCS50Kコントローラーを触るのも久しぶり。プログラム設定やファンクション機能も、記憶を頼りに「トライ!」するものの、目を白黒させるだけで、一向に手が進まないワタクシ(龍)。

▲DCS50Kコントローラーを触るのは初めてのはずなのだが、(高二)は次から次へと問題をクリア。
もと外資系コンピューター会社の仕事をしていた編集部新人(高二)。英字の取説を読むのは、お手のもの。次々と英文を読解して、ファンクション設定を進めてゆく。…かたやワタクシ(龍)は、少しは操作の易しそうなデジタルビデオカメラの機能設定にいそしむ。そして、自分が機械オンチな世代へと片足を突っ込み始めたことを悟る。
「そういえば最近、マクラが親父のと同じ匂いがし始めたしなぁ。」
……ようやく音量も最大値に。これで設定が完了。
さてさて、まだ編集中なので、仮編段階のごく簡単な動画ではありますが、まずはDCCサウンドをちょっぴり楽しんでみてください。
投稿者 龍 : 2007年04月02日 10:29
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