鉄道ホビダス

静岡鉄道おもしろ駅観察(前編)

こんにちは、副編まるはねです。

さて私、先日開催された静岡ホビーショーに合わせて、プライベートで静岡鉄道の「乗り鉄」して参りました。静岡鉄道と言うと、車種がステンレスの1000系に統一されていることもあり、いま一つファンの関心の薄い私鉄という感じがしますね。ストラクチャーの面で見ても、合理化が進んでいていわゆる「模『景』を歩く」的なシーンとは無縁のようにも思えます。ですがそもそもの規模が模型的といいますか、我々のレイアウト(特に小型のもの)を実際に製作しようとした場合、そこかしこにヒントになる情景が垣間見られるのではないか、というのが今回のテーマです。

高層ビルに囲まれた感じの新静岡駅。車輌は1000系ステンレスカー。

今回は路線両端のターミナル駅、新静岡駅と新清水駅を見ていきましょう。珍しいことに両駅ともJRとは接続しておらず(共に徒歩5~10分ほど離れています)、静鉄だけで機能が完結しているという点でも模型的と言えると思います。

新静岡駅は2面3線の地上ホームを持つ頭端駅。日中でも6分間隔という高頻度で電車が発着して活気がありますが、なにしろホームが短い! 静鉄では増結を全く行なわないため、有効長が18m×2輌編成分しかないのです。田舎のローカル私鉄ならともかく、高層建築の駅ビルに隣接したホームがこの長さというのはちょっと衝撃的。ご都合主義のレイアウトじゃないんだから…という感じですね。しかしこの駅の主役は、ホントは電車じゃなくてバスなのかもしれません。なにせ隣接するバスターミナルはなんと19もの乗り場を持つ巨大なもの。車種・大きさもさまざまな「しずてつジャストライン」のバスがひっきりなしに発着しておりました。

ホームを角度違いで観察。扉部分を除いてホーム柵が最近建てられたようだ。バスターミナルは写真左手のビルの向こう側にある。

巨大な新静岡駅バスターミナル。敷地面積も乗り場の数も、鉄道を圧倒している。

待機するバスの数々。事業者こそしずてつジャストライン1社だが、車種は意外にバリエーション豊富だ。

そうそう、駅舎はどんな形なのかって…? 実は新静岡の改札・駅事務所は地下商店街の一角にあるため、地上には「駅舎」に相当する建物はありません。でも行き止まりの地上ホームに入るのに一度地下に潜ってまた階段を上らなければならないのはよく考えてみるとちょっと「?」なカンジですね。


一方の新清水は2面2線、やはり地上の頭端駅となります。こちらはバスターミナルなどは併設されておらずこじんまりしたまとまり。駅舎部分はテナント入居スペースのある近代的なものですが、いかにも1970年代チックなスタイル。「昭和時代の近代化」というイメージで、1000系電車とは絶妙な組み合わせとなっています。またこの駅舎と反対側に「巴町口」という裏口があり、これがまた自転車置き場と細い通路、たい焼き屋さんの店舗と道具立ても揃って良い雰囲気。なんとなくタイムスリップしたような錯覚に陥っていたら、東京ではまずお目にかかれない昭和時代設計のトヨタ・コロナタクシーが走ってきて、ちょっと興奮してしまいました。

新清水駅の駅舎正面。1970年代の団地内商店街によく見られたデザインのような気がする。

駅舎反対側から観察。右側ホーム手前には構内踏み切りもある。右手が巴町口につながる。

正面とは打って変わってペーソス溢れる感じの巴町口。たい焼き屋さんもいい味出している。

昭和の駅には昭和のタクシー! FR最後の世代のコロナタクシーは10年ほど前に生産中止されているので、さすがに地方都市でも見かけなくなってきた。

次回は途中駅、狭いスペースにいかに効率よく駅を配置するかという「私鉄魂」爆発の駅をご覧に入れましょう。

P:まるはね(全て2006.5.19撮影)

2006年5月   

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