鉄道ホビダス

第二回軽便鉄道模型祭

こんにちは、副編まるはねです。既に名取編集顧問に先を越されていますが、RM MODELS編集部としてもちゃんと取材行って来ましたよ、軽便鉄道模型祭。このイベントはナローゲージモデルを愛する団体・個人とメーカー・ショップが一同に会して出展、交流を図るというもの。昨年の池袋での初開催に続き、今年は中野サンプラザに会場を移し、2つの部屋をフルに使って展開されました。

助六作業軌道の中でも有名な5段ティンバートレッスル。「くりしま牧場」さんの作品。

団体・個人の部では、KMC(木曽モジュール倶楽部)とKBMC(軽便モジュール倶楽部)のHOeモジュール展示が圧巻でした。前者は木曽森林鉄道をモチーフに統一規格でのモジュール製作を行なっているクラブですが、今年は特に助六作業軌道という2線級の部分をテーマとし、実在したシーンを中心に数々の新作モジュールを披露しました。「統一規格のモジュール」とは言っても、入り口・出口の寸法さえ遵守すればかなり自由なことができるので、奥行きのあるロギングモデルの迫力が各モジュールから伝わってきました。

集材機によって集められた材木の積み込み場。奥の方にはダブルオメガ状のカーブも見える。「小鹿酒歩」さんの作品。


一方のKBMCは比較的新しいクラブで、KMCから発展的に分派したような存在。木曽だけに限らない軽便鉄道一般にモチーフを求めているのが特徴で、今回は沼尻鉄道をテーマに、やはり基本的に実在するシーンを再現する方向性で展示を行ないました。起点の川桁から終点の沼尻まで、のどかな田園風景などを中心に、見ていて心が穏やかになるような平和なシーンが連続します。両端の駅シーンは会員各氏の合作によっていることも特徴で、大規模なシーナリーは見る人の目を釘付けにしました。ちなみに両クラブとも車輌の制御は完全にDCC化されており、この方面での取組でも先進的と言えます。

沼尻鉄道の起点、国鉄との接続駅であった川桁駅。駅舎はもちろん、構内配線も忠実に実物を模している。カーブしたホームを逆手にとってコーナーモジュールとして製作。

矢島さん製作の「白津付近」モジュールから、宮下さん製作の「白津(停留所)」モジュールを望む。未舗装道路の脇に頼りなげに敷設された軽便の雰囲気が最高!


他にもクリッターズ・クラブ、On30-fans、日出生(ひじゅう)交通といったクラブが個性的なレイアウトや車輌作品を展示していましたので、ほんのさわりのシーンをご覧に入れましょう。

クリッターズ・クラブの新井一雄さん製作、「石畑鉱業株式会社栗倉鉱業所」(1:87/6.5mm)のワンシーン。ミニレイアウトとは思えない奥行きを感じさせる。

日出生交通主宰の管 晴彦さん製作、「立田山粘土鉱山」より。こちらも写真パネルを使用したミニモジュールのワンシーン。

On30-fans、小泉宣夫さん製作の「かたばみ軌道」。Oスケールと言えどミニマムスペースでレイアウトを展開できるのがナローの魅力の一つ


メーカー・ショップが出展する物販コーナーもやはりファンなら気になるところ。会場限定品があったり、ジャンクモノ放出があったり、いち早く新製品試作品の展示を行なったりと見所満載でした。

Models IMONの新製品、加藤5t森林鉄道タイプ。(HOe)

エコーモデルの会場限定品、「ホームと待合所」キットの完成見本(HOe)。

ワールド工芸の新製品、コッペルCタンク帝室林野局10号機(左)と、草軽電鉄モハ101。(HOe)

全体的に展示された作品のレベルは非常に高く、また参加するファンの意識も高いところにあるという印象で、規模こそ小さいながら世界的にも胸を張れるイベントになりつつあるのではないでしょうか。米国のナローゲージコンベンションにも部分的には比肩しうる存在とは名取編集顧問も書いておりますが、年齢層が比較的若く(来場者の中には小学4年生まで…!←親に無理やり連れてこられたわけではありません、念のため)、今後の成長の余地は間違いなくこちらの方が大きいと思います。今年来られなかった方も来年は是非ご来場されることをオススメ致します。

P:RMM(青柳 明、まるはね)

2006年9月   

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